| 中原中学校 公式 マスコット キャラクター 「なかよっち」 ※転載不可 |
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校長室より(令和2年度)
令和2年度末 保護者会挨拶
第35回卒業式 校長式辞
コロナ禍での3年生を送る会
そして3年生のみなさん、今何を感じているでしょうか。明日はいよいよ公立高校の発表です。先日お伝えした通り、結果は出てしまった時点で過去ですから、どんな結果でも胸を張って中原中に戻ってきてください。そして、次はあなたたち3年生が後輩たちの思いにこたえる番です。残り少ない中原中学校での生活で、1,2年生に何を伝えられるか、しっかりと考えてください。残念ながら、卒業式には1,2年生は参加できませんが、卒業式の様子はオンラインで配信する予定です。最高の卒業式を見せてください。
行為の意味 宮澤章二
行為の意味 青春前期の君たちに 宮澤章二著 ごま書房新社
「私たちが登る丘」
アメリカのバイデン新大統領の就任式で、22歳の詩人アマンダ・ゴーマンが朗読した「私たちが登る丘」という詩です。
夜が明けると、私たちは自問する
この果てなき暗闇の、どこに光を見出せようか?
私たちが抱える喪失
渡らなければならない海
私たちは窮地に果敢に立ち向かい
平穏が平和とは限らず
当然だと思われていた規範や考えが
正義とは限らないことを学んだ
それでも夜明けは
いつの間にか私たちのものだ
私たちはなんとか乗り切る
私たちは切り抜け、見届けてきた
壊れているのではなく、未完成の国を
私たちはこの国とこの時代の継承者だ
奴隷の子孫で母子家庭に育った
やせっぽちの黒人の少女が
大統領になる夢を持てる
そして気づけば
大統領のために詩を朗読している
もちろん私たちは、洗練からはほど遠く
清らかでもない
だからといって
完璧な団結を目指しているわけではない
私たちが目指すのは、目的を持った団結
人間のあらゆる文化、肌の色、性格、状況を重視する国を
作り上げるために
だから私たちは上を向いて
私たちの間に立ちはだかるものではなく
目の前にあるものを見据える
私たちは違いを克服する
未来を第一に考えるには
互いの違いを脇にやらねばならないと知っているから
私たちは武器を捨て
互いに手を差し伸べる
誰も傷つけず、全員の調和を求める
世界にこれだけは真実だと言わしめよう
私たちは悲しんだけれど、成長したと
傷付いたけれど、望みを持ったと
くたびれても、努力したと
そして私たちは永遠に結ばれ、勝利を手に入れると
それは私たちが二度と敗北しないからではなく
二度と分断の種をまかないから
聖書にはこう書かれている
人はそれぞれ自分のぶどうの木の下
いちじくの木の下に座り
脅かすものは何もないと
この時代に合った生き方をするならば
勝利は刃ではなく
私たちが架けてきた橋にある
それこそが、私たちが登る丘の先にある
明るい約束の地
登る勇気さえあれば
アメリカ人であることは
ただの継承された誇りではない
過去に足を踏み入れ
いかに修復するかということ
この国を分け合うよりも
粉々にしようとする勢力があった
民主主義を遅らせるためなら
国自体を破壊しかねない勢力
その試みは危うく完遂されるところだった
しかし民主主義が足止めされても
完全に敗北することはあり得ない
この真実
私たちが信じるこの信念
未来を見据える私たちを
歴史は見ている
現在は、私たちが初め恐れていた
贖罪の時代
こんな恐ろしい時代を受け継ぐ
心の準備はできていなかった
しかし、やがて私たちは
新しい章の書き手となる力を見つけた
自分たちに希望と笑顔を与える力を
「この惨事をどう克服できるというのか」というかつての疑問
今なら「惨事が私たちに勝てるわけがない」と答えられる
過去に後戻りするのではなく
未来に向かって進む
傷ついても完全で
寛大でも大胆で
激しくも自由な国
私たちは振り向かない
脅しにも屈しない
なぜなら行動を起こさず惰性に陥れば
次世代に受け継がれることを知っているから
