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5年生 ノートにでんぷん?②

 6月10日(木)の理科の実験で,インゲンマメの種子には養分があるのかどうかを調べました。実験ではヨウ素液を使います。
 発芽する前の種子を切ってヨウ素液をつけます。
「あれ?変わらないよ。」
と言っていた子たちがいました。よく見ると,種子の表面にヨウ素液をつけていました。切り口の方にヨウ素液をつけると……
「わあ、黒くなった!」
 他にも,理科支援員に用意してもらった,ジャガイモやご飯にもヨウ素液をつけてみました。どちらも反応がありましたが,特にご飯は真っ黒になるほどの反応が見られ,みんなびっくりしていました。
 その後,ヨウ素液を紙につけた子たちが
「変わった!」
と,大発見。
「ってことは,紙を食べれば生きていけるんじゃない?」
「紙は木からできているから,木もやってみようよ。」
と話が広がり,木にもヨウ素液をつけてみると,反応しませんでした。




「どうして?」
 何人かがインターネットで調べました。理科支援員からも5年生へメッセージがありました。
「紙は木材から繊維を取り出しパルプを製造し,このパルプから紙が製造されます。パルプどうしの結びつきを強くし,色乗りの良い丈夫な紙にするためにでんぷんが使われているのです。ほとんどの紙の製造にでんぷんが使われているようです。だからといって,紙を食べて生きてはいけませんよ(笑)」
ということだそうです。
 教科書の実験だけでなく,どんどん自分たちで発見していくところが素晴らしいです。(5年担任 戸沢)