校長室より

2024年10月の記事一覧

教育施設課との打合せ(校長室より)

保健室前にあるキンモクセイが良い香りを漂わせています。

 

今年は暑い日が続いて、例年より香り始めが遅いとの情報もありました。

近づいてみるととても甘い香りです。子どもたち、気づいてるかな。

 

さて、先日、教育施設課からお二人、業者の方お一人、計3名が来校し、校長室で打合せをしました。

来年度以降、約2年間で、土南部小学校は「校舎の外壁、防水改修」を行う計画になっています。

打合せ後に屋上へ行き、改修工事に伴うフェンス等の撤去や新設場所について学校としての考えをお伝えしました。指摘された屋上フェンスをよく見てみると金属部分のさびや腐食など老朽化を感じる箇所が少なくありません。創立56年目ですので、当然のことではあります。

3階の雨漏りもここ数年続いていて、そのたびに手を入れてもらってはいるのですが、また別の場所から、そしてまた別の場所から・・・と続いている状態です。防水に関しては今回は校舎ごと上からかぶせるイメージで改修工事をすることになるのだそうです。

3年生の社会の学習など限られた時間で屋上に出ることはありますが、屋上への扉は常時施錠しており、子どもたちだけで出ることはありません。

改修工事にはたくさんのお金がかかるので、例えば、今、2つの校舎の屋上それぞれにフェンスがありますが、限られたスペースのみ使えるようにフェンスを減らして新設する形になります。西、東のどちらの屋上を生かすかなども学校としての考えをお伝えしました。

改修に伴い、根元等に老朽化が見られる三旗掲揚台も校庭に新設することになりました。

この掲揚台は昭和44年に寄贈されたものであることがわかります。創立当時の地域のみなさんの学校への思いが感じられます。ありがとうございます。

このような施設や、何かしらの思いで植えられた敷地内の木なども、長い年月の中で痛みが進んで、安全面で心配なものが増えています。そういったものは速やかに撤去せざるを得ないことをご理解ください。また、長期にわたる工事の期間は校庭使用の制限が出るなど通常通りにならないことも増えます。

屋上フェンス新設、外壁塗装、三旗掲揚台新設以外の細かい工事内容についても、来年度以降みなさんにもお伝えすることになりますが、子どもたちの学ぶ場所がきれいになるのはとても楽しみですね。

子どもの体力(校長室より)

スポーツ庁が13日に公表した2023年度の体力・運動能力調査。

 

過去のデータと比較した考察が話題になっています。千葉日報でも取り上げられていました。子(2023年度)、親(1993年度)、祖父母(1964年度)と大きく世代で比較すると、握力と50m走は親世代が最も良い、ボール投げは祖父母世代が最も良い、反復横とびは子世代が高い、というような傾向が出たとのこと。

自分が子どもだった50年前と今の子を比較すると、何より「暗くなるまで外で」という姿はなくなっています。それは、より子どもたちの安全について考えるようになったことが理由でしょう。

柏で言えば1981年の痛ましい事件をきっかけに始まったパンザマストにより子どもたちに帰宅をうながすようになりました。学校でもパンザマストを意識させるような安全指導をします。

 

習い事によって子どもたちの放課後の遊び方が変わったこともあるかも知れません。これに関して言えば安全面とも同様に「外で遊べる」物理的な「時間」が減っていることにつながると思います。「場所」も減っています。公園はあっても空き地は確実に減りました。

子どもが自分の気持ちで全力で取り組んだことは必ず大きな力になります。勉強でも、運動でもです。子どもにとってのやる気というのは計り知れない力を持つものです。そういう意味では、なかなか思い切り体を動かして遊ぶ機会は減りました。

 

子どもたちの体力の変化は、子どもたちだけの問題ではないと、こういう調査や比較を目にするたびに思います。世の流れもあるな、仕方ないことだなと。「体力が落ちた落ちた」と騒がないでよと。だからこそ、少しでも元気に遊べるときには体を使って遊んでほしいな、と思います。その結果が、自身の健康のための体力向上につながることを祈りつつ。

SSW(校長室より)

さわやかな青空の下。

 

朝一番で1年生が校外学習に行きました。最高のお天気でしたね。楽しい1日になったかな。

 

さて、今日は職員を一人ご紹介します。

 