私たちの過ちは、彼らの重荷となる
しかし1つだけ確かなことがある
慈悲と力を合わせ
力と正義を合わせれば
愛が私たちの遺産となり
子どもたちが生まれながらに持つ権利を変えられる
だから与えられた国よりも
良い国を残そう
私の高鳴る胸が呼吸をするたび
私たちはこの傷ついた国をすばらしいものに変える
西の黄金の丘から立ち上がる
祖先が革命を実現させた
風が吹き荒れる北東の地から立ち上がる
湖に囲まれた中西部の町から立ち上がる
太陽の照りつける南部から立ち上がる
再建し、和解し、回復する
私たちの国のあらゆる場所で
多様で美しい人々が立ち上がる
打ちのめされても美しい人々が
そして夜が明けたら
熱く燃える私たちは
恐れずに暗闇から足を踏み出す
新しい夜明けは
私たちに解き放たれて花開く
光はつねにそこにある
それを見る勇気さえあれば
光となる勇気さえあれば
アマンダ・ゴーマン
「ポストコロナ期を生きる君たちへ」
「ポストコロナ期を生きる君たちへ」 内田樹 編 晶文社 より
正しい道
本当に、どんな辛いことでも、
それが正しい道を
進む中での出来事なら
峠の上りも下りも
みんな本当のしあわせに近づく
一歩ずつなのですから。
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」より
「しあわせ」という価値観は大きく変化しているのかもしれません。コロナ禍にあって様々な制限の中で、ますますその価値が揺らいでいるように感じます。そもそも価値観を共有すること自体が難しい時代ともいえます。それでも本来人間が失ってはいけない普遍の真理があるはずです。真理とは哲学の言葉で、だれにとっても正しいこと。「正しい道」とはその「真理」のことだと思います。「正しい道」を進んでいきましょう。
泥の中に咲く「ハス」のように
扱う仕事がいかに卑しくとも、足がいかなる泥中を踏むとも、思想が高潔であれば、行う業務も尊くなり、足元の泥中よりハスの花が咲くにいたる。尊卑貴賎は仕事をする者の心に属することで、正しく清い心を持ち、心に欲を持たず、虚心に世を渡れば、必ず同じ志の人が現れ、あるいは隠れたままで我々を援助してくれる。しいて同じ志の者を求めなくとも自ずから友ができて、世渡りの道を全うするのである。
仕事をしていて思うことは、一人ではできないことも、仲間がいれば乗り越えていけるということ。いろいろと大変なことも周りに支えられてここまで来ることができたと実感している。本当の仲間を見つけるため答えが、この文章の中にある。
チャイムの鳴らない11日間
2学期が終わります。今年は休校期間があったため,冬休みも少し短くなってしまいました。時間がたつのは早いもので,令和2年度も休日をのぞくと,卒業式まで45日、修了式までは53日となりました。
3年生へのメッセージ
2学期保護者会「令和2年を振り返って」
「Fail fast! Fail often!」
大体、僕の人生は、いわゆる見たり、聞いたり、試したりで、それを総合してこうあるべきだということで進んできた。もしわからないようなことがあって、そのために本を読むんだったら、そのヒマに人に聞くことにしている。 (中略) さっきもいった通り、人生は見たり、聞いたり、試したりの三つの知恵でまとまっているが、その中で一番大切なのは試したりであると僕は思う。ところが世の中の技術屋というもの、見たり、聞いたりが多くて、試したりがほとんどない。僕は見たり聞いたりするが、それ以上に試すことをやっている。その代わり失敗も多い。ありふれたことだけど、失敗と成功はうらはらになっている。みんな失敗をいとうもんだから、成功のチャンスも少ない。本田が伸びた伸びたって、最近みんなが不思議がるが、タネを明かせばこれ以外にない。
井深大 著 「わが友 本田宗一郎」(文春文庫)の本田氏の言葉より
※井深 大は、日本の電子技術者および実業家。 盛田昭夫とともにソニーの創業者の一人。
※本田 宗一郎は、日本の実業家、技術者。輸送用機器メーカー本田技研工業の創業者。
