特色ある研究(令和5年度)

特色150周年記念式典を終えて 〜片山地区 北ノ作古墳〜

古墳グループは、実際に北ノ作古墳群に足を運び、現状の調査と今後の展望についてをプレゼンテーションしました。


・北ノ作古墳の認知度

調査するにあたり、古墳についての話題が家庭でも出たようです。しかし、片山地区に古墳があることを児童本人だけでなく、お家の方も知らないという現状でした。


・古墳を見に行ってみる

まずは歴史の教科書で古墳というものを学習し、仁徳天皇陵古墳イメージを持たせました。現地に到着してびっくり。

「こんな森のどこに古墳があるんですか」

「草木が生い茂っているけど、どうやって古墳まで行くんですか」

という声が上がりました。

古墳までの小道はあるものの、整備された道はなく、木々をかき分けて進みました。古墳に到着しても、木や竹が生えた小高い丘があるだけで、これが古墳とは児童も気がついていない様子でした。

こちらの地域に詳しい、大野先生にも話を伺いながら、どれだけ価値のあるものかを知ると、

「偉い人のお墓なのにこのままではよくない。」

「歴史的価値があるものだからみんなに伝えたい。」

という2つの意見が出ました。


・これからの古墳をどうする

環境を整えるべく、草刈りを試みましたが、子供の力では到底無理でした。

また、折れた木をどうするか。道を広げても良いものか。様々な具体的な課題が明確になったところで、プレゼンテーションを作りました。

市長や地域の方に

「道を作ったり木を切ったりすることは、私たちだけの力では限界があります。そこで市長さん、地域の皆さんにお願いがあります。私たちに力を貸してください。よろしくお願いします。」

と伝え、式典が終わりました。

 

(片山地区担当 丸山・松下)