校長室より

平成31年度 校長室より

4つのアクション!

 今月5日に終了した八朔相撲ですが、これには続きがありました。相撲の報告の際にもお伝えしましたが、この時、富勢西小の6年生は学級閉鎖中で出場できず、富勢西小は6年生不在の個人戦と団体戦でした。普通なら「残念!」で終わるところですが、八朔相撲が地域の子供たちに根付いている証かもしれません。「何とか相撲をとりたい!」という思いで、6年生がアクションをかけました。「先生、富勢小と相撲の対戦はできませんか?」ここから昨日の対戦が実現しました。富勢西小から男女合わせて5名の6年生、富勢小からは14名の6年生(「僕も出たい!」という2名の5年生は残念ながら見学…)が出場、富勢西小1チーム、富勢小2チームの団体戦を体育館のマット上で行いました。両校の保護者の方も観戦し、八朔相撲のプチ実現です。富勢西小の気合いに刺激され、富勢小もスイッチが入り、対戦前から盛り上がりました。始めは富勢西小VS富勢小A。人数を7名に合わせての団体戦です。男子同士、女子同士の対戦もあれば男女の対戦もあります。勝ったり負けたり、白熱した対戦に歓声も大きくなっていきました。対戦後は笑顔だったり、両者が倒れ込んだ対戦では起き上がりながら、互いに肩を叩く気持ちの良い場面も見られたり、さわやかです。私は残念ながらここまで…打ち合わせがあり、職員室に戻ってしまいましたが、対戦終了後、伊藤校長からは「6年生は大満足でした!」とのこと。富勢小の子供たちも当然大満足のはずです。
 「富勢小と対戦したい!」と、八朔相撲に出場できなかった悔しさを何とか形に、という6年生が起こしたアクション、「連絡してみよう!」と、子供たちの思いを知った先生方が起こしたアクション、それを聞き入れて調整した富勢小の職員と「よし!」と集まった14名のアクション、そして子供たちの対戦を見守ってくださった保護者の皆様のアクション。この4つのアクションは本当に素晴らしいと思いました。全ては思い通りにはならず、我慢しなければならないこともあります。でも思いを伝え、何とかできることもあることがわかりました。わずか1時間ほどの時間でしたが、富勢地域ならではの光景でした。

市内音楽発表会に参加

 50回目を迎えた柏市小中学校音楽発表会は4日間に渡り、市内65校が参加して行われます。会場は柏市民文化会館、昨日はその3日目、富勢小吹奏楽部が参加しました。参加児童は71名でこの日の参加校では最も多い学校です。この日までの取組の中、体調を崩し、思うように練習に取り組めなかった子供もいましたが、この日は全員出席、ホッとしました。
 この日の参加校は小学校12校、中学校5校の17校で、富勢小は15番目、そして最後17番目に富勢中というプログラム。午前中は会場での鑑賞です。初参加の4年生は25名、会場の雰囲気に始めは緊張気味でスタートしましたが、「あ~あ、疲れた」という状態になってきました。「聴き方70点」「よし、90点、合格!」そんな話をしながら、午前中の9校の演奏を聴きました。ここ数年、毎年座席で聴いていますが、参加する子供たちの、ステージ上の表情も良く、工夫もあり、楽しい時間を過ごしています。聴き続けていると、金管合奏と吹奏楽の違いや演奏の難しさ、ソロを演奏する子供の技術の高さがよくわかってくる気がしました。この日は同じ曲を小学校と中学校で演奏する場面もあり、音量という点では中学生ですが、小学生も負けていない!そんな感じもしました。和太鼓などの和楽器を使った曲は子供たちの関心も高いようで、「こんな曲を演奏してみたい」そんな感想も聞かれました。合奏だけではありません。手賀東小は全校児童が参加しての合唱で、それぞれの学年の子供たちが役割を果たす様子から、まとまりを感じました。
 富勢小の曲は「アラジン」。4日に行われた励ます会では、“まだ仕上がっていない”状態(淺野教諭)で臨みましたが、あれから2週間、子供たちと担当者の努力によってまとまりのある演奏ができたように思います。「よくなった!でもまだまだなところもある。文化祭に向けてまた、頑張ろう!」と、淺野教諭は子供たちに声をかけていました。圧巻だったのは富勢中の演奏です。ジャズ演奏スタイルの隊形だけで目を引き、リズム、迫力、演奏しながらの動き、表情の良さ、そして先輩ということで、子供たちは見入って、聴き入っていました。1年生の校外学習ではバスレクでの成長について考えさせられましたが、この日は中学生になるとできることが増えること、自信を持って表現することの大切さ、そしてそれを支える自覚を持っての練習、そんなことを考えさせられました。「子供たちが憧れる富勢中の先輩たち」そんな姿をとても嬉しく思いました。各学校の演奏の後は毎年、プロ演奏家によるワンポイントレッスンが行われます。今年は千葉県内出身のオーボエ奏者・大苗さんとホルン奏者・麻埜さんでした。「高い音をきれいに出すには?」「柔らかい音はどうやって出すの?」という小中学生の疑問に、実際に吹きながら「息のスピード感が必要」「太めの息を送る」というアドバイス。実際の音の違いを聞くと、何となく伝わってきました。「良い演奏(音)を聴いて、自分で工夫しながら音を出してみること」「音楽にのめり込んで演奏すること」この2つが特に印象に残りました。始めから上手くいくわけはありません。「富勢中のように演奏したい」とは誰しも思うこと。そのためには練習に夢中になり、繰り返し、繰り返しの練習が必要です。地道な練習を重ねることができるか…子供たちの努力と指導者の熱意の大切さを改めて思いました。
 11月には校内の音楽祭があります。この音楽祭を楽しく、充実するために必要なことは演奏する側と聴く側の一体感です。両方の立場になる子供たちと聴く側の保護者の皆様がシーンとした静けさの雰囲気を作り出すことが更に良い演奏を引き出すことになるんだと、この日の演奏会から感じました。この日は多くの保護者の皆様にお出でいただき、子供たちの演奏を聴いていただきました。毎日の練習へのご支援とあわせて感謝いたします。ありがとうございました!