シリコンバレーのスタートアップ企業では、「Fail fast! Fail often!」という言葉がよく使われるそうです。「早く失敗しなさい、たくさん失敗しなさい」という意味です。失敗を恐れて挑戦しないとチャンスを失うということでしょう。学校は生徒たちにもっと失敗の経験を踏ませるべきなのだと思います。
生きてるだけで100点満点
【今の教育システム】
先生「フェアな選抜のため、みんな同一のテストを受けてもらう。」
【試験】木に登ってください
生徒は、イヌ、サカナ、アザラシ、ゾウ、ペンギン、サル、トリ。
やるまでもなく、サルが高い評価をえるだろう。
これはバカげた話に見えるかも知れないけど、これが今の教育システム。
あらかじめ回答が用意された問題を、いくつ正しく書けるかだけで人が評価されたりする。
学校の勉強をがんばる事を否定しないけど、生きるために必要な力や、人として大切なコトは他にも山ほどある。
「すべての人は天才だ。
でも、サカナが木に登る能力だけで評価されるなら、サカナは残りの人生を、自分はバカだと信じて過ごす。」
この話のバカさぐらい、自分を他の人と比べる事には意味がない。
「私は私だから(僕は僕だから)」を口グセにしよう。
結局あなたに1番影響を与えるのは、あなたの耳が聞くあなた自身の言葉と、あなたの思考なのだから。
たとえ誰かが、あなたを他の人と比べたとしても、あなた自身だけはあなたを他の人と比べないであげて欲しい。
人は誰も他の人と比べられる事を嫌がったりするけど、自分を他の人と1番比べてるのはあなた自身だから。
勉強が苦手だとか、運動が苦手だとか、容姿だけで、自分のすべてを否定しないであげて欲しい。
あなたはあなただから。
生きてるだけで100点満点だから。
今日は2つの小学校で、200人以上の子にお話をさせてもらった。
この話をしたら、小学生の子が涙を流した。
よっぽど、勉強とか運動とか容姿とかで、他の子と比べられてきたのかもしれない。
思わず、僕もつられてしまった。
人に背中を向けて話したのは、350回のうち今日が初めてだ。
せめて、せめてあなた自身だけは、あなたを他の人と比べないであげて欲しい。
あなたはあなただから。
生きてるだけで100点満点だから。
「雪かき」や「どぶさらい」のような仕事
おこだでませんように
ぼくは いつも おこられる。
いえでも がっこうでも‥‥。
きのうも おこられたし、
きょうも おこられてる。
きっと あしたも おこられるやろ‥‥。
ぼくは どないしたら おこられへんのやろ。
ぼくは どないしたら ほめてもらえるのやろ。
ぼくは 「わるいこ」なんやろか‥‥。
くすのき しげのり 作 石井聖岳 絵 より
あとがき
「おこだでませんように」
そう書かれた小さな短冊を見た時、私は涙がでそうになりました。短冊を書いた男の子は、いつも怒られているのでしょう。この子が楽しいと思ってしたことや、いいと思ってしたことも、やりすぎてしまったり、その場にそぐわなかったり、あるいは大人の都合に合わないからと、結果として怒られることになってしまうのかもしれません。
でもこの子は、だれよりもよくわかっているのです。自分は怒られてばかりいるということを。そして思っているのです。自分が怒られるようなことをしなければ、そこにはきっとお母さんの笑顔があり、ほめてくれる先生や、仲間に入れてくれる友達がいるのだと。
そんな思いを持ちながら、それをお母さんや友達に言うのではなく、七夕さまの短冊に、一文字一文字懸命に書いた「おこだでませんように」。この子にとって、それは、まさに天に向けての祈りの言葉なのです。
子どもたち一人ひとりに、その時々でゆれ動く心があります。そしてどの子の心の中にも、このお話の「ぼく」のような思いがあるのです。どうか私たち大人こそが、とらわれのない素直なまなざしをもち、子どもたちの心の中にある祈りのような思いに気づくことができますように。
くすのき しげのり
入力よりも出力を重視
脳は妙に勉強法にこだわる「入力」よりも「出力」を重視!
