テガニっき 

意味理解に重点をおいた算数学習

6年生が算数で「比」の学習をしています。

学力調査では、例年、正答率がとても低い単元です。

つまずきの内容は、比の全体の量がわかっているときに、比の一方の量を出すことができないというものです。

その原因は下記のものだと考えました。

〇文章題の意味を理解できないため、問題に手を付けられない

・比の全体の量と一方の量の関係が分かっていない。

・等しい比をつくることができない。

〇問題を解くための「見方・考え方」が身についていないため、少し問題が変わると分からなくなる

そこで、「問題の意味をじっくり考え、理解する時間をとること」「話し合いを通して、見方や考え方に気付かせること」「問題作り体験を取り入れて内容が理解できているか評価すること」にしました。

学習の大まかな流れは下記のとおりです。

小規模校のメリットを活かしながら、思考力を育む学びを行うことが、学力向上につながると考えています。(校長 佐和)

 

①出された問題を1人でじっくり読んで考えます。(十分な時間を確保します)

 ➁友達と話し合ってみます(3人組での対話で、自分の考えを整理して話したり、相手の考えを聞いたりします。)

➂問題の解き方を発表します。(答えが合っているかではなく、考え方を中心に発表します。)

④共有した「見方」「考え方」で、違う問題も解けるか試してみます。(自分が思いつかなかった考え方で解いてみます。)

➄学んだことを生かして、クラウド上で問題を作り、解き合います。(問題が作れるようであれば、自分が理解できていることが分かります。)