令和6年度

令和6年度校長室から

新たな旅たちの日(6年生卒業 おめでとう)【校長室から】

 3月14日(金)第53回卒業証書授与式

 全て願った通りのお天気で,卒業証書授与式を行うことができて,本当に

良かったです。お天気も応援してくれたのでしょう。

133名の卒業生の皆さん,ご卒業おめでとうございます。

 この日に,全員に卒業証書を渡すことができて,ほっとしました。本当によく

頑張ってくれました。保護者の皆様,地域の皆様,心から感謝しています。 

ありがとうございました。

 写真は,地域の長谷川様が撮ってくださったものです。ありがとうございます。

 

 

 

 

 式辞の中でお話したことを抜粋します。

 

133名の卒業生の皆さん、ご卒業、おめでとうございます。

 皆さんの卒業証書には,この6年間の頑張り抜いた歩みと,たくさんの笑顔の思い出

つまっています。どうか大切にしてください。

  皆さんはいつも,心優しい六年生でした。一年生のお世話,楽しそうによくやってくれました。

そして,今年度復活した縦割り活動でも,リーダーとして1年生から5年生まで皆に声をかけ,

はつらつと頑張る姿が見られました。運動会では,低学年に声をかけたり,椅子を運んであげたり,

手伝う姿も見られました。5年ぶりの応援団。皆のあこがれになりました。嬉々としてお世話や

お手伝いをする姿に,頼もしいお兄さん,お姉さんと慕われていました。下級生と何度も関わる中で,

六年生としての自覚が更に増したように思います。意識するようになったからこそ,人のために尽くす

からこそ,大きく心が成長したのだと思います。

 また,皆さんは,行事を通して大きく成長した六年生でした。修学旅行を大成功させて,自信をつけ

ました。運動会・音楽発表会・持久走記録会,校外学習,ふれあい餅つき大会,六年生を送る会と

それぞれが一人一役に取り組みました。小さな成功体験をいくつも積み重ねました。行事を重ねていけば

いくほど顔つきが変わり,目を見張る成長が見られました。最後までやり抜く姿がとても輝いて見えました。

私が一番心に残っているのはやはり皆さんの歌声の素晴らしさです。音楽発表会や六年生を送る会とどの曲も,

歌っていいなと感じましたし,元気と勇気が湧いてきました。心が温かく豊かになりました。歌声を通して,

皆さんのひたむきさ,真剣さが伝わり人の心を動かすのだと改めて実感しました。いつまでも心に残る思い出です。

 この後の卒業の詩は,最後です。皆さんの心が伝わるよう悔いなく歌ってください。期待しています。

 

 今日は,卒業の時だからこそ,コロナ禍について一緒に考えてほしいと思います。六年間のうち,三年間は

コロナ禍で,できないことがたくさんありました。でも実は,かけがえのない学びの六年間だったと私は思い

ます。コロナ禍は,未来の歴史の教科書に載る程の大きな出来事でした。それはこれまでの当たり前がそうでは

なくなって,大きく学校も社会もそして人々の生き方も変わったからです。ものの見方や考え方が変わるという

体験はなかなかできません。改めて,人と関わることの大切さを実感しました。皆さんは人と関わって成長した

のです。当たり前の毎日に感謝することの大切さを実感できてよかったと思います。六年生を送る会でも言い

ましたが,こうやって集まれること自体有難いことです。今日も何も心配なく卒業式ができます。 

 そしてもう一つ,思いもよらぬ出来事が起きても,皆で励まし合って,必ず乗り越えられるという貴重な

体験ができました。いつまで続くのかな 大丈夫かな 皆さんも不安が大きかったけど,こうして乗り越えて

今があります。希望がなければ,希望を創る生き方をして 必ず乗り越えられると実感として捉え学ぶことが

できたのです。 

 だから,皆さんは,コロナで何もできなかったかわいそうな学年ではありません。試練を乗り越える力と

その方法を学んだ素晴らしい学年です。物事をどのように意味づけていくかは自分次第なのです。コロナ禍

だったからこそと受け止めてほしいのです。

  コロナ禍で学んだこと 3つ

  人との関わりの大切さ 当たり前の毎日に感謝すること,そして何があっても必ず乗り越えられるという

強い気持ち,負けない気持ちを忘れないで頑張って下さい。

 

 ここにいる素敵な仲間をどうか大切にしてください。隣にいる仲間,ここにいる仲間は生涯の宝です。

仲間と共に歩んでいってください。

 最後に,ご家族 先生方 地域の方々全員が,皆さんの応援団です。心強いです。合言葉はあったかやなぎ。

  地域の方々は,やなぎっ子の為ならといつも皆が心を寄せて見守ってくれました。高柳の魅力いっぱいの

体験学習・夏の猛暑にミスト,冬はイルミネーションや餅つきなど,どうしたら皆が喜んでくれるかいつも

考えてくれています

  どうか高柳の地域への恩返しができる人になってほしいと願っています。そし何よりも親孝行ができる人に

なってください。

  いよいよ中学生です。中学校での更なる活躍を心から祈っています。

 

   

  

いつまでも,みんなで応援しています!!   がんばれ! やなぎっ子!!