「誰の仕事でもない仕事」
内田樹の研究室(ブログ) より抜粋
※内田 樹は、日本のフランス文学者、武道家、翻訳家、神戸女学院大学名誉教授
学ぶということ
続・中学生からの大学講義1 学ぶということ
「つながることと認められること」 斉藤 環 著 より抜粋
数の不思議
GIGAスクール構想
https://www.mext.go.jp/a_menu/other/index_00001.htm
「自灯明」
仏教には「自灯明」という言葉があります。自分自身を頼りとして生きていきなさいという意味です。ブッダが亡くなるときに弟子たちに伝えた言葉だそうです。「自分自身を灯火として、先の見えない暗闇のような人生を歩いていきなさい。自分以外の誰かを灯火として、誰かに前を照らしてもらって生きていたのでは、その誰かがいなくなり明かりが消えたとき、人は真っ暗闇のなかをさまようことになってしまう。だから他に寄りかかるような生き方はするべきではない」と、ブッダは人生の最期に言葉を残したのでしょう。アフターコロナとかウィズコロナという言葉が聞かれます。もとより変化の激しい今の時代を生き抜くためには自律した個人として、他と協働することが必要でしょう。そしてそのためには多様性を認めることが重要です。
中原中学校の4つのキーワード
Smile Diversity Update Challenge
マスクとソーシャルディスタンス
本来であれば今日7月20日は終業式のはずでしたが、今年度は新型コロナウイルスの感染拡大に伴う休校措置の代替で8月7日まで1学期が続くことになりました。東京都では感染がさらに拡大しており、まだまだ予断が許されない状況です。やはり、手洗い、消毒、マスク、ソーシャルディスタンスを徹底するしかないのでしょう。Twitterで見つけた画像が分かりやすかったので紹介します。マスクの基本は「感染者が着用していると人にうつすリスクが減る」ですが、「未感染者が着用するとうつされるリスクも減る」ことがわかってきているという感じですかね。まあどうやって定量化したかはわかりませんが・・・。
クラスに居場所がないと悩んでいる君へ(再掲)
日本を代表するボーカリストの甲本ヒロトさんを知っていますか。THE BLUE HEARTSとして、「リンダリンダ」や「TRAIN-TRAIN」などのヒット曲はあまりにも有名ですね。現在もザ・クロマニヨンズとして活動を続けています。お父さんやお母さんの世代の方が知っているかな?その甲本ヒロトさんの言葉です。ぜひ読んでください。
「学校に居場所がないと悩んでいる子に言ってあげられることはありますか?」という質問に対して、
「居場所あるよ。席あるじゃん。そこに黙って座ってりゃいいんだよ。友達なんていなくて当たり前なんだから。友達じゃねぇよ、クラスメイトなんて。たまたま同じ年に生まれた近所の奴が同じ部屋に集められただけじゃん。」
「趣味も違うのに友達になれるわけないじゃん。山手線に乗ってて、『はい、この車両全員仲よく友達ね』って言われても、『いや、偶然今一緒に乗ってるだけなんですけど』って。友達じゃねぇよ。」
「ただ、友達じゃないけどさ、喧嘩せず自分が降りる駅まで平和に乗ってられなきゃダメじゃない?その訓練じゃないか、学校は。友達でもない仲よしでもない好きでもない連中と喧嘩しないで平穏に暮らす練習をするのが学校じゃないか。だからいいよ、友達なんかいなくても。」
無理に仲良くする必要なんてないんです。でもみんなが気持ちよく暮らしていけるように、お互いを認め合う練習をするのが学級であり、学校なんですね。みんながこの電車を降りるのは卒業の時かな。それまで平和に乗っていてほしいし、もし苦しければいつでも相談に来てほしい。
Smile Diversity Update Challenge
FACTFULNESS
ファクトフルネスの大まかなルール
・分断本能を抑えるには・・・大半の人がどこにいるか探そう
・ネガティブ本能を抑えるには・・・悪いニュースほど広まりやすいと覚えておこう
・直線本能を抑えるには・・・直線もいつかは曲がることを知ろう
・恐怖本能を抑えるには・・・リスクを計算しよう
・過大視本能を抑えるには・・・数字を比較しよう
・パターン本能を抑えるには・・・分類を疑おう
・宿命本能を抑えるには・・・ゆっくりとした変化でも変化していることを心にとめよう
・単純本能を抑えるには・・・一つの知識がすべてに応用できないことを覚えておこう
・犯人捜し本能を抑えるには・・・誰かを責めても問題は解決しないと肝に銘じよう
・焦り本能を抑えるには・・・小さな一歩を重ねよう
修学旅行アンケート
修学旅行に関するアンケート.pdf
リモートで3年生にお話ししました。
子どもたちに伝えたいこと