初めてのバス遠足

 予報では“晴れ”でしたが、朝、空には雲がいっぱい。中にはどんよりとした黒い雲も。雨が降るかも…そんな心配の中、迎えた1年生初めてのバス遠足。目的地は東武動物公園。終わってみればヒンヤリとした空気ではありましたが、時折陽射しも差し込む秋晴れの下、楽しい時間を過ごすことができました。
 7時50分集合、8時バスへ、そして8時10分出発。全員がそろって予定通りに時間は進みました。台風の影響で、我孫子と野田を結ぶ農道が使用できず、最近の学校周辺は朝と夕方は渋滞が目立ちます。昨日の遠足もその影響を受け、学校を出ても中々、国道16号線までたどり着くことができません。国道では朝の渋滞はありましたが、結構スムーズに向かうことができました。バスの中では上級学年のように「レク係を中心に」とはいかない1年生です。バスガイドさんが進行し、挨拶、自己紹介と進み、和やかな雰囲気ができあがっていきました。「ゆうちゃん」「えみちゃん」とは運転手さんとガイドさんの呼び名ですが、帰りまで覚えていた1年生に感心しました。歌を歌ったり、なぞなぞをしたりして、到着が30分ほど遅れはしたものの、無事に到着しました。幼稚園、保育園の子供たちと保護者、1年生、6年生と下学年の子供たちなど、埼玉県の学校が多いようでしたが、結構混雑しています。昼食の時間までまずは4~5名のグループ別行動です。「先生、らくだは何処?」「みんな、いなくなっちゃった…」もう子供たちは必死です。はぐれた子供たちはすぐに再会、お目当ての動物に会えない子供たちは地図を見ながら説明し、向かわせました。「らくだは何処?」というグループは、今、通ってきた所にらくだはしっかりといました。はぐれないよう気をつけることに集中する余り、動物を見逃したのでしょう。これも“初めての遠足”ならではの光景ですね。感心したことは時間を取っても意識していたことです。「今は○時だよ」「あと、○分で集合だよ」と、時計係の子が声かけをしていました。無事に昼食時刻には全員集合。待ちに待った楽しく、美味しいお弁当です。カラフルなお弁当と子供たちのはじける笑顔で、広場は最高の雰囲気でした。昼食後はクラス揃って、ダチョウ、キリン、サイ、ゾウ、そして小動物を見学。ダチョウの卵をさわった子供たちは興奮気味でした。
 帰りのバスに乗り込む前、「あ~疲れた!」という子供たち。「何が1番楽しかった?」と尋ねると「お弁当!」と返す、多くの子供たち。残念ながら今日の1年生にとっては、動物たちは脇役でした。帰りのバスに中ではおやつタイムにDVDタイム。お休みタイムの子供たちは数少なく、一日元気な子供たちでした。係を中心にバスレクを進めることができる6年生に向かって、1年生は今日から歩み出しました。2年生、3年生と進級するにつれてできることが増えていきます。そんなことを感じさせられた「初めてのバス遠足」でした。保護者の皆様、今日の“主役”のお弁当をはじめ、様々な準備をありがとうございました。
 来週は3年生・筑波山、5年生・林間学校、そして月末は4年生・千葉港と続く校外学習。学校以外でしかできない学びのため、準備をしっかりして取り組んでいきます。

