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令和2年度 校長室より

6日、新学期スタート!

 7時40分過ぎ、新学年の昇降口付近に、新しい学級名簿が貼り出され、子供たちは自分のクラスを確認します。そして7時50分に昇降口が開くと、今度は自分の靴箱を探して入れ、新しい教室に向かいました。新2年生、新5年生、新6年生は1校舎内の移動で済みましたが、新3年生は1校舎2階から2校舎1階へ、そして一番大きな移動は、新4年生。2校舎1階から1校舎4階へとかなりの移動距離でした。「何で4階まで行かなければいけないの?」と、文句は言いながらもその表情は嬉しそうでした。教室でも机と椅子、ロッカーには名前が表示されており、荷物を収めて自席に座ります。教室には旧担任や担外の職員がいます。8時15分、ライブ配信による転入教職員の紹介、昨日は12名の転入者を紹介しました。続いて始業式も放送で行いました。
 

 おはようございます。
 目標を立てること,「自分の命は自分で守る」ことを考えながら過ごすこと…この2つと「元気に会いましょう!」ということを約束して,今日を迎えました。私はとても嬉しく思います。皆さん,進級おめでとうございます! 今いる,新しい教室はどうですか? 周りにいる,新しい仲間はどうですか? これから1年間,自分を成長させるための大事な場所であり,大事な友達です。
 「よし!」という,皆さんの張り切った気持ちが伝わってきますが,残念ながら明日から17日まで休校になってしまいます。でも10日には102名の1年生が入学し,間違いなく全員そろっての新学期が始まります。感染症の怖さは皆さんもいろいろと知っているでしょう。見えないからこその怖さがあり,我慢しなければいけないこともたくさんあります。でも負けてはいられません。それは皆さんにとっての大事な時間だからです。「どうすれば病気にならないか」と考えて行動すること,「できないことの代わりになることはないか」と工夫することを,
 ○1年生の手本になる2年生は2年生らしく,
 ○新しい学習に挑戦する3年生は3年生らしく,
 ○高学年の仲間入りをする4年生は4年生らしく,
 ○6年生と一緒に学校を支える5年生は5年生らしく,
 ○富勢小の顔である6年生は,小学校最後の1年を過ごす6年生らしく,

考えて,行動することを私は期待します。『我慢と工夫』で感染症に立ち向かっていきましょうね。
 さて,今,皆さんがいる教室に何か,足りないものがありますよね? わかりますか?……そうです,担任の先生です。今から担任の先生が皆さんの教室に向かいます。目の前に登場した先生が,今日から1年間,皆さんと一緒に過ごす先生です。 それでは先生方,移動をお願いします!!

という私の話の後、各担任がそれぞれの教室に向かい、子供たちと対面…そんな形が今年の担任発表となりました。全校児童が集まる体育館とは違い、子供たちも、教職員も、ワクワク、ドキドキ感はいつもよりちょっとあったかもしれません。
 本来なら10時半下校でしたが、6年生担任から「ぜひ入学式の準備を少しでもさせてほしい」という希望があり、花運び、パイプイスや新入生用に2年生のイスの運び入れなどをやってもらいました。6年生としては新人ですが、その姿からは「やらなければ」という思いが感じられ、とても嬉しく思いました。いつもとは異なるスタートでしたが、元気な子供たちの姿、歓声、真剣な表情があり、いつもと同じ雰囲気は作れた感じです。短い時間ではありましたが、「始まった!」と実感でき、安心できた貴重な時間でした。
 明日からは休校となり、それぞれの家庭で、学校で、そして子供ルームで、日中を過ごすことになります。我慢することも多く、自分を励まし、少しでも前向きに取り組めるよう考えて、工夫していくことが必要です。どうぞ子供たちへの励ましをよろしくお願いします。来週には個人面談を予定しています。短時間でも結構です。「連携して子供たちを守る」という視点で時間を共有させていただきたいと思います。 

4月 別れがあり、出会いがある春!