新型コロナウイルス感染防止のため、多くの学校が長期休校となる中、不安を抱える子供たちに、解剖学者の養老孟司氏(82才)が、送ったメッセージが心に刺さりましたので紹介します。
学校にも行けず、友達にも会えず、ひとりで部屋に閉じこもって寂しい思いをしているかもしれない。だけど、あなたを取り巻く世界は友達や学校だけだろうか。世界は見方によって、「対人の世界」と「対物の世界」に大きく分かれています。「ひとりで寂しい」というのは、「対人の世界」の話のことです。たとえば「将来の夢はユーチューバー」という子が増えているといいます。否定はしませんが、これは子供たちがいかに「対人の世界」だけで生きているかの表れだと思う。人からどう見られるか、人とどうつきあうか。こういう関心だけで世界が成り立っているのはもったいない。
ぼくは小さい頃から、虫が好きでした。「対物の世界」です。きっと君たちの中にも、きのこに興味があったり魚釣りが好きだったり、花の名前を覚えるのが得意だったり、そういう子たちもたくさんいるんじゃないかと思う。
実は今回のコロナ禍で、困っているのはみな、「対人の世界」の住人です。レストランにゲームセンター、カラオケに居酒屋。こうした“対人”サービスが苦境に陥っています。くらべて、「対物の世界」、農家さんや漁師さんの生活はそれほど大きく変わっていないように思えます。
ぼく自身も、毎日、朝から虫を見て「対物の世界」に生きています。すごく平和ですよ。野山に虫を捕りに行っても誰にも会いません。田舎の山の中なので、出歩いていても、自粛自警団に叱責されることもありません。
つまり、コロナに影響を受けない世界がある、ということも、君たちには知ってほしい。世界は1つだけではないのです。
このところ、世界中でグローバリズムの必要性が盛んに唱えられてきました。日本もその中にあります。でも今回のコロナのパンデミックは、グローバル化による人の移動も原因です。これまで推奨されてきたグローバリズムは縮小し、代わりにナショナリズムが台頭するかもしれない。いずれにせよ、この後の世界をどうするのか、考えなければなりません。しかし一口に「考える」といっても難しい。実際、教え子の大学生を見ていても、過剰なサービスや過干渉な親に慣れているせいか、自分で考えて動ける力を持っている人は少ない。「考える」とは成熟することです。自分で考えられない大人を、成熟したとはいいません。考える力を磨く簡単な方法は、外に出ることです。
コロナだから外に出たらだめだって? そんなことはありません。それこそ、どうやったら安全か。三密じゃない場所はどこか。帽子は、水筒は、着替えは…と想定して準備すればいい。それが「考える」ということです。「なぜ外に出てはいけないのか」と問い直すことも、「考える」ことかもしれません。
考えながら外に出れば、まず体が反応するはずです。そもそも、ぼくらは「意識」を信頼しすぎているんです。自分の意識が体を動かしている、と思っているかもしれませんが、そんなことはありません。人間の場合、意識は本来、外の世界に対応するためにあるものです。
自分の体は自然の一部なんですね。たとえば朝起きる。自分の意識が目覚めさせていますか? そうではなく、体が起きるから意識が戻るのです。眠るのもそう。意識して眠ることはできません。私たちは体という自然に従って生きているにすぎない。
言い方を変えれば、人間は、自分の体すら意識でコントロールできない、ということです。それなのに、すべてをコントロールできると自惚れているから、地球温暖化や公害問題も起きてくる。今回のコロナは、人間には自然をコントロールすることはできない、という教訓でもある。思い通りにいかないことがあったとき、人間は「努力・辛抱・根性」の方法を学びます。
もし私たちがそのことを学ばなかったら、コロナはただの災害になってしまう。おかしな言い回しだが、ぼくは「コロナがあってよかったね」と思えるような社会になることを望んでいます。
※女性セブン2020年6月4日号
【プロフィール】
解剖学者 養老孟司/神奈川生まれ。社会現象や人間の心理を脳科学や解剖学の知識を交えながら解説。1989年『からだの見方』でサントリー学芸賞受賞。2003年に発表した『バカの壁』は419万部の大ベストセラーとなり新語・流行語大賞も受賞した。
令和2年度第35回入学式式辞
令和二年度 第三十五回 入学式 校長式辞
新型コロナウイルス感染拡大に伴う混乱が続く中、昨年度末から様々な行事が自粛され、世の中が閉塞感に包まれていました。しかし緊急事態宣言が解除された後、少しずつ、世の中が元気を取り戻しつつある中、例年とは少し違う形ではありますが、保護者の皆様のご臨席のもと、令和2年度、第三十五回入学式を挙行できますことに、深く感謝申し上げます。
さて、新入生の皆さん、入学おめでとうございます。