SSWの岡本先生です。

 

SSWとはスクールソーシャルワーカーのことです。南部中を拠点として本校にも勤務しています。教室を回って、子どもたちの生活や学習の様子を見たり、子どもたちとお話をしたり、職員と情報共有したり、希望がある保護者の方と面談をしたり、担任と共にお家に伺って話を聞いたりというお仕事をされています。

 

6月にSSWご本人から保護者様宛に出したお手紙の内容を改めて・・・。

 

スクールソーシャルワーカー(以下SSW)ってどんな人?と思っている方は多いと思うので今回は、SSWについてご案内します。

人に話すことで気持ちが楽になることがありますし、自分自身の気持ちの整理をすることもできます。

こんなこと相談していいのかな?心配なこと・困っていることはあるけどどんなことを話したらいいのかな?とわからないときは、わからないことを一緒に整理していく、それがSSW、社会福祉の専門家です。 

①児童・生徒や保護者の心配事を聴いた上で、

②環境への働きかけをおこなったり、

③必要な福祉サービスなどを案内したりします。

福祉サービスについては、人によって、使えるサービスや必要なサービス、サービスを使うタイミングが違います。ご家族だけで、いつ、どこに相談していくのか考えるのは大変なことだと思います。だからこそ、相談できる相談先を案内したり、一緒に現状の確認や整理をさせいただきます。遠慮なく声をかけてください。

 

スクールソーシャルワーカーはもちろんですが、お子さんのことやお子さんとの関わりのことで学校の誰かに話したいというときには、担任、養護教諭、管理職、担任以外にも職員がいます。また、毎日ではありませんがスクールカウンセラーもいます。上記の手紙の本文にもあるように、話すことで気持ちが楽になるということは誰にでも経験があることではないでしょうか。ぜひ遠慮なくお問い合わせください。

6年生(校長室より)

6年生は小学校の子どもたちの中で一番のお兄さんお姉さんです。私は今の6年生が3年生になった時にこの学校に来ました。この子たちと4年目になります。
毎日教室を回って、6年生の子どもたちの様子を見ながら、時々以前のことを思い出します。 

3年生の時、4年生の時、そして昨年度5年生の時。いろいろな場面での子どもたちの姿が思い出されます。 

そして思います。「成長したなあ、人の成長はすごいものだなあ」と。 

小学生となり、それなりに感じ方もいっちょ前になって、ミニ社会である小学校で生活していく中で、たくさんの出来事が起こります。その瞬間その瞬間を切り取ったら、起こらない方が良いのかもと思うような出来事ばかりです。特に対人においてのそれは、もう日常茶飯事です。 

致命的な出来事は全く別ですが、それらは必ず成長の栄養にしていってほしいです。縁あって出会ったクラスメイト、担任との関わりの中で栄養にしてもらわなければ、です。これからの長い人生を「たくましく生き抜いていくために」です。 

子どもたちだけで解決できること、大人のサポートがあって解決できること、いろいろです。学校では教員、ご家庭ではお家の方々、その関わりが大切なのは言うまでもありません。

 

卒業式のその日まで、6年生のこの子たちの小学校生活はあと5ヶ月ちょっとあります。まだまだ成長です。目の前にあることにその子なりに一生懸命取り組みながら、一人一人が真の6年生となって胸をはって次のステップに向かえるように見守り、応援する日々です。

他の学年の子どもたちも同じで成長まっただ中です。まだまだこれから、これからです。

衛生検査(校長室より)

学校薬剤師の辻村先生に給食室等の衛生検査をしていただきました。

給食室の調理場等の環境や、洗浄後の食器類、書類あれこれを見ていただきました。

ちょうど調理場では、今日の給食の後片付けの真っ最中。明日また給食があるので、総出で今日使ったものの洗浄作業が続いていました。慣れた手つきで無駄のない動き、という感じでした。調理員のみなさん、いつもありがとうございます。

辻村先生は、点検すべき箇所を目視します。

下処理室へ移動して、お盆、お皿、お椀などの洗浄がきちんとなされているかチェックをしました。

でんぷん、脂肪が残っていないかを、薬品を使って確かめていきます。

でんぷん用、脂肪用の2種です。

 液体をまんべんなくつけて、色の変化を見ます。材質の劣化によって、ひびなどがあるとそこにもぐり込んだでんぷんや脂肪に薬品が反応することもあるので、その辺りは見極めていただきました。

