| 中原中学校 公式 マスコット キャラクター 「なかよっち」 ※転載不可 |
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校長室より(令和2年度)
令和2年度末 保護者会挨拶
第35回卒業式 校長式辞
コロナ禍での3年生を送る会
そして3年生のみなさん、今何を感じているでしょうか。明日はいよいよ公立高校の発表です。先日お伝えした通り、結果は出てしまった時点で過去ですから、どんな結果でも胸を張って中原中に戻ってきてください。そして、次はあなたたち3年生が後輩たちの思いにこたえる番です。残り少ない中原中学校での生活で、1,2年生に何を伝えられるか、しっかりと考えてください。残念ながら、卒業式には1,2年生は参加できませんが、卒業式の様子はオンラインで配信する予定です。最高の卒業式を見せてください。
行為の意味 宮澤章二
行為の意味 青春前期の君たちに 宮澤章二著 ごま書房新社
「私たちが登る丘」
アメリカのバイデン新大統領の就任式で、22歳の詩人アマンダ・ゴーマンが朗読した「私たちが登る丘」という詩です。
夜が明けると、私たちは自問する
この果てなき暗闇の、どこに光を見出せようか?
私たちが抱える喪失
渡らなければならない海
私たちは窮地に果敢に立ち向かい
平穏が平和とは限らず
当然だと思われていた規範や考えが
正義とは限らないことを学んだ
それでも夜明けは
いつの間にか私たちのものだ
私たちはなんとか乗り切る
私たちは切り抜け、見届けてきた
壊れているのではなく、未完成の国を
私たちはこの国とこの時代の継承者だ
奴隷の子孫で母子家庭に育った
やせっぽちの黒人の少女が
大統領になる夢を持てる
そして気づけば
大統領のために詩を朗読している
もちろん私たちは、洗練からはほど遠く
清らかでもない
だからといって
完璧な団結を目指しているわけではない
私たちが目指すのは、目的を持った団結
人間のあらゆる文化、肌の色、性格、状況を重視する国を
作り上げるために
だから私たちは上を向いて
私たちの間に立ちはだかるものではなく
目の前にあるものを見据える
私たちは違いを克服する
未来を第一に考えるには
互いの違いを脇にやらねばならないと知っているから
私たちは武器を捨て
互いに手を差し伸べる
誰も傷つけず、全員の調和を求める
世界にこれだけは真実だと言わしめよう
私たちは悲しんだけれど、成長したと
傷付いたけれど、望みを持ったと
くたびれても、努力したと
そして私たちは永遠に結ばれ、勝利を手に入れると
それは私たちが二度と敗北しないからではなく
二度と分断の種をまかないから
聖書にはこう書かれている
人はそれぞれ自分のぶどうの木の下
いちじくの木の下に座り
脅かすものは何もないと
この時代に合った生き方をするならば
勝利は刃ではなく
私たちが架けてきた橋にある
それこそが、私たちが登る丘の先にある
明るい約束の地
登る勇気さえあれば
アメリカ人であることは
ただの継承された誇りではない
過去に足を踏み入れ
いかに修復するかということ
この国を分け合うよりも
粉々にしようとする勢力があった
民主主義を遅らせるためなら
国自体を破壊しかねない勢力
その試みは危うく完遂されるところだった
しかし民主主義が足止めされても
完全に敗北することはあり得ない
この真実
私たちが信じるこの信念
未来を見据える私たちを
歴史は見ている
現在は、私たちが初め恐れていた
贖罪の時代
こんな恐ろしい時代を受け継ぐ
心の準備はできていなかった
しかし、やがて私たちは
新しい章の書き手となる力を見つけた
自分たちに希望と笑顔を与える力を
「この惨事をどう克服できるというのか」というかつての疑問
今なら「惨事が私たちに勝てるわけがない」と答えられる
過去に後戻りするのではなく
未来に向かって進む
傷ついても完全で
寛大でも大胆で
激しくも自由な国
私たちは振り向かない
脅しにも屈しない
なぜなら行動を起こさず惰性に陥れば
次世代に受け継がれることを知っているから
私たちの過ちは、彼らの重荷となる
しかし1つだけ確かなことがある
慈悲と力を合わせ
力と正義を合わせれば
愛が私たちの遺産となり
