校長室より

卒業式予行練習での5年生(校長室より)

卒業式まで片手をきりました。6年生は、体育館での練習時には良い緊張感を持って練習に臨んできました。

人は、いつもずっと「気をつけ」をし続けることはできません。時には「やすめ」も必要です。と言うか「やすめ」があるからこそ、「気をつけ」が格好良く見えるのだと思います。それをけじめと言ったり、めりはりと言ったりします。

6年生はその辺りをよくわきまえているように見えます。

さて、5年生です。

コロナ前は5年生も式に参加していました。卒業式に向けて5年生だけで呼びかけや歌の練習をする時間や、6年生と合わせる練習時間も確保したものです。しかし、今、本校では在校生の参加はありません。5年生の授業時数の確保が理由です。

ただ、卒業していく緊張感あふれる6年生の様子に触れさせたいという思いはあります。昨年から、予行練習時に保護者席の場所に5年生に来てもらって、式の雰囲気を感じてもらうということをしています。6年生にも良い刺激になるはずです。

練習も何もしていない5年生。体育館に入る前に、それぞれのクラスで事前指導もあったと聞いています。それにしても、初参加とは思えない立派な態度で驚きました。

「いつも『気をつけ』はしていられないよ、でも僕たち私たちもやるときはやるよ」そんな空気を感じました。

今はまだ5年生。6年生というお兄さんお姉さんの一つ下で生活しています。もうすぐ最高学年になります。なってしまいます。

それまでに、今、目の前にあることに一生懸命取り組んで、「真の5年生」になってください。その後、ゆっくり1年かけて「真の6年生」になっていきましょう。今の6年生と同じように。