 「ただいま!今日から心機一転、よろしくお願いします!」…4月1日、富勢小新体制での仕事始めの日、神﨑教諭の挨拶です。6日から新3年生になる子供たちが入学時に担任した職員です。「小学校の教諭に!」という目標を持ち、この4月、晴れて教諭に。そして富勢小に新規採用として戻ってきました。朝一番に転入職員の挨拶、そして2年目職員の、中島教諭と吉田教諭による“漫才風”「歓迎の言葉」に、職員室は笑いの渦に…。雨が降る、寒い一日でしたが、職員室をはじめ、校舎内は新しい風が吹き、終日、和やかに、そして活気に満ちあふれていました。富勢小に転入した職員は、次の13名です。
 山口祥子教頭(柏の葉小より) 廣井貴子教諭(松葉二小より) 髙野和子教諭(豊小より)
久保あしみ教諭(松葉一小より) 岡崎英俊教諭(我孫子・湖北台西小より) 神﨑智裕教諭(新規採用) 海老根千佳教諭(新規採用) 本田千春教諭(柏の葉小より) 飯野祐子教諭(柏五小より) 草原園恵講師(土小・逆井小より) 佐野浩美・学校図書館指導員(柏七小より)  田中泰子・教育支援員(花野井小より) 荒巻由美・後補充指導員(柏の葉小より) 

 3月には、今まで同僚として勤務してきた仲間と別れる寂しさで不安になりましたが、転入職員との出会いはまさに、“出会いがある春!”という感じで、元気が出ました。
 
                       4月7日(火)~17日(金) 休校

 そんな新体制で張り切って新学期準備に取り組んでいましたが、昨日。休校の決定がなされました。感染症の拡大状況は日に日に心配が増すばかり。「本当に新学期が迎えられるんだろうか?」そんな心配は3月末からずっとありました。教育委員会へも保護者の心配する声が増え続けているとのことです。感染拡大を防ぎ、子供たちの命を最優先に考えての「休校」とのこと。「明日に臨時の校長会議がある」との昨日の連絡があったときから、休校を想定しての準備を進めては来ましたが、「よし!」という教職員の張り切りに、少なからず影響はあります。昨日の午後、柏市からメールにて保護者の皆様にはお知らせしたとは思いますが、子供たちも「えっ?」そんな思いになったんではないでしょうか。とにかく、6日(月)には新学期のスタートとして登校し、新しい学級、新しい教室、そして新しい担任との出会いがあります。まずはその時を大事にしていきたいと思います。いつもの体育館に全員集合しての始業式はできません。そこは工夫をし、少しでも新鮮な出会いができるようにと準備を進めてきました。またメールにてお知らせしましたが、この休校中の取組として、次の3つを考えています。
  ○全学年児童の預かり(8時30分~15時)
    ○休校中の課題等のポスティング(8日、9日)
    ○休校中の個人面談の実施(13日~17日)

 まだ連絡体制も、担任との連携も整っていない年度始めの時期ですが、感染症による不安を少しでもやわらげるために、「できるだけ早くに保護者の皆様と連携することが必要」と考えての取組です。どうぞご理解とご協力をよろしくお願いします。
 最後になりました。私は富勢小の校長として、4年目を迎えることになりました。学校の新体制をいち早く整え、保護者の皆様と連携し、子供たちのための教育活動を進めて参りたいと思います。感染症という見えない敵に直面する試練の時、子供たちの成長を支えるのは大人しかいません。保護者の皆様と連携して、困難の時期を乗り切っていきたいと思います。そのためには今までとは違う“工夫”が求められていく1年です。中止、自粛、…と、後退する場面はあるかもしれませんが、何か別の形に変えていけるように考えて行きたいと思います。このHP『校長室より』でも様々な形で発信して行きたいと考えていますので、何かあればご意見をいただきたいと思います。