ようこそ中原中学校へ。
君たちの入学を我々教職員一同、心より歓迎します。そして、本来であれば先輩として皆さんを迎えるはずだった在校生も皆さんと会えるのを心待ちにしています。やさしく、頼りになる先輩ばかりです。どうか安心して登校してきてください。
さて、今回の新型コロナウイルス感染症の拡大による世の中の混乱は、まさにこれからの社会を反映しているように感じます。「先が見えない、答えのない課題」にどう立ち向かえばよいのか。これからも、皆さんが歩んでいく世界は、様々な変化が起こるでしょう。もしかしたら、もっと大きな災害や危機が私たちを待ち受けているかもしれません。私たちは変化を続ける社会をどう捉え、どのように向き合うべきなのでしょうか?一つはこの変化に対応することであり、もう一つは変化の中から新しい価値を生み出すことだと思います。そのために私たちは何をするべきなのでしょうか。私は大切なことが4つあると考え、これまで先生方や生徒たちに伝えてきました。
まず一つ目は、 心身共に健康で,笑顔でいられること。
二つ目は、 様々な人たちの多様性を認め,相手を尊重し,対話し,協働すること。
三つ目は、 知識をアップデートするために,学び続けること。
四つ目は、 これまでの価値にとらわれずに,新しいことに挑戦すること。
みなさんに身に着けてほしい本当の力、それは人と比べるものではなく、むしろ自分の持つ強みを生かしながら、様々な立場の人々と協力して、問題を解決していくことができる力だと考えます。
より良い未来を作るために、笑顔を忘れず、多様性を認め、謙虚に学び続け、勇気をもって新しいことに挑戦してください。
保護者の皆様、本日はお子様のご入学まことにおめでとうございます。大切なお子様をお預かりいたします。今後三年間、皆様のご期待に応えるべく私ども教職員一同、誠心誠意全力を尽くして教育する所存です。中学校三年間は心も体も大きく成長する時期であるがゆえに、悩みも多い時期です。特に、気になる点や相談等がありましたら、ご遠慮なく申し出てくださるようお願い申し上げます。お子様の自立と成長を共通の願いとして、ご支援・ご協力を賜りますようお願いし、式辞といたします。
令和二年 六月一日 柏市立中原中学校 校長 藤 崎 英 明
アマビエ
柏神社の御朱印が、疫病退散のシンボルとして話題のアマビエのものになっているとのことで、代わりにお参りをしてもらいました。新型コロナウイルスも早く退散してもらいたいものです。
アマビエとは・・・
江戸時代の肥後(熊本)に出現した妖怪。外見は人魚のようで、鳥に似たくちばしがある。「病がはやったら私の写し絵を人々に見せよ」と言いのこし、海へ消えたとの言い伝えがある。
学校再開にあたって
5月26日から、学校が段階的に再開されます。3ヶ月にもわたる休校で、再開に当たっては、子どもたちも保護者の皆様も、さまざまな不安を抱えていることと思います。新型コロナウイルスへの感染、学校行事・部活動の実施や給食等の学校生活について、3年生は進路選択など、不安は尽きないでしょう。各学年とも三者面談を実施しましたが、ご希望があればスクールカウンセラー(火曜勤務)やスクールソーシャルワーカー(6月19日より金曜勤務)との面談も実施できますので、学校までお問い合わせください。 (中原中学校7166-5601)
【スクールカウンセラーとスクールソーシャルワーカーの違い】
〇スクールカウンセラー(SC)
生徒、保護者の心の悩み(いじめや不登校、病気などへの不安)の相談
〇スクールソーシャルワーカー(SSW)
保護者の生活状況、社会保障、生活保護などの相談
入学式アンケート結果
入学式アンケート.pdf
コロナ問題で分かった「日本人のホンネ」
とても読みやすく、共感できる内容でした。「日本人は政治にそれほど関心がないのに政府に依存し、国からの発言を待っている」「従来のあり方にこだわると、教育は崩壊する危険性があります」…そうしないために私たちができることは、子どもたちに当事者意識を育むことだと思います。「問題を創造的に発見し、協働して解決していく」そんな生徒を育てる学校を目指したい。休校が続いていますが、教職員は新しい取り組みにチャレンジしています。保護者の皆様、地域の皆様、のお力をお借りしながら、精一杯やっていきたいと思います。
https://dot.asahi.com/dot/2020051100004.html
STOPitについて
保護者の皆様へ
