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先進校の視察で新たな視点をもらいました

2月5日と6日に、本校職員4名と愛知県の東浦町立緒川小学校と私立瀬戸SOLAN小学校の視察に行きました。

緒川小学校は、47年前から今の学習指導要領に示されているような、子供の主体性を活かし、子供自身が自分で考えて学んでいくスタイルの教育を行っている学校です。校舎もオープンスクールを真似て作られているので、壁がなくクラスも入り交じって子供たちが学んでいます。

 

2年生は図工の箱をつくる勉強と算数の立体の勉強を、自分でやりたい方から選んで学んでいます。こうやって2つの教科で関連するような学びは、自由進度で一人一人が自分のペースで学ぶような時間が、年に数回設けられています。

 

子供たちが自分から学べるような環境が、あちらこちらにあります。先生の関わり方が教える人ではなくて、案内を出してくれる人、のようになっているのです。

 

校内は47年前に作られたとは思えないくらいラーニングコモンズという広い空間が、子供たちの学びを支えています。

翌日は、瀬戸市にある瀬戸SOLAN小学校に、三重県教育委員会、豊橋市教育委員会と一緒に視察させてもらいました。この学校の理事長とは20年来の知人で、教育についていろいろと学ばせていただいている方です。瀬戸市立の小学校と中学校が廃校になった校舎をリノベーションして作られていますが、この学校も広い広いラーニングコモンズがあります。

 

普通教室も廊下との間がオープンで、グループで学び合えるような空間が・・

 

緒川小でもそうでしたが、子供たちが自ら学べるようにサポートをする掲示物などがしっかりと整えられています。

 

1年生の教室の前に、なぜ考えるわざを勉強するの?というように、学ぶことが何につながるのか、学力観が変わっていくしかけがありました。

どちらの学校も、習得・活用・探究という学習のストーリーがそれぞれの形で教職員が共有できるようになって、みんなが同じ方向に向かって共有された実践を、生き生きと行っている、私が理想とする学校の姿がありました。 4人の職員がその学校をみて、富勢小学校をみんなにとってすてきな学校にしていってくれると思います。

東浦町立緒川小学校ホームページ

瀬戸SOLAN小学校ホームページ