校長室より

平成31年度 校長室より

2学期が終了

 9月2日からスタートした76日間の2学期が終了しました。まだまだ残暑が厳しかった9月初旬、登校する子供たちの顔は汗だくで、服装はTシャツ1枚が当たり前だった頃から3か月、今は「先生、寒いよ~」そんな言葉が出るならまだしも、寒さに厳しい顔して登校…そんな光景も見られます。それでも未だに半袖、半ズボンという子もいますが…。日常の教育活動の合間に、修学旅行や林間学校、校外学習の、子供たちが楽しみにしている行事を挟み、音楽祭や持久走記録会のような積み上げていった成果を試す場面も体験しながら、子供たちは学び続けました。1年間で一番長くて充実した2学期でしたが、大きな事故等もなく、何とか予定していた教育活動が実施できました。保護者の皆様のご理解とご協力のお陰です。本当にありがとうございました。
 今日は子供たちの体調を考慮し、全校児童を体育館に集めての終業式は実施しませんでした。先週末には各担任が作成し終わった通知票でしたが、出席日数の変更があり、確認印を再度押すという場合も今日は多かったですね。残念ながら全校の前ではできなかった表彰は校長室で実施しました。今日の私の話は放送で子供たちに伝えました。
 暑い日も寒い日も、一日は朝から始まります。先生にとっての朝は「挨拶から始まる楽しい時間」です。6年生の皆さん、どんなときでも挨拶ができていますか?1年生の皆さん、挨拶は上手になっていますか?『校長先生、おはようございます!』という名前をつけての挨拶に、毎朝、元気をもらっています。本当に気持ちが良く、立派だな、といつも思います。挨拶は周りの人を元気に、気持ちよくします。この冬休みは挨拶の機会が多くあるでしょう。皆さんの挨拶で、相手を気持ちよくさせていきましょうね」
 以上のような話をしました。その後は教室で3時間、授業だったり、冬休みの過ごし方についてだったり、そして担任から通知票が渡されました。廊下で担任と1体1…「どんな話をしているのかな?」気にはなりつつ、そばを通り過ぎました。通知票はいかがでしたか?良い結果は誰もが望むところですが、反省点も3学期の励みになります。ぜひ子供たちと向き合っていただき、寒い3学期のパワーにしていただきたいと思います。14日間と短い冬休みではありますが、交通事故や事件への関わり、不審電話など、心配な点も数多くあります。きっと子供たちだけで過ごす時間も多いでしょう。声かけを繰り返していただくことで、子供たちの意識は高まります。この冬休みは、そんな点でも子供たちと関わる時間を増やしていください。きっと子供たちはまた、成長します。 今週27日までは職員が勤務し、新年は始業式の前日、6日からです。楽しい冬休みになるよう祈っています!

2学期も残すところ1日

 今週も終わり、2学期も残すところ23日のみとなりました。給食も19日で終わり、昨日朝、登校する子供たちも「今日は早帰り!」と、何だか嬉しそうに感じます。5年生までの子供たちは11時半に下校でしたが、6年生は恒例の“バイキング給食”。掃除の時間から、ワクワク、ドキドキ、そんな感じでした。私は用があって1階にいたのですが、6年生のみがいる校舎の3階からは楽しそうな雰囲気が伝わってきました。好きな物を好きなだけ…という訳にはいきませんが、あらかじめ選んでおいたメニューをお盆の上にのせていきます。普段とは違い、のせ方を考えないとのりきりません。きっと「毎日、バイキングが良いなあ~」そんな声も上がったでしょうね。2学期の終わりは6年生のバイキング給食、そして年が明けると3学期、小学校生活の総まとめ…この日の給食を食べることはいよいよ卒業に向けた雰囲気を味わう第一歩なのかもしれません。
 「全国でインフルエンザ注意報」とは新聞記事の見出しです。昨日、注意喚起の手紙を配付しましたが、学校でも広がっている状況です。高熱で欠席、インフルエンザに感染という連絡が昨日も数件ありました。そこでメールにてお知らせしましたが、23日、体育館に全校児童を集めての終業式は行わず、伝えるべきことは放送で、そして児童の表彰は校長室で行います。どうぞご理解ください。休日を過ごし、週明けに欠席者が増える…そんな状況が今まで続いてきました。「半日だから…」ということで23日の登校を無理すると、休み中に予定していたことができないと言うこともあります。またインフルエンザとなると感染拡大と言うことにもつながります。お子様の体調を注視していただき、予防と早めの対応にぜひ、心がけてください。
 昨日の放課後、子供たちが大勢、学校に遊びに来ていました。もう子供たちは冬休みモードに突入し、気が緩んでいる様子も見られるはずです。2学期を終える子供たちはいろいろなことを経験し、乗り越えてきたことで“自信”につながっています。でもこれは一瞬のうちに“過信”に。「大丈夫なんだ、できるんだ」そんな思いが、思わぬトラブルにつながります。またお金の使い方も考えなくてはなりません。お小遣いをもらって自由に使える子とそうでない子、誰もいない自宅で遊ぶことを許す家庭とそうでない家庭、…家庭によっての違いが子供たちの戸惑いにつながっていることもあるはずです。ぜひ、子供たちを守るためにも休み中の過ごし方についての話し合いをしてください。しっかりと話せば子供たちは理解できます。他にも交通事故や不審者による事件と、残念ながら子供たちを取り巻く環境は、予防なしでは決して安全とは言えません。どうぞよろしくお願いします。

