テガニっき 

配膳はプログラミング!?

1年生が給食準備をしている様子を見に行って,こんな会話をしました。

子供「校長先生,給食を配るのってプログラミングだね。」

校長「どうしてそう思うの?」

子供「だって,じゅんばんがたいせつでしょ!」

校長「なるほど・・・。」

子供「もし,ぼくにおさらがまわってきたら,からあげをのせて,おぼんのまんなかにおくんだよ。」

校長「おさらがまわってこなかったら?」

子供「そのまま,まつんだよ。」

などと言っている時,まだ手に皿をもっているのに,次の皿がまわってきたので,

子供「バグがはっせいしちゃうから,ちょっと待って~。」

 

プログラミングの基本的な概念である,「順次処理」と「条件分岐」「繰り返し」に気づいているということなのでしょう。

コンピュータを使わないプログラミングを「アンプラグド」といいます。

アンプラグドなプログラミング学習の機会は,給食や掃除,手洗いなど学校生活の様々な場面にあり,意識して行動できるかどうかで,効率が変わってきます。

そういうことに,自然に気づいた1年生の子供に感心させられました。

ご家庭でも,朝の準備や調理や皿洗いのお手伝いなどの時に,「順番」考えて実行するように声をかけてみたらいかがでしょう。
論理的に考える経験につながると思います。(校長 佐和)