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活動の様子(R06年度)

賢人

鉄の酸化反応や炭酸水素ナトリウムとクエン酸の吸熱反応

の実験をする2年生は、1つの試験官を班員全員で囲んで

見ており、非常に和気あいあいとした印象を受けます。

実験は物質が温かくなったり冷たくなったりと愉快ですが

その現象を表す化学反応式はややこしく、その難しさに

生徒達も表情を歪める場面があります。しかし、悩んでいる

クラスメートがいると、どこからともなく颯爽と現れて

解説をしていく予習バッチリの生徒がいます。かなり

難易度の高い範囲かと思われますが、既に人に教える

レベルの習得度となっていることにビックリです。

感じろ・考えろ

キャリア教育の授業をする2年生は日常生活の行動を

書き出し、その中にあった「嫌だな」と感じた場面の

改善点を考えています。

生徒達の「嫌だな」という場面は「手を洗うのが面倒

くさい」「部活動の練習場所まで遠い」等々、意外と

些細なことにも嫌がっているようです。しかし、あらゆる

問題(顧客のニーズ)を洗い出すことで、新たな解決策

(商品)を考えだすこの授業に置いては、ものぐさな

思考ほど重要だと言えます。

商品開発というと、生徒達にとってはまだ先の話になり

そうですが、「スマホを見る時間を減らして勉強する」や

「(部活の)練習の合間の移動を走ることで練習時間を

確保する」といった、すぐに活用できる気づきもありました。

3年生に近づくにつれ、部活や勉強に懸ける思いも大きく

なってくるであろう2年生ですが、自主的に前述のような

気づきが生まれるのであれば、良い結果を残せそうです。

 

キン肉マン式英語の授業?!

40年近く作品が続いている漫画「キン肉マン」ですが

その人気の要素の1つとして、登場するキャラクターを

一般公募するというのが上げられると思います。

3年生の英語の授業でも、授業で出題されるクイズを

生徒達から募集しており、自分の考えたクイズが採用

された時には喜びの声を上げています。教科書の内容を

理解し問題文を作るという授業は英語の応用力も付きそう

ですが「自分の問題を採用させてやる」というモチベーション

も引き出しているように思います。

グループで問題を考える時間も、楽しそうに協力しながら

アイディアを出し合っていました。

優しくなれる授業

2年生の道徳の授業では元プロ野球選手の長嶋茂雄さんと

松井秀喜さんの信頼関係について考えています。監督と選手、

上司と部下という関係の2人に芽生えている信頼関係を考える

ことは、パワハラという概念が多くの人に認知されたことで

上司が部下に気を遣うようになってきた社会において必要な

ことのように思います。

別のクラスではフレッド・和田勇さんという実業家がどのような

気持ちで東京にオリンピックを招致したのかを考えています。

つい最近では、大阪府が府内の学校を対象に欠席という選択肢の

ない大阪万博無料招致の出欠?確認をして批判を受けたという

ニュースを見ました。道徳の教材と状況が同じという訳では

ありませんが、和田さんの気持ちを推察した生徒であれば、

ニュースの見方も少し変わるかもしれません。

 

鳥山先生ありがとうございます。

色々な会社が調査している中学生のなりたい職業ランキングですが

その中の1つに「ボカロP」とういものがあります。日本語に訳すと

音声合成ソフト楽曲のクリエイターになるようで、文明の発展により

登場した新たな子どもの夢だと思います。

菜の花学級の生徒達は「コロックル」という教材で音楽を作成して

おり、前述した内容を考慮すると将来の職業選択の幅が広がる可能性

もある、楽しくも実用性のある授業かと思われます。

生徒達も興味津々で楽曲に取り組み、少ない時間で動画のような音楽

を作ってしまいました。教室にいた男性教員には年代的に丁度刺ささる

楽曲だったので、大人子ども関係なく盛り上がっていました。