子どもたちが生まれながらに持つ権利を変えられる
だから与えられた国よりも
良い国を残そう
私の高鳴る胸が呼吸をするたび
私たちはこの傷ついた国をすばらしいものに変える
西の黄金の丘から立ち上がる
祖先が革命を実現させた
風が吹き荒れる北東の地から立ち上がる
湖に囲まれた中西部の町から立ち上がる
太陽の照りつける南部から立ち上がる
再建し、和解し、回復する
私たちの国のあらゆる場所で
多様で美しい人々が立ち上がる
打ちのめされても美しい人々が
そして夜が明けたら
熱く燃える私たちは
恐れずに暗闇から足を踏み出す
新しい夜明けは
私たちに解き放たれて花開く
光はつねにそこにある
それを見る勇気さえあれば
光となる勇気さえあれば
アマンダ・ゴーマン
「ポストコロナ期を生きる君たちへ」
「ポストコロナ期を生きる君たちへ」 内田樹 編 晶文社 より
正しい道
本当に、どんな辛いことでも、
それが正しい道を
進む中での出来事なら
峠の上りも下りも
みんな本当のしあわせに近づく
一歩ずつなのですから。
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」より
「しあわせ」という価値観は大きく変化しているのかもしれません。コロナ禍にあって様々な制限の中で、ますますその価値が揺らいでいるように感じます。そもそも価値観を共有すること自体が難しい時代ともいえます。それでも本来人間が失ってはいけない普遍の真理があるはずです。真理とは哲学の言葉で、だれにとっても正しいこと。「正しい道」とはその「真理」のことだと思います。「正しい道」を進んでいきましょう。
泥の中に咲く「ハス」のように
扱う仕事がいかに卑しくとも、足がいかなる泥中を踏むとも、思想が高潔であれば、行う業務も尊くなり、足元の泥中よりハスの花が咲くにいたる。尊卑貴賎は仕事をする者の心に属することで、正しく清い心を持ち、心に欲を持たず、虚心に世を渡れば、必ず同じ志の人が現れ、あるいは隠れたままで我々を援助してくれる。しいて同じ志の者を求めなくとも自ずから友ができて、世渡りの道を全うするのである。
仕事をしていて思うことは、一人ではできないことも、仲間がいれば乗り越えていけるということ。いろいろと大変なことも周りに支えられてここまで来ることができたと実感している。本当の仲間を見つけるため答えが、この文章の中にある。
チャイムの鳴らない11日間
2学期が終わります。今年は休校期間があったため,冬休みも少し短くなってしまいました。時間がたつのは早いもので,令和2年度も休日をのぞくと,卒業式まで45日、修了式までは53日となりました。
3年生へのメッセージ
2学期保護者会「令和2年を振り返って」
「Fail fast! Fail often!」
大体、僕の人生は、いわゆる見たり、聞いたり、試したりで、それを総合してこうあるべきだということで進んできた。もしわからないようなことがあって、そのために本を読むんだったら、そのヒマに人に聞くことにしている。 (中略) さっきもいった通り、人生は見たり、聞いたり、試したりの三つの知恵でまとまっているが、その中で一番大切なのは試したりであると僕は思う。ところが世の中の技術屋というもの、見たり、聞いたりが多くて、試したりがほとんどない。僕は見たり聞いたりするが、それ以上に試すことをやっている。その代わり失敗も多い。ありふれたことだけど、失敗と成功はうらはらになっている。みんな失敗をいとうもんだから、成功のチャンスも少ない。本田が伸びた伸びたって、最近みんなが不思議がるが、タネを明かせばこれ以外にない。
井深大 著 「わが友 本田宗一郎」(文春文庫)の本田氏の言葉より
※井深 大は、日本の電子技術者および実業家。 盛田昭夫とともにソニーの創業者の一人。
※本田 宗一郎は、日本の実業家、技術者。輸送用機器メーカー本田技研工業の創業者。
シリコンバレーのスタートアップ企業では、「Fail fast! Fail often!」という言葉がよく使われるそうです。「早く失敗しなさい、たくさん失敗しなさい」という意味です。失敗を恐れて挑戦しないとチャンスを失うということでしょう。学校は生徒たちにもっと失敗の経験を踏ませるべきなのだと思います。