「書き初め」練習

 2学期も来週の月曜日が終業式。短いですが、やること盛りだくさんの冬休みも目の前になってきました。「インフルエンザに警戒」というニュースが出て、しばらく経ちましたが、富勢小ではその気配は余り感じられないまま、11月後半から12月になりました。昨日のこと、4年生の罹患者が4名(全校では5名)、全校の発熱による欠席者が12名という状況になり、4年生保護者に「インフルエンザ流行の対応について」の注意喚起の手紙を配付しました。柏市内の南部地域の学校では学級閉鎖を実施している所もあり、「1,2年生が昨日から学年閉鎖」という学校もあるとのこと。「雨が降ったから湿度は大丈夫」と思っていても、この時期あっと言う間に乾燥します。その上、朝夕の冷え込みは確実に増しています。「残りわずかだから」と言っても、体調は思うようにいきません。お子様の体調もそうですが、ご家族皆様の体調にはくれぐれも気をつけていただき、予防対策、早めの受診で、健康を維持していきたいものです。
 今週に入り、16日(月)は4年生以上、17日(火)は3年生が体育館で書き初め練習を実施しました。4年生以上は前校長の小川先生が指導、3年生は県立柏高校の書道部・鳥塚先生と書道部の皆さんが指導してくださいました。小川先生は1時間目から6時間目まで2時間ずつ3学年の指導でしたが、3年前と変わらずにパワフルに書き初めへの心構えや実際に書くポイントなどを子供たちに伝えてくださいました。今年は4年生『花だより』5年生『明るい年』6年生『早春の山』の作品に挑戦しますが、書き初め用紙への4文字の配置は意外に難しく、最後の文字が入らなかったり、余り過ぎたり、思うようにいきません。小川先生はまず、紙の折り方について均等に折らずに、「中の2文字が小さくなるように折る」と指導、子供たちが実際に書いてみると、結構バランス良く文字が配置されていました。
 3年生は体育館に並び、初めて全員で『はつ春』の作品に挑戦します。始めはなかなか落ち着かなかったものの、鳥塚先生が目の前で実際に書いてくださると「へえーっ!」と、注目が集まります。「先生みたいに書きたい!」そんな気持ちが伝わってきました。書いていると書道部の皆さんがその場で、「こうした方が良いよ」と直してくださいました。中には落ち着かない子に寄り添ってひざまずき、「こうやって書こうよ」と声かけしている光景も…。ありがたいなあ~そんな思いになりました。「元気があって意欲があふれている」とは鳥塚先生。「指導していてどうでした?」の問いかけに高校生は「パワーをもらいました!」「楽しかったです!」との返答。3年生の子供たちは貴重な時間を過ごしたと思います。10数名いた書道部員の中に、1名の男子生徒がいます。幼稚園からずっと書道を習っているとのことで「書道が好き」という理由で書道部を選んだとか。
男子が一人と言うことは余り気にならない様子に、さすが!と思いました。指導開始の際には太田校長先生もお見えになり、様子をご覧になりました。ここ数年、毎年の恒例行事になっていて、本当にありがたいと思います。小川先生、そして県立柏高校の鳥塚先生、書道部に皆さん、ご指導ありがとうございました。
 冬休みには「書き初め作品提出」という課題があると思います。年越しから新年と、何かと慌ただしい時間が過ぎていきますが、その中で時間を見つけ、「書き初めに集中」ということも良いかもしれません。この日の指導をきっかけに、興味を持ってくれれば良いなと思いました。



 