 

ぴかぴかで,気持ちいい!!(たかやんサポーターズ 環境整備)【校長室から】

 3月1日(土)たかやんサポーターズ 環境整備(トイレそうじ)

 今回は,様々な予定が重なってしまい,参加者が少なかったのですが,みなさん一生懸命

磨いてくれて,学校の全てのトイレを掃除して頂きました。感謝です!!

 一番先に頑張って下さった皆さんを紹介します。

 2つのグループに分かれて掃除を開始!!

 

 

学年が上がると使い方も良くなっていました。

 

 

 

 

 気が付きましたか? 全てのおトイレに楽しい問題がありました。みんなで考えながら

楽しく掃除ができました。素敵なアイデアです。(問題はなかなかむずかしかったです。)

             次回の参加をお持ちしています。

やなぎっ子のみなさん,きれいになっていたことに気か付きましたか? 感謝を忘れずに。

 

 

 

6年生に感謝とエールを!(6年生を送る会)【校長室から】

 2月28日(金)6年生を送る会

 コロナ禍以降,初めて全校で体育館に集まって6年生を送る会を実施することが

できました。体育館が温かい気持ちでいっぱいになり,とても嬉しかったです。

 心が温かくなる「あったかやなぎ」な会になりました。6年生もそう感じたと

思います。歌の歌詞が素敵だったのであわせて紹介します。

 

  

  

【1年生】

  ランドセルのメッセージや各クラスへのお手紙や似顔絵など,一番お世話になった1年生は,

 たくさんプレゼントをしました。思い出もたくさんあるはずです。「365日の紙ひこうき」を

元気に歌い,6年生に贈りました。

 

 ♫ 思い通りにならない日は,明日がんばろう ♪ ♫ 元気が出ないそんな時は,誰かと話そう ♫

【2年生】

  6年生と勝負をした2年生。かけ算もなわとびも6年生がもちろん勝ちました!!卒業試験は

 合格です。6年生が盛り上げて応援してくれて,とても喜んでくれました。元気に歌のプレゼント。

 「ありがとうの花」が体育館中に,たくさん咲きました。

 

 ♪ ありがとうっていったら みんながわらってる そのかおがうれしくて なんどもありがとう ♫

 

【3年生】

 総合的な学習で話し合った「あったかやなぎ」について,6年生にクイズを出しました。

パワーポイントも自分達で作りました。みんなが正解してくれてよかったですね。そして,6年生が

1年生の時に踊った「パプリカ」の歌とダンスを贈りました。元気な歌とキレッキレのダンスで,

思い出してくれたでしょう。

♫  喜びをかぞえたら あなたでいっぱい 帰り道を照らしたのは 思い出のかげぼうし ♪

 

【4年生】

  「6年生はすごいんだぞ」とマリオの劇で楽しく紹介してくれたのは4年生。自分達で

 考えた台本と衣装と手作りの小道具。一生懸命だからこそ,笑顔があふれました。6年生も

 喜んでくれました。ゲストの6年生。児童会長に応援団長。最後は「平和の鐘」も

 歌いましたね。6年生は大活躍。

 

♪ ぼくらの生まれたこの地球に 奇跡をおこしてみないか 

                 拳をひろげて つなぎゆく 心はひとつになれるさ ♫

 

【5年生】入場のリコーダー演奏「威風堂々」は素敵でした!!生演奏での入場。さすが!!

  ひとつひとつの言葉に一番思いがこもっていたのが5年生でした。言葉と態度と歌声

 とても立派でした。6年生の後を継ぐ思いにあふれていました。

 ♫ たくさんの時間と たくさんの言葉がつないでくれた これからもよろしく ♪

   ♪ 君の頑張る姿がいつも勇気をくれる ♫

 

  各学年の発表の歌と呼びかけで30回も「ありがとう」と6年生に伝えました。こんなに

「ありがとう」と言われたことはないのではと思います。「ありがとう」って嬉しいですね。

言う方も言われた方も心が温かくなります。「ありがとう」は素敵な言葉です。

   

 

【6年生】

 各学年へのメッセージ。どの学年も嬉しそうでした。その学年をしっかり見て,メッセージを

贈ってくれました。それから,卒業記念に跳び箱にカラフルたかやんを描いてくれました。

跳び箱も楽しくできますね。

 そしてどの学年よりも歌声が素晴らしかったです。1年生から5年生が大きな

大きな拍手を贈りました。さすが6年生。

♫ 今 卒業の時 今 卒業の時 さようならの向こうには 何かがきっと待っている ♪

 ♫ 今 卒業の時 今 卒業の時  さみしさを 乗り越えて 明日へ強く踏み出そう ♫

  

 

 

【全校合唱】 また会う日まで

  ♫ ぼくはここで見送る また会う日まで 

     あなたの言葉を あなたの笑顔を あなたの歌声を 忘れはしない ♪

 

【新児童会メンバー】 はじめての運営,お疲れ様でした!!

