学校長名 岩永 朗子

校長室より~令和6年度~

校長室より②(25)【実(巳)を結ぶ一年】&【一段上=自分から動く】

 14日間の冬休みが終わり、さくらっこが学校に戻ってきました。昨年の元旦に起きた能登半島地震において被災された方々がいることを考えると、さくらっこの皆さんと先生方と顔を合わせることができた始業式は,とても嬉しい気持ちでした。始業式前にはPTAの御協力により、業者さんによるトイレ掃除がありました。きれいなトイレであり続けるように、きれいに使ってほしいとさくらっこにお願いしました。

 

 始業式も詩の紹介から始めました。いがらしれいこ【芸術品】の抜粋です。

~【うちのは芸術品だから】ならべておばさんは しみじみながめる なるほど 色もかたちも ひとつとして 同じトマトではない~を読み上げ、人も同じで一人一人違っていて、皆さんはいずれもかけがえのない人であり、今年も自分も友達も大切にするさくらっこでいてほしいと伝えました。

 

 今年は、巳年(みどし:へびどし)です。毎年4年生に向けて出前授業を行ってくださっている大野隆司先生の版画を紹介しました。【色々あっても人生全部まるじゃ(蛇)】と書いてあります。素敵な言葉だなあと思います。校長室の廊下に掲示していますので、来校の際には、保護者・地域の皆さんもぜひご覧ください。

 

 【新たな挑戦の一年】の辰年の令和6年から、令和7年は、これまでの努力や準備が【実(巳)を結ぶ一年】にしたいものです。すぐに成果が出ずとも、焦らず、粘り強く取り組む姿勢が大事だと思います。また、3学期の登校日数の確認をしました。5年生は51日、1~4年生は50日、そして6年生は46日の登校です。進級・進学に向けた【0学期(ゼロガッキ)】と捉え、【自分から】動ける=【一段上】を目指しましょう。

 

 司会の渡部圭介先生も、【一段上】の起立・着席を目指し、見事に応えてくれたさくらっこの姿がありました。

【一段上】の令和7年の最初の一歩です。

 

 養護教諭の土屋先生からは、今月の生活目標「寒さに負けない体を作ろう」のお話がありました。4つのコツ ①食事 ②運動 ③予防 ④生活リズムです。具体的に①朝食 ②太陽の光を浴びること ③手洗い・うがい ④早寝早起き を教えて頂きました。この4つを大事にして、感染症に負けない体を作りたいと思います。

 

 始業式が終わり他の学年が退場した後、6年生には学年の先生方からのお話がありました。しっかり話している先生の顔を見て聞いている姿を見ると頼もしく思います。3名の先生方と友達との46日間。卒業式までの一日一日を大切にして、小学校最後の3学期を過ごしてほしいと思います。

 さくらっこの皆さん、そして保護者の皆さん、今年もよろしくお願いします。