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2025年12月の記事一覧

富勢地区小学校合同研修会 2 生活・総合の実践からつけたい力をブレスト

相馬先生のご講話のあとは、富勢小・東小・西小、そこに県立柏高校の先生方も8人ほど加わって、各学年ブースに分かれてワークショップを通して、目指す子どもの姿を明らかにしていきました。

 

 

各学年、それぞれの学校でどのような活動を通して、どのような力を育もうと実践しているかを出し合っていきます。

  

  

最後は学年ごとに目指す姿を確認して、発表し合って、来年につないでいきます。

1年生 こんなことができるようになった と自分の成長を実感できる

2年生 地域の一員だと感じ 地域を知り、伝え、聞く。

3年生 地域の良さや価値を知る。

4年生 つながりを楽しむ

5年生 自分の身の回りに興味関心をもち、自ら課題を見出し、解決に向けてあきらめず取り組むことができる

6年生 地域の一員としての自覚を持ち、失敗を恐れず自分の力をいかす。

  

最後は、参観された県立柏高校の山田校長先生から講評をいただき、小と高が探究でつながっていくことを実感する合同研修会となりました。

富勢地区3小学校合同研修会 1 探求学習の講話

探求学習の講話は、県立東葛高校・県立柏高校などで生物の教師として教鞭をとられ、現在は芝浦工大附属柏中学高等学校で講師をされている、相馬 融 先生をお招きして行いました。

 

ご講演の骨子は以下の内容です。

探求学習の意味論 考えのプロセス 

これは一人一人が異なる。異なるペースで異なる学び方でおこなっていく。そういう学びが必要。

それに対して、人口が多い状況の東アジア圏では集団指導が多く、集団学習として定着していた方法である。

欧米は個別学習を進めてきたのは、人口の状況がアジアとはが大きく違うからである。

全ての人にとって探究が必要なのか

オリジナリティーが全員に必要か。模倣も大切

宮崎のニホンザルに、餌として砂の上に芋をまくと砂がつく。食べずらくなる。その中で若いサルが芋を海に投げ込んで、砂を落とし塩味をつける。おいしく食べられて若いサルはまねる。しかし老いているサルは真似をしない。でも10年たつと世代交代で洗うことが一般的になっている。オリジナルの文化になっている、模倣がオリジナルにつながっていく。

一斉指導が悪いことではない

基本的な学びには、一斉指導の形があっている。全ての教科をどの時間もアクティブラーニングにする必要はない。

教材研究は子どもをサポートすることがそのまま教材研究である。子どもと一緒に楽しんで学んでいくことが大切。

 指導体制をどうするか

スタッフは多い方がよい。だから、学校を超えて合同で指導することもよい。ボランティアに手伝ってもらう環境づくりもよい。しかしボランティアには手を出し過ぎない関わりをお願いしていくことが必要。

 探求のテーマをどう決めてもらうか

子どもたちのグループ構成は3人がベスト。4人は一人が遊んでしまう。テーマ設定でダメなものはダメだときちんと指導する。テーマが決められないことも個性と捉える。その中で、ある程度は教師の側で用意して、それをテーマとしていくことも大切。

留意すべき視点

SNS依存で簡単に調べて答えに行きつく、試行錯誤を経ない学びを正していく。見る、読むという情報収集手段に偏っている。手を使い、足を使い、メモを取っていく習慣をつけていく。発表でのプレゼン力は必要か?小学校では、プレゼン力まで問わなくてもよいのでは。

探究型の学びで見えてくるもの

長期間の観察ができるか。記録をきちんととれるか。数字の羅列から、レポートにまとめる価値を見出せるか。

 探究型の学びの楽しさ

今年は何をやろうか、という子どもが一定数出てくることで大成功。5年後20年後に探究の経験が花開けば素晴らしい。そういう息の長い学びの姿である。

 

わかりやすいお話で、大変参考になりました。教師自身が探求を楽しむことが子供たちの探求力を育てていくことになりますね。

 

地域学校協働活動ボランティアデーの17日

今日は地域学校協働活動本部の方々の動きで、大きな支援作業に総勢25人ものボランティアの方が集まって、一気に仕事を終了させてくださいました。授業支援をしてくれた高校生を含めると37人ものボランティアに支援をいただいた一日でした。

外では、花ボランティアの皆さんの呼びかけで、保護者7名が集まってくださり、子供たちのドリームフラワープロジェクトで、植えきれていないところの花壇の花を植えてくださりました。

 

 

後半は、最後に残った500株近い苗をプランターに土を入れて、卒業式の装飾用にプランターにセッティングしてくださいました。

 

寒くなり、苗も最後の状況だったので、大変助かりました。12時半過ぎまで作業をしていただき、すっかりと終了。これから陽だまりの中で大きく花を咲かせていきたいと思います。

図書館では、5年ぶり以上の蔵書点検を行い、午前2時間、午後2時間の4時間ですべての蔵書のバーコードを読み取ってもらいました。

 

 

大人の力でなければできない作業で、地域の方々を中心に読み聞かせボランティアの方も加わって完了することができました。

すぐ隣の部屋では、毎週水曜日に来てくださっている〇つけボランティアの4名の方が〇つけを支援してくださりました。

 

ボランティアではありませんが、就労支援の方々が全教室の廊下側窓をきれいに清掃してくださり、年末を控えて学校がきれいになってきました。

様々な点で、学校では人が必要になっています。

学校公開日1日目 菊地省三先生と集う&くすのきサポーターリーダー会

3時間目の6年生に向けた道徳の授業後に、本校保護者を対象にした懇話会を開いていただきました。

 

 

6名の保護者のみなさんと子どものコミュニケーションのこと、子どもの育ちに関わることなど、円卓で学べる機会となりました。

同じ時間帯では、くすのきサポーターリーダー会=地域学校協働活動本部の12月例会が開かれました。各ボランティアの活動報告と、地域学校協働活動本部をPTAに替わるしっかりとした学校支援団体としていくために、NPO化していくたたき台となる情報交流を行いました。

短時間でしたが、有意義な会議でした。

AIによる会議要約を掲載します。

くすのきリーダー会 12 月会の要約:
主要議題
• 地域学校共同活動の NPO 法人化について議論
• 文科省が NPO 化について問題ないことを確認
• 年間の運営費用確保が必要
• 法人化に向けたスケジュール案を提示
各ボランティア活動報告
• イベントボランティア: 12 月 1 日にイベント情報掲示、保険加入期間を 4 月-3 月に
変更
• 花いっぱいボランティア: 花壇の品質向上活動を継続
• 命の授業ボランティア: 4 年生対象の助産師による授業を実施予定、3 月以降に候補
者との顔合わせ
• 読み聞かせボランティア: 各学年 2 回実施、12 月にクリスマスイベント予定
• 安全ボランティア: 全クラスアンケート実施中、12 月 17 日までに回収完了予定
その他の決定事項
• 学校評価アンケートを 12 月中に実施(地域共同活動に関する設問を追加)
• 1 月 17 日の地域文化祭で 6 年生が音楽発表会に参加
• NPO 法人化に関する不明点・懸念事項の収集を継続審議