 スローガン通りの6年生を送る会でした。素晴らしい会を,あったかやなぎな会をありがとう!!

 

来年までちょっと寂しい・・・。(イルミネーション片付け)【校長室から】

 2月15日(土)イルミネーション片付け

 「校長先生,いつイルミネーションを片付けますか?」6年生の2人のやなぎっ子が

声をかけてくれました。今までにそんなことを言われたことがなかったので驚きました。

2人とも笑顔で手伝いに来てくれる」と言ってくれました。

 当日地域の方やおやじの会の方々に伝えると皆さんとても喜んでくれました。「その

気持ちが嬉しいよね」みんなが笑顔になりました。5人の6年生が手伝ってくれました。

       

 片付けるのは,根気がいります。丁寧に巻いて袋にいれて保管します。

       

      

 ペットボトルツリーが好評でした。来年もやなぎっ子に模様やイラストをお願いします。

       

      

     お疲れ様でした!!来年はどうしようかな・・・・・。   また楽しみですね。

  今年も楽しませて頂き,ありがとうございました。  次の日から寂しくなりました。

 

 

 

ほめられるととても“うれしい”(校内研修 菊池省三先生飛び込み授業)【校長室から】

2月14日(金)小小連携 校内研修

  高柳小学校と高柳西小学校はこれまでも様々な連携をしてきましたが,

新たな取り組みとして,合同で授業研究会を行いました。初めての交流

でしたが,先生方にとって,とても充実した学びになりました。

 「ほめ言葉のシャワー」で有名な菊池省三先生にご来校頂いて,道徳の

飛び込み授業をお願いしました。高柳西小は,高学年の6年生。高柳小は,

 低学年の2年生の授業です。

 NHKのプロフェッショナル 仕事の流儀でも紹介され,柏市でも他校で

たくさんの授業をされています。教員やPTA向けの研修会も行われています。

 菊池先生が教室に入る所から,みんなが引き込まれていくのがわかりました。

 集中して聞いて,考えて,書いていました。

 

発表もしました。話し合いもできました。

 

    

 たくさんほめて頂きました。ほめた人もほめられた人も,それを聞いている人も

みんな嬉しくなります。ほめるには,ほめようとして意識して見ないとほめることは

できないと改めて感じました。

  やなぎっ子の目がどんどん輝いていきました。

 菊池先生は,子どもたちの何をみて,どのような言葉でほめるのだろうと思い

じっくり観察しました。その子の良さ・よい行為を価値づけてくれていました。

「価値づける」というのは子どもの言葉や行動を見取り,その意味や価値について

言葉にして伝えることです。子どもが無意識で行っていたことを意識することが

できます。そして,その価値を知らせていました。ほめられた訳をきちんと言葉で

伝えていたのです。先生が大事にしていることは何か・何を目指し期待しているかを

丁寧にわかるように話してくれました。

 その子自身が認められ,笑顔になりました。そしてその価値がクラスのみんなに伝わって

いきます。こうあるべきという押し付けではありません。その行為を支える心にも目を

むけてほめてくれます。結果だけでなく,過程もほめてくれます。優しく温かく,

あなた自身が素晴らしいというメッセージが伝わってきます。

 授業後,菊池先生と握手をして,感想を直接渡し,伝えました。

  

 「たのしかった。またじゅぎょうをしてもらいたいです。ほめてもらえてうれしかった。

  がんばったかいがありました。」

 「たのしかった。おもしろかった。えらばれてよかった。きてくれてうれしい。

  いちばんたのしかった。またあいたい」

 「すごくたのしかったし,よくかんがえた」

 「いままででいちばんよくて,たのしくてさいこうでした。あとはくしゅをされて

  うれしかった」

    感想にも嬉しい気持ちが表れています。そして授業の後,子どもたちがなんだか

みんな飛び跳ねているのです。笑顔で嬉しそうに,授業の話をしています。ほめられて

みんな嬉しくて,心が弾んで,身体まで弾んで・・・子ども達の素敵な姿に接する

ことができ,私は幸せな気持ちになりました。そして,改めて子どもを変えようとする

のではなく,私達大人が変わることで,子どもが変わるのだと思いました。

 これは私が感じたことです。先生方は何を考えたでしょうか。振り返りをしながら,

先生方と対話を深め,実践に結び付け,研修の学びを深めていきたいと思っています。

 菊池省三先生,ありがとうございました。頑張ります!!