台風の被害

 その光景はとてもショックでした。私の自宅は流山市東深井にあり、普段のウォーキングコースとして利根川と江戸川を結ぶ運河の土手があります。各地で台風による河川の崩壊が台風一過後報道されている中、昨日昼、いつものコースを見に行きました。江戸川の水量はもの凄く、土色の流れ、そして中央を草木が勢いよく流れています。運河の土手も普段歩くコースは水没して全く見えず、いつもは水の流れを見下ろしている車道から、今は5m程の所を水が流れています。江戸川にも運河の土手にも消防車が止まり、消防署員や消防団員が心配そうに様子を見ていました。雨は昨日の朝からほぼ一日中、降り続きました。これが2日続いたら、きっと川の水はあふれ出たことでしょう。ありえない、絶対そんなことはない、そんな光景が現実になり、目の前で起こっています。昨日は風雨が強い天候後の好天、明るい陽射しには絶望と悲しみを増長させる気がしました。
 「台風接近、しっかりと準備を!」ということで迎えた3連休。子供たちも家族の一員として台風を身近に感じ、一緒に対応してきたことでしょう。自然の驚異を感じ、不安になった場面もきっとあったはずです。自宅や付近一帯はいかがでしたか?学校の状況は校舎内の雨漏りと校庭に散乱した枝葉がありましたが、今のところ大きな問題はなさそうです。今回は「避難所準備」ということもあり、私たち職員は昨日朝から1日半、分担して学校に待機しました。朝から夕方、夕方から夜、夜から朝、朝から昼と、4つの組に分かれて職員数名と市教委の職員1名で、いざという時に備えて過ごしました。一番荒れた時期は12日の夕方から13日の未明にかけてだったでしょうか。風雨によって職員室の窓が鳴り、風の音が長い時間、続きました。私は夜、学校に向かったのですが、コンビニをはじめ店舗は閉まり、車の通りもほとんどありません。学校へは国道16号線を横断するのですが、信号待ちする車が全くいませんでした。結局、富勢小は避難所として開設することはなく、問い合わせが数件のみ。でも布施近隣センターには10名、富勢中には16名の避難者がいたとのこと。それだけ脅威の台風だったということがわかります。
 今回も台風は日本各地に大きな被害をもたらしました。被害が広範囲であることから、保護者の皆様の中にも親戚や知り合いの方が被災、という場合も多いはずです。本当に心より、お見舞い申し上げます。ラグビーの大一番、スコットランド戦前にも被災者に黙祷を捧げる場面がありましたが、みんなでこの、多くの被災を受け止めなければいけないことを実感します。

避難所の開設へ

 「富勢小も避難所開設の準備をお願いします」と、昨日の午前中に連絡があり、体制と運営の対応の準備をしました。大型で非常に強い台風19号についての報道は連日のように続いています。ガソリンスタンドやホームセンターでの混雑、コンビニにはパンがない、水やカップ麺の購入など、十分な備えをする状況を目の当たりにしました。様々なイベントの中止や交通機関の計画運休、今日からの休日中に予定されていた中学校の部活動や小学校の授業参観等も中止など「今までとは異なる危険がある」そんな実感があります。
 本日8時から明日、13日の昼頃まで、状況によって学校を利用していただけるように職員が待機します。市役所の職員と学校職員が交代制で待機しますので、ご承知おきください。なお各近隣センターも避難所です。食料や飲料水、タオルケット等の必要な物を持参の上、非常時には利用してください。
 今日は朝から雨が降り続き、夕方から明日の未明にかけてが風雨が強いと言われています。保護者の皆様も十分にお気をつけください。