校長室より

2024年3月の記事一覧

給食最終日(校長室より)

令和5年度の給食の最終日でした。

 

子どもたちの体づくりを支えてくれた栄養バランスを考慮した給食も、今日でおしまいです。

 

給食大好きな子どもたちや職員が、下校時や休み時間には「今日の○○がおいしかった」とか「いつもおいしい給食ありがとうございます」のような言葉を事務室の栄養士さんやワゴンの片付けをしている調理員さんに伝えているシーンを今年度もたくさん見かけました。

 

「食べることは生きること」食に興味を持つということはとても大切なことです。そして思いをきちんと伝えることも大切です。言わなければわかりませんから。

 

栄養士の秦野先生、調理員のみなさん、今年度も安心安全な給食作り、給食提供をありがとうございました。

 

1食当たり265円という金額を各ご家庭、教職員から集め、食材を購入して給食を作っています。土南部小学校の教職員数、児童数と給食回数から、給食を作るために年間でいくらの予算があるかがはっきりします。

その予算を10回に分けて、毎月各ご家庭や教職員から集金しています。なので、例えば「7月は15回給食があるから265×15=3975円がその月の給食費」とはなりません。

 

今年度は野菜が高騰した時期もありましたので、食材購入には栄養士さんが頭を悩ませていました。

 

保護者のみなさん、今年度も給食費を始めとする校納金のお支払いへのご協力ありがとうございました。

例え一人分でもかけると、見込んでいた食材の購入や提供する品数に影響があります。来年度も引き続きのご協力をお願いいたします。

最後の昼休みと横断幕設置(校長室より)

今日は今年度最後の昼休みでした。寒風吹きすさぶ中、元気に遊ぶ子どもたちの姿です。

昼休みの子どもたちの表情はとても良いです。楽しいことが大好きな子どもたちですから当然ですね。

太陽の光を浴びて安心ホルモン「セロトニン」の分泌量は増え、ストレス発散にもなる外遊び。モヤモヤしたら外に出ることをおすすめします。

 

さて、今年度、学校運営協議会の予算で横断幕を作っていただきました。

今日は、できあがって届けられた横断幕を5名の委員のみなさんと取り付けました。

取り付け場所は一応決めていたのですが、その場になってもっと良い場所はないか試行錯誤しました。

最終的には正門の左側にあたるフェンスに取り付けました。

学校と委員のみなさんの願いを込めた横断幕です。

「みんなでつくる」・・・大人たち、子どもたち、みんなで目指して行きましょう

 

卒業式予行練習での5年生(校長室より)

卒業式まで片手をきりました。6年生は、体育館での練習時には良い緊張感を持って練習に臨んできました。

人は、いつもずっと「気をつけ」をし続けることはできません。時には「やすめ」も必要です。と言うか「やすめ」があるからこそ、「気をつけ」が格好良く見えるのだと思います。それをけじめと言ったり、めりはりと言ったりします。

6年生はその辺りをよくわきまえているように見えます。

さて、5年生です。

コロナ前は5年生も式に参加していました。卒業式に向けて5年生だけで呼びかけや歌の練習をする時間や、6年生と合わせる練習時間も確保したものです。しかし、今、本校では在校生の参加はありません。5年生の授業時数の確保が理由です。

ただ、卒業していく緊張感あふれる6年生の様子に触れさせたいという思いはあります。昨年から、予行練習時に保護者席の場所に5年生に来てもらって、式の雰囲気を感じてもらうということをしています。6年生にも良い刺激になるはずです。

練習も何もしていない5年生。体育館に入る前に、それぞれのクラスで事前指導もあったと聞いています。それにしても、初参加とは思えない立派な態度で驚きました。

「いつも『気をつけ』はしていられないよ、でも僕たち私たちもやるときはやるよ」そんな空気を感じました。

今はまだ5年生。6年生というお兄さんお姉さんの一つ下で生活しています。もうすぐ最高学年になります。なってしまいます。

それまでに、今、目の前にあることに一生懸命取り組んで、「真の5年生」になってください。その後、ゆっくり1年かけて「真の6年生」になっていきましょう。今の6年生と同じように。

東日本大震災3.11(校長室より)

あれから13年になります。

地震、津波でお亡くなりになった方々のご冥福を心からお祈りいたします。

 

この日を迎えると必ず13年前の今日のことを思い出します。体験したみなさんもきっと同じなのではないでしょうか。

私はその年、母校である柏五小で教務主任をしていました。その日の2時46分、校長室で校長先生と面談中に大きな揺れが起こりました。職員室へ走り、校内放送で第一次避難を全校に呼びかけました。職員室の窓を開けた時、近所のお家の屋根がわらがはねているのが見えました。何度も揺れたので、下校を開始している子どもたちを一度教室に戻したり、何度も第一次避難をさせたり、対応に慌てたことを忘れません。とにかく経験したことのない揺れでした。自然災害で初めて恐怖を感じた瞬間でした。

今年は元旦に能登で大きな地震がありました。最近は千葉でも地震が少なくありません。

 

 校内においては、避難等の判断は教職員が行いますから、子どもたちにとって大切なのは「緊急の時にきちんと耳を傾けて大人の話を聞いて行動する」ことです。日常的にしていることが生きてくるはずです。

今日、子どもたちへ放送で「地震時に、大人がいないときには、倒れてきそうなものや、落ちてきそうなものから身を守ることをまず考えて行動しましょう」と呼びかけました。

 

学校の施設面では、校舎や体育館には耐震工事が施されています。外への避難が安全か、中で待機が安全かは、その災害の種類や規模によって判断して避難を行います。

 

ちなみに、昨年度もこの場で書きましたが、13年前のあの日、共働きの我が家の娘(当時18歳)はお向かいの家から「大丈夫?」と声をかけてもらい、私たちが帰宅するまでそのお家で過ごさせてもらっていました。大きくなっていた娘でしたが、とても心細かったところでのご配慮でした。そのご家族の温かさには今でも感謝しています。

日頃のご近所とのつながりはそんなところにも生きてきます。大切です。

南部中卒業式(校長室より)

3月8日、雪でのスタートでした。朝のうちにやんだので、大きな混乱なく学校は始まりました。

今日は、市内中学校の卒業式でした。

 南部中の第50回卒業証書授与式に参列させていただきました。

 

今年の3年生は行事で天気に恵まれないことが少なくなかったそうです。最後の行事である卒業式も雪。「君たちの引きの強さを感じます。」という校長先生の言葉には、卒業生も思わず笑顔がこぼれていました。

私は着任して3年目なので、今の中3の生徒との土南部小学校での関わりはありません。それにしても、中学校での3年間は、小学校を卒業した子どもたちをこんなにも成長させるものなのかと感じるほど立派に見えました。

卒業生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。先生方もお疲れ様でした。

さあ、次は6年生の番です。

 

感謝プロジェクト2日目でした。

気持ちよく働く子どもたち。「やる時はやるよ」そんな感じで1年間がんばってきた6年生です。