最後に校長室で書類の点検をしていただきました。

安心安全な給食提供のために、このような点検も行います。

辻村先生、引き続きよろしくお願いいたします。本日もありがとうございました。

プラネタリウム(校長室より)

4年生が白井市のプラネタリウムに行きました。

 

雨でしたが、室内なので問題はありません。

今年は白井のプラネタリムは30周年、全世界においてプラネタリウムは100周年の年なのだそうです。今日は太陽の動き、月の動き、星座、星の動きなどを学びました。

 

説明がわかりやすく、子どもたちに一つ一つ確認しながら進めていただいたので、良い時間になりました。理科の学習の予習にもなりました。

プラネタリウムに行くと、夜空に本来存在する星々の数と、実際に私たちが目にしている星々の数のあまりの違いに驚きます。実際はこんなにあるんだなあ、と。天気がすっきりしない日が続いてるのでなかなか星空が見えませんが、今日学んだことを確かめられるような星空が楽しみですね。

待ち時間に郷土資料室の見学も自由に行いました。隣接する市の歴史に少し触れることができました。

秋の行事(校長室より)

校内音楽発表会の練習が続いています。ついに今日から、本番さながらで体育館を使っての学年練習が始まりました。

6年生の練習から始まりました。最高学年として担任の先生と積み上げてきた日々は価値のあるもので、練習態度、歌声も昨年度5年生だった時のそれとはひと味違う印象をうけます。

見守る担任の先生方の視線から、強い思いも感じられます。

「心を一つに」なんて言い方はよく聞きますが、心は見えませんから、一つにするとしたら「行動」です。何を考えていたとしても、「行動をそろえる」ことに意味があります。みんなと同じことができる、というのは集団生活において大切なことです。3月に真の6年生となるために、担任の先生方と共にがんばってきた6年の子どもたち。ここからの2週間での成長がとても楽しみです。

 

1年生も練習の時間がありました。4月から半年が過ぎ、いろいろな戸惑いもあったかも知れませんが、今、自分のクラス、自分の席で先生の話を聞いたり、ノートをとったりする姿を見ていると、大きな成長を感じます。その子どもたちが、他の学年の子どもたちと同じように、ひな壇での練習を始めました。

 

20年近く前は、子どもたちが程良く成長してきた9月の第一週目に中学校の体育祭があり、やはり9月の第三週目、第四週目あたりに小学校の運動会がありました。学校の行事の中で、準備にたくさんの時間を使うに値する価値がある大きな行事でした。しかし、地球温暖化による残暑から、運動会春開催の流れがあちこちで起こり、入学したばかりの1年生にどこまで求めるのかなど、新たな課題も生まれました。コロナ以降は授業時数確保のために半日開催となったうえに、最近では春の開催も気温に心配という理由から、10月以降開催の学校も出てきています。行事を「いつ行うのか」は大切なポイントでもあります。そういう意味で、この時期に子どもたちの音楽発表会があるのは良いタイミングです。

音楽専科の窪田先生や担任の先生方の指導の下、どの学年も良い発表にしようとがんばっています。この2週間、そして本番が楽しみです。

体調管理に気をつけて取り組ませていきます。ご家庭でも、「朝ご飯」「しっかり睡眠」については引き続きよろしくお願いいたします。

通知票(校長室より)

今日は令和6年度前半の通知票を渡しました。

 

渡す前に、私から子どもたちに放送で次のように話しました。

 

これから担任の先生から通知票を配ってもらいます。

 

今日配る通知票は、今年の4月から9月までのみんなが学校で見せてくれたがんばりについて書いてあります。見せてもらえなかったみなさんの秘めたる力は、先生には見えなかったので書いてありません。

 

がんばったことだけでなく、がんばってほしいことが書いてある場合もあります。よく見てくださいね。

 

受け取ったらきちんとランドセルに入れて、お家に帰るまで出しません。そして、必ずお家の人に見せてください。

 

土曜日、日曜日、病気や交通事故に気をつけて過ごし、また月曜日から学校が始まります。良い力は秘めたままにせず、どんどん学校で見せてください。そうやって、がんばれることを増やす毎日にしてほしいと校長先生は願っています。