新型コロナウイルス感染拡大による混乱が続いており、入学式も実施できないまま、令和2年度がスタートしました。保護者の皆様には、大変不安な日々をお過ごしのことと思います。国からの緊急事態宣言を受け、柏市内の小中学校の休校がゴールデンウィーク明けまで延長されましたが、再開が確実であるかどうかも、まだ先が見えない状況です。子どもたちの健康と安全を守りつつ、学習保障についても考えていかなければなりません。中原中学校では、職員一丸となって今できる最大限の努力をしていきたいと考えています。現在行っている取り組みについて、説明いたします。
一つ目は、SNS連絡システム「つながる連絡」についてです。
本校では、保護者の皆様と学校の連絡が早く確実にできるように、昨年度からLINEを活用した連絡システム「つながる連絡」を運用しております。すでに多くの保護者の皆様にご活用いただきありがとうございます。今年度は新入生保護者様も含め、90%を超えるご家庭に登録をいただきました。この「つながる連絡」はエースチャイルド社から試験的に、無償で提供を受けているものです。今年度はさらに機能を向上させ、これまでの欠席連絡、配布プリントの一斉配信にくわえ、学級、部活動ごとの一斉配信や、双方向での相談も可能になります。休校中の保護者や生徒が担任とつながるために、積極的に配信していきたいと思います。一つ注意事項をお伝えします。各種だよりに掲載される写真や個人名等の個人情報の取り扱いには、十分注意していただき、お子様にも繰り返しご指導ください。また外部への転送等は禁止といたします。
二つ目は、動画の配信です。現在教育委員会をはじめ、様々な機関が、休校中の学習支援の一環として、動画配信を進めております。また、インターネット上には様々な無料学習動画サイトが存在しております。しかしながら、中原中学校の生徒たちに中原中学校の教師がメッセージを送ることが重要であるとの観点から、中原中学校独自の動画を作成し、配信していきたいと考えています。オープンロード合同会社様のご協力のもと、すでに何本かの動画を撮影し、順次YouTubeアカウントにアップしていきます。視聴のためのURLは「すくすくメール」および「つながる連絡」でお知らせします。こちらも外部への転送はご遠慮ください。
三つめは、Zoomを利用したオンライン学級会です。すでに試験的に行った学級もありますが、現在、Zoomの脆弱性について指摘されており、不安視する声があるのも事実です。セキュリティーが強化されたとの報道もございます。中原中学校といたしましては、休校が長引く中、子どもたちと学校が少しでもつながることを最重要課題として、ZoomやマイクロソフトのTeamsなど様々な方法を試していきたいと考えております。またあくまで参加は任意です。参加できないご家庭には、電話連絡を確実に差し上げますので、ご理解ください。
さて、以上の取り組みで最も考慮しなければならないのが、インターネット環境が不十分のご家庭への配慮です。現在、モバイルルーターやタブレット端末の貸し出しについて、企業等に依頼をしているところです。保護者の皆様からもよいアイデアがあれば、お知恵を拝借できればと思います。よろしくお願いいたします。感染予防に十分配慮したうえで、学校のコンピューターを利用することも検討しております。ネット環境が不十分な生徒が不利益を被らないように、十分配慮いたしますが、まずは、一歩踏み出し、今できることに取り組んでいきたいと考えています。
新型コロナウイルスの感染拡大によって、今世界中が出口の見えない困難な状況に陥っています。こんな時だからこそ、私たち教職員と保護者の皆様、地域の皆様が協力して子どもたちのために力を尽くしていくことが大切だと考えております。中原中学校の教職員は、今できる最大限の努力をしていくつもりです。保護者の皆様、どうぞご理解、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
新型コロナウイルス感染防止のために
https://snjpn.net/archives/190174
映像配信
できることに取り組んでいきます。
昨日発表された、緊急事態宣言を受け、4月9日に予定されていた入学式は延期となり、休校も5月6日まで延長されました。学校再開も確実ではなく、先が見えない状況が続いています。休校が長引く中、なんとか生徒の学習を保証しなければなりません。中原中学校では、学校ホームページへの学習課題提示や、Zoomを活用した遠隔授業、授業映像の配信など、様々な方法に取り組みたいと考えています。一昨日、生徒にとったアンケートでは、インターネットに接続する環境がないと答えた生徒もいました。そういう生徒には個別に支援を考えていきながら、授業映像の配信やZoomを活用した遠隔授業に試験的に取り組んでいきたいと考えます。もちろん授業以外でも、健康観察等、生徒たちとつながっていくためにも必要だと考えています。ご不明な点がございましたら、ぜひ学校までお問い合わせください。
新型コロナウイルスに気をつけて生活しよう!