何気ない一言

 寒い朝から始まった今週も、10日から昨日まではポカポカ陽気で、校庭で遊ぶ子供たちも半袖半ズボンが丁度良い…そんな感じでした。でも今日は曇り空の上に気温も低く、子供たちのテンションも下がっているように感じます。でもこの時季、これが普通なんでしょうね。昨日、「今年の漢字は『令』」と発表されました。「やっぱりな」と思われた方は多いのではないでしょうか。「平成」から「令和」になった今年ですが、始めはとっても違和感があったのですが、今では「令和」という活字を見るのも、実際に書くのも、慣れてきたように思います。「今年の漢字」が発表されると言うことは1年も、終わりに近づいてきたことを意味します。今週で12月2週目も終わり、2学期も残すところ1週間と1日になりました。
 寒い日で始まり、寒い日で終わる今週ですが、10日から11日にかけて、ストックホルムでノーベル賞の授賞式があり、吉野彰さんが化学賞を受賞したことも話題になりました。10日の夜だったと思いますが、吉野さんを取り上げた番組の中で、「小学生の頃に『ロウソクの科学』という本を紹介した先生は?」というコーナーを見ました。写真を見ながら、「たぶんこの先生」という吉野さんの一言を手がかりに探してみると、この先生は83才になり、北海道で元気に住んでいることがわかったとのこと。これだけでも「へえーっ」となりますよね。この先生は当時のことを振り返っても、『ロウソクの科学』の本を紹介したことは覚えていませんでしたが、吉野さんは「先生に紹介された」と記憶しています。本のことは覚えていなくとも吉野さんに対して「ご立派でした」という言葉を残した先生に、とても感激しました。当時の学級は今のように、30数名の学級ではなく、かなりの人数が在籍していたはず。その中での先生と子供たちとの関わりは「何気ない一言」はきっと多かったはずです。この一言を覚えていない先生と、しっかりと記憶している吉野さんとの関係は、どこにでもある自然の関係のように感じられると同時に、教員をしている自分にとってはとても嬉しい思いにさせてくれるものでもありました。
 「何気ない一言を大事にしつつ、その一言にも責任を持たなければならない」これは11日の打合せで職員に伝えたことです。何気ない一言が吉野さんのように大きな喜びにつながる場合もあれば、心を傷つけてしまう場合もあるということを、子供たちと関わっている私達は自覚し、肝に銘じなければなりません。教員は「やりがいのある仕事」だと思います。全てのことに表と裏があるならば、やりがいのある仕事だからこそ、裏の部分があることをしっかりと自覚をしなければなりません。吉野さんと先生との関わりは、そんなことを考えさせてくれました。
 2学期も大詰めです。ということは子供たちの気持ちも、冬休みのことや年越しから新年のことを考えることで、少し緩みがちになります。楽しい気持ちも、一瞬の気の緩みで裏の部分に変わってしまいます。交通事故や不審者による事件、病気やけがなど、気をつけることはたくさんあるのですが、子供たちには生活のリズムを大切にしながら過ごしてほしいものです。そんな子供たちを周りに大人はしっかりと見守っていきましょう。何かあればご連絡ください。

冷たい朝からスタート!

 12月2週目は、とっても冷たい朝から始まりました。外気温は1~3℃、さすがに今朝はネックウォーマーを身につけて外に出ました。今日は月曜日だったので部活動がありませんが、子供たちの登校がいつもより遅く感じたのは、冷たい朝のせいかもしれないと感じるほどでした。子供たちの様子からも「今朝は寒いんだ」と感じます。2学期も2週間と1日、いよいよ終わりに近づいてきました。
 先週、6日の金曜日、千葉県警察本部から4名の先生方をお招きして、6年生を対象に「薬物乱用防止教室」を実施しました。数週間前に芸能人が逮捕され、しばらくテレビでもトップニュースでした。逮捕による損害額が数億円だったり、撮影がやり直しになったりと、子供たちの多くにも情報は伝わっていました。、またちょうどこの時期に、以前逮捕された芸能人が再逮捕されたり、更生中の元プロ野球選手がイベントに登場したりと、薬物の影響の大きさを考えるには良いタイミングだったかもしれません。この日の講演内容は、薬物の種類や使用の現状、シンナーを使った実験、薬物を勧められた際の断り方など、様々なものがあり、1時間の授業でしたが、子供たちは真剣に聞き、考えている様子でした。子供たちにはどのようなことが印象に残ったんでしょうか?今日の講師の方々も、最近起こっている事件を引き合いに、「子供たちを守る環境が揺らいでいる」ことを心配されていて、「だからこそ小学校時代に薬物について様々知ることが大事」ということを話されていました。講師の方は各学校をまわり、防止教室を実施していますが、中には「薬物に触れることは寝た子を起こすことになる」と危惧する反応もあるとのこと。薬物による様々な事件は数多く報道され、子供たちは知っていることは多いはず。「薬物はダメってわかっているのになぜ?」という思いはきっとあるだろうし、「覚醒剤ってどんなもの?」という興味はどの子も抱くはずです。子供たちが成人するまで、またその後の人生においても薬物に接する機会が無いとは言い切れません。大事なことは子供たちが正しい知識を持ち、正しい判断ができるようになっていくことが必要だと考えます。そう考えると子供たちにとっては、薬物を考える貴重な機会だと考えます。きっと薬物は身体に良くないこと、絶対にやってはいけないことなどは理解できたはずですが、「もし勧められたら断れるんだろうか?」そんな不安を持った子もいるかもしれません。「薬物の怖さを知ったね。強い気持ちをしっかり持って、自分で自分を守ってほしい」という話を先生方はされました。「困ったときは大人が守ってくれる」そう思ってくれると良いですね。
 子供たちが成長していくと多感になり、様々なものに興味を持ちます。幼かった頃のように大人が言うことを素直には聞かないと思います。それでも関わって、子供たちを守っていくことが必要です。しっかりとした自立ができるように、ぜひ家庭でも、様々な事件を引き合いに出し、一緒に考えていただければと思います。