校長室より

平成31年度 校長室より

林間学校での課題は?

 早いもので今日から11月。「じっくりと考え、静かに過ごす秋に」と10月を迎えた頃には思いましたが、台風をはじめ天候に慌ただしく追われた感がありました。冬の入口である今月はじっくり、ゆっくりと過ごしたいですね。10/29に林間学校を終えた5年生も1日の代休を過ごし、昨日から登校、いつもの教育活動に戻りました。
 林間学校速報の中で「持ち帰る成果と課題がある」とお伝えしました。今日は課題について考えていきたいと思います。帰校した29日、子供たちを保護者に引き渡した後、引率職員が集まり、簡単な振り返りをしました。様々な成果はありますが、課題も多くあります。「この林間学校は子供たちのためになったんだろうか?」疲れもある職員に、そんな思いがあるように思いました。課題が見つかったことは大きな成果だとは思いますが、その課題を「どうやって解決して行けば良いのか?」これは担任を中心に考えて、取り組んでいかねばなりません。私が一番感じたのは子供たちの「無関心」な態度で、職員が一番苦労した点です。次の2つが特に気になりました。
 ○物が落ちていても、片付ける食器が残っていてもそのまま。指摘すると「自分のじゃない」との返答。
  ○リーダーが指示を出しても聞かず、動かず。「もうやってられない!」とリーダーの発言。

 1つの部屋に大人数が生活する3日間、布団あり、荷物あり、子供たちありで“ごった返している”状況は間違いありません。もちろん整理整頓が上手な子もいますが、ほんの一部です。「赤白帽がない、バンダナがない」ということは集合する度にありました。これは経験のない子供たちにとっては仕方がないことと理解できます。残念なのはそんな現状に対して誰かがアクションできなかったことです。「これは誰の?」と関心を持つこともなく、無視されていきます。更に残念なのはその物に記名がないこと。記名があれば関心を持てたかもしれません。
 初日と2日目には活動終了後、リーダー会議があって、振り返りから班のメンバーへの伝達事項があります。その伝達が思うように行かない班もあったようです。「みんなが協力してくれない」とはリーダーの話。「協力する」という目標を掲げたものの、それが徹底できなかったことも大きな課題として持ち帰りました。せっかく意欲を持ってリーダーになり、張り切って出かけたのに、「もうリーダーはやらない。どうせやっても無理」という感想を持った子もいるのではないでしょうか?きっと班の中で一人でも、二人でも協力者がいれば励まされ、「よし!」と思うはずです。そんな子はいなかったのでしょうか?
 様々な子がいる集団の良さは、関心を持って問題に向き合いながら取り組み、それが成長につながって、いろいろな見方、考え方が身につくことです。そのためには無関心でいさせない、大人の関わりは欠かせません。「子供たちのためになったのか?」と弱気な思いに私もなりましたが、この課題に向き合うことが子供たちの成長につながるという信念を持って取り組んでいきます。そのためには保護者の皆様との連携は欠かせません。今月末の懇談会では林間学校の様子をお話しし、各学級の課題について一緒に考えていただきたいと思います。
 5年生が登校した昨日、31日は4年生の校外学習でした。行き先は千葉港と千葉市科学館。千葉市までの道のりはいつも渋滞スポットなので心配しましたが、通常の渋滞で止まり、16時過ぎには帰校できました。「楽しかった!」とニコニコ顔で話す4年生の顔を見るだけで伝わってきました。4年生の保護者の皆様、様々な準備をありがとうございました。これで全学年の校外学習が終了し、反省点を次年度につなげていきます。ご理解、ご協力、ありがとうございました。 

林間学校速報⑦

赤城神社からスタートした大沼ウォーキング。この頃には雨もあがり、景色を楽しみ、空気を楽しみ、会話を楽しみ、…好天とは異なる自然を楽しみました。楽しみ過ぎたのか全員集合したときにはもうすでに退所する時刻です。次の団体が入所するためバスに乗り、近くのビジターセンターに駐車し、今弁当を食べてます。予定通りの活動を全てこなし、たくさんの思い出と成長と課題を持ち帰って次の子供たちの成長につなげます。まもなくバスは出発します。

林間学校速報⑥

3日目の朝は朝から雨です。さすがに疲れもあり、静かな夜から明け方でした。登山で足を捻挫して病院に行った子はいましたが、他は皆元気!朝食後はいつもの子供たちに戻りました。周りの状況を感じて静かに待つという姿勢は更に成長を感じました。午前中の活動はカッパを着ての大沼周辺の散策です。

林間学校速報⑤

好天の下、2日目も無事に終了しました。午後は座禅体験とカレーライス作り。二人のご住職による座禅は残念ながら参加できませんでしたが、終了後にご住職と一緒に合掌ポーズの記念撮影をするなど、子供たちにとって印象深い体験だったようです。食べるだけではないカレーライス作り。準備だけでなく、片付けもばっちりついているので子供たちにとっては大変かもしれません。今日はご飯は炊いていただき、カレーのみの挑戦でしたが、火起こしから火力維持、アク取りからやわらかさ加減の判断などやはり、時間はかかりました。それでも自然の中で、みんなで作るカレーは美味しいですね。つい食べる量が多くなります。ここからが問題の後片付け。やはり、進んでやる子、声かけして頑張る子、他人任せにしてしまう子と、差が出てしまいました。しっかりとできる子を大いに認めつつ、これも持ち帰りの課題です。昨日から今日にかけての成長もあります。食事の準備や聞く姿勢が素早くできるようになったことです。周りへの気遣いやリーダーシップの発揮などができるようになったんです。これも持ち帰って更に大きくしていきたいものです。今は入浴中。今夜もぐっすりと寝てくれるでしょう。楽しい時間はあっという間ですね。明日はついに最終日です。

林間学校速報④

午前中のカッター体験を終えた子供たちは昼食をとって、今は座禅を体験し、静かな時間を楽しんでいます。秋空の下、色づきはじめた山々を見ながらの船は最高でした。自然の家の職員の方々がコーチを務める船が5艇、子供たちの協力をエンジンに進みました。ところが思うようにはオールを扱うことができません。二人で1本のオール、全部で12本のオールをそろえるには大変です。でも息を合わせて協力できた時、船が滑るように進む瞬間をわずかでも味わえたことはとても貴重だと思います。こんなこともできる!…集団の可能性を味わうことは大事です。でも今日のカッター体験でも、マイナス発言はありました。疲れる、面倒くさい、思うようにいかないからやだ、…残念ではありますが、良さを伝えていくことは今後の課題です。座禅体験の後はカレー作りとまだまだ続きます。