マスクについて考える
現在マスクが品薄状態で、手に入りにくい状況が続いています。国が各家庭に布マスクを配布することを決めたり、手作りを推奨する動きもあります。そんな中、人気ユーチューバー「水溜りボンド」の面白い動画を見つけました。様々なマスクを電子顕微鏡で検証していくというものです。とても興味深く、見ていて面白かったです。参考にしてみてください。
https://www.youtube.com/watch?v=fqxKaQKuY9Q&feature=share
令和2年度のはじめに
2・3年生の皆さん,進級おめでとうございます。
現在,新型コロナウイルス感染拡大による世の中の混乱が続いています。学校は6日の始業式後、再度休校を延長することになってしまいました。感染拡大を防ぐためには、密集・密接・密閉の3つの密を避けることが大切といわれています。学校が再開した際には、皆さんは毎日必ず検温をして、37度を超えた場合には躊躇せず登校をひかえるようにしてください。1学期に予定されていた修学旅行や林間学校は、柏市全体として延期が決まりました。場合によっては中止もやむなしという方針です。6月の音楽フェスティバルや10月の市内音楽発表会も中止が決定しています。おそらく夏の総合体育大会や秋の新人戦、東葛駅伝にも何らかの影響が出るでしょう。今年度は行事や部活動が大幅に削減されるかもしれません。それは、みなさんの命の安全を最優先に考えてのことだと理解してください。優先順位は1.「命の安全」2.「学習保障」3.「行事・部活動」です。
今回の新型コロナウイルス感染症の拡大による世の中の混乱は、まさにこれからの社会を反映しているように感じます。「答えのない課題」にどう立ち向かえばよいのか。2月のダイヤモンドプリンセス号のニュースから、ものすごい勢いで社会の様子が変わってきています。首相から一斉休校の要請が出されたのが2月28日。柏市は3月4日からの休校。3年生にお別れをすることができずに終わってしまった卒業式。当たり前に続くと思っていた日常が突然変わってしまう。あるいは消えてなくなってしまう。このことを、皆さんにはきちんと考えてほしい。それも個人の事情ではなく、国や社会の事情で変わってしまうことがあるのだということを、きちんと考えてほしいと思います。これまでの歴史を振り返ってみると、戦争や災害の時にはそういうことが起こりました。いま、まさにそれと同じ状況下にあると言えます。だからこそ皆さんには、主体的に今この時期を生きてほしいと思っています。
大切なことは、どんな状況に直面しても、慌てたり、騒いだり、誰かのせいにするのではなく、よく考えて今できる最善の行動をとることです。自分は感染しないから大丈夫と高を括るのもよくありません。(正常性のバイアスと言います)例えばウイルスに感染した時に、誰かにうつしてやると出歩くことは正しい行為でしょうか。うわさに惑わされて、マスクやトイレットペーパーを買い占めて、転売することが正しい行為でしょうか。困難や試練に直面した時に、初めてその人の意思の強さや、人間としての価値がわかるのです。困難に直面した時こそ、笑顔を忘れず、多様性を認め、謙虚に学び続け、勇気をもって挑戦することを忘れないでください。
【変化の激しい時代を生き抜くために必要な4つのキーワード】
① 心身共に健康で,笑顔でいること。
② 様々な人たちの多様性を認め,相手を尊重し,対話し,協働すること。
③ 知識をアップデートするために,学び続けること。
④ これまでの価値にとらわれずに,新しいことに挑戦すること。
Smile Diversity Update Challenge