 

まずはやってみる、それが2学期にがんばってほしいことです。

 

土日をはさんで令和6年度の後半が始まります。何はともあれ健康であることが一番。そして、「まずやってみる」という気持ちと行動力で進んでいける日々になるよう、子どもたちを応援していきます。

ミシン実習(校長室より)

5年生6年生になると家庭科の授業があります。大人のみなさんも経験済みですね。調理やミシンなどの実習もあります。

この時期、6年生と5年生はどちらもミシンを使った実習を行っています。(写真はミシンを使う前の段階の授業です。しつけのための線を引いています。みんな真剣に取り組んでいました。

5年生はエプロンです。説明書付きのセットを購入しています。

ミシンで縫うところは「わき2ヶ所」「むね上1ヶ所」「すそ1ヶ所」「ひも通し2ヶ所」の6ヶ所で、しつけ、仮縫いなどが終わっていればミシンの使用だけなら5分もあれば終了する作業です。

ところが実際には驚くほど時間がかかるのです。そもそも、ミシンを正しく動かすための手順が初めての人にはなかなかしんどい。上糸をかける順番、かける場所、針に糸を通す向き、下糸ボビンの向き、上糸で下糸を引っ張り出す作業、縫い始めるまでにいくつかの手順があり、一つでも間違えると、正しく動きません。

「先生、ミシンこわれました」なんてあちこちから声がかかって「今行く」と行ってみると糸がからまっている。「ねえ、ボビン逆だよ」「上糸、ここにかかってないよ」のようなことは担任時代の家庭科の授業では常でした。機械は正しく使えば正しく動くようにできているわけですから、使う側の問題がほとんどです。

家庭科のミシン実習では、ミシンの不具合への対応(使い方のミスですが)、けが予防対応などに追われていた記憶があります。自分のクラスではいませんでしたが、けがも見てきました。
そんなことから、いつの時代からか、保護者のみなさんのお力を借りるようになりました。

一人でも多くいてくださることで、技術面、安全面で速やかな子どもたちの活動につながります。Sigfyメールで日時をお知らせしています。お時間がありましたらぜひよろしくお願いいたします。

1年生の音楽の授業でピアニカを弾いている場面にも出くわしましたが、指使いがきちんとできているかを一人で見て回るのには1時間の中ではなかなかできません。今日は1列目と2列目の子どもたち、それ以外の子は次回に、というような工夫をした覚えがあります。こんな時にも人がいたらなあと感じます。

いつもいつもではないのですが、「この瞬間にもう一人いてくれたら・・・」そんな思いになることが授業中にはよくあります。

秋(校長室より)

図書室廊下、季節にあった良い掲示物です。「○○の秋」というような言葉とともに本も展示してあります。

今年も大活躍だった大谷選手の本もありました。

手に取ってパラパラ見ましたが「小さな努力の積み重ねを大切にする」という習慣が身についているんだなあと感じる言葉が目に飛び込んできました。

目次を見て、自分に興味があるところだけ読むのも立派な読書。物語の本にはなじまない読み方ですが。何はともあれ、手に取って見てみないとわからない本の世界。「読書の秋」です。

 

今日、校庭では2学年ずつ、体力テストを行いました。校庭で50m走とソフトボール投げです。昨日関係職員が放課後に校庭にラインを引き、これが消える前に実施するために、午前中のうちに2種目を行うという計画です。

年度の真ん中になり、一人一人さらに力がついてきたところでの体力テスト。力一杯できたかな。「スポーツの秋」です。

 

まだ気温が高めの日もあるようですが、何をするにも、良い季節になりました。

 

1年生が時計の学習をしていました。

昨年度も時計の話を校長室よりで取り上げたことがありますが、針の時計、お家にありますか。

学校は針の時計ですが、家の中を見渡すと時間を教えてくれるデジタル表記のものもあります。

子どもたちは時計の模型で針をくるくる動かしながら、先生が示した時刻とおなじ時刻を示す活動をしていました。隣同士で確かめたりもしながら。

時計の学習は生活と近いものなので、「今○時」「○分後に」「○分間で」などなど、会話の中で使いながら学ぶことができます。いろいろな場面で鍛えていけると身につくのも早くなりそうですね。