令和3年度(R4.4.11まで)

2022年3月の記事一覧

休み時間(校長室より)

体育館前の梅が咲き始めました。

てっきり赤い花が咲くかと思っていたら、白に近い色でした。

これからの数日が楽しみです。

今日は、1から5年生が昼休み無しでした。ということで、業間休みに元気に外遊びをする子どもたちの様子です。

休み時間の子どもたちの表情はとても良いものです。思い思いのことをして過ごせる時間。自分が小学生だったときも休み時間だけを心待ちに生活していたことを覚えています。

苦手で、好きではなかった勉強時間をひたすらじっと過ごし、チャイムとともに校庭に飛び出していく、約50年前の私と同じような子どもたちが、きっとここにもたくさんいるでしょう。いないかな。

34年間、小学校という場所で子どもたちを見ていて、いつの時代も子どもは遊ぶことが大好きな存在であることを休み時間になると確信します。

休み時間は、友達と過ごすことがほとんどで、関係をコントロールする大人がいないことが少なくありません。良いこともそうでないことも何か起こったときは自分たちで調整したり、解決したりしなければなりません。未熟な子どもたちのすることですから、全員が納得できる、バランスの良い結論に結びつかないこともあります。そういうことの飲み込み方や折り合いの付け方も含めて、遊びを通して学べることはたくさんあります。子ども自身は、学びと思ってはいないと思いますが。

自分にとってお気に入りの子、大好きな子ばかりではない、たまたま同じクラスになった子もたくさんいる学級集団だからこそ学べることがあります。そこは小さな社会なわけです。

帰宅後の放課後も遊びはありますが、その遊び方はこの半世紀で相当変わっています。学校という場所での遊び、特に多くの子どもたちと遊ぶことは貴重な体験であり、学校だからできることの一つだと思います。

4月からそれぞれのクラスで、たくさんの物語が生まれたと思います。この休み時間という場面でも同じです。子どもたちの成長につながっています。

そんな中、委員会の仕事に取り組む6年生の姿が。

お仕事ご苦労様です。ありがとう。

三寒四温(校長室より)

ここ数日、寒さが戻ってきています。今日は日差しもなく寒々しい1日でした。

そして、予報によると週末に向けてまた温かくなるそうです。体調を崩さないように気をつけたいですね。

この時期、教室を回ると、通常の授業だけでなく、テストをしているクラスにも出くわします。ドリル、プリントなどで個人のペースで学習をしているクラスもあります。

いよいよのまとめの時期で、やり残しがないように先生方も子どもたちもがんばっています。

勉強はその気になれば、いくつになっても振り返って学び直しができるものです。その気になれば、ではありますが。今は、3学期という限られた時間の中でできるだけのことをしておくことが大事です。3学期や今年度はもう少しで終わりますが、子どもたちの学びはこれからも続きます。慌てずに今できることを少しずつ、そんな気持ちで無理をせずに。

もちろん、焦らなくて良いとは言え、何となく先送りにすることだけはしないように、少しずつの積み上げを大切にしたいものです。そんな毎日が続いています。

3月2週目スタート(校長室より)

校舎前の梅の花が綺麗に咲いています。

正門方面、体育館前の梅のつぼみも少しずつほころんできました。

校庭の奥にある桜の木のつぼみはまだまだ固く、じっと春を待っているようです。

まん延防止等重点措置の延長が決まり、学校に特に新しい指示はありません。引き続き「対策を講じながら」は変わりませんが、特に第六派においては「工夫してできることを行う」気持ちで臨んでいるところです。

3月の大きな行事は「卒業証書授与式」です。今日の練習は2クラスずつ行いました。

この式で一番大切なことは、卒業証書を卒業生に渡すことです。

とは言え、その他にもいくつかの次第があります。できるだけコンパクトに行いたいと思っています。

ちなみに、感染している場合や濃厚接触者となっている場合は会場に入ることはできません。引き続きの健康管理につきましてはご協力をお願いいたします。

重点措置は3月21日に解除という話になっていますし、期待したいところですが、人の都合にウイルスが合わせてくれるわけでもなく、どうなることやらというのが正直なところです。

学校、家庭、それぞれに対策を続け、また同時に一人一人が気をつけながら生活を続けていくことが相変わらず大切です。

3年生 命の授業(校長室より)

命の授業を行いました。


1組担任の丸山先生が3年生児童に向けて授業をしました。

アシスタントは4組担任の岡本先生です。

教材教具は養護教諭の森先生が教育委員会等に足を運んで借りてきました。

まずは、命の誕生についての説明です。針の穴ほどの卵からのスタートであり、それから少しずつ大きくなっていく様子を説明しました。

子どもたちはとても熱心に耳を傾けていました。

おなかの中で命が育っていくということは、理屈ではわかっていてもなかなかすごいことです。丸山先生はご自分の体験も交えて、そのころの体への負担についてなども話しました。

妹や弟ができたときの母親の様子について教えてくれた子どもたちもいました。上畑先生は大変だったと思う、と発表した2組の子もいました。

そのあとは、妊婦体験の一つで、おなかの重さを体験できるジャケットのようなものを代表者が代わる代わる身に付けました。

男子も体験することで、その大変さを知ることは大切なことですね。「重くて動けない」「思ったより重くなかった」感じ方はそれぞれですが、これがずっととなれば楽なことではありません。

最後は、全員で赤ちゃん人形の抱っこ体験をしました。触れる前と後には手の消毒をしました。

こうやって大事に育てられてきた自分を、そして友達を大切にしてほしいです、と丸山先生から子どもたちにメッセージを伝えて、授業は終わりました。

最初から最後まで、真面目によく学んだ3年生。当たり前でとても大切な「命を大切に」ということを心に刻めたかな。忘れずに生活していきましょう。

丸山先生、お疲れ様でした。

 

 

卒業式練習開始(校長室より)

卒業式の練習が始まりました。

決定ではありませんがまん延防止等重点措置が延長しそうです。柏市のガイドラインに従い、レベル3での状況の中では歌や呼びかけを当日に行うことができません。ただ、ここまで練習をしてきたことは無駄にすることなく形にしていこうと学年の先生方には伝え、すでに動き始めています。

会場である体育館では、当日はもちろん、練習時間も、子どもたちは返事以外で声を発することはなく、さらにマスク着用の状態で過ごすことになりそうです。いずれにしても換気はしっかり行います。

今日は、腰掛けたときの姿勢なども青木先生から指導がありました。

成人式のころのニュースで、一部当事者のやんちゃな行動が報道されることがあります。自分たちのための式なんだから何をやっても良い、という理屈なのでしょうか。自分の、自分たちの晴れの舞台を大切にしているとは思えないなあと私は感じて見ています。

今日、初めての練習となった6年生に、「命とは時間である」という日野原重明氏の言葉をお借りして、「命には限りがあること」「今を、卒業までの日々を、自分たちの卒業式を大切にしてほしいこと」を伝えました。

登校できない児童にも様子を配信しています。

式典に臨む気持ちを育てながら、限りある練習時間を有意義に過ごさせたいと思います。

ご飯に例えたら(校長室より)

土南部小学校に着任した4月に、2だったレベルもすぐに3に上がりました。今年度も「感染症対策の1年」「行事のない1年」「交流のない1年」になっていくのだろうか、そんな風に思いました。

このめりはりの無さは、ご飯で言ったら「いつも同じおかずの毎日だった」ということになるでしょうか。(ならないかな。)「えーっ」と叫んでみても「しょうがないでしょ。」 と言われて終わる、そんな感じでしょうか。(ちがうかな。)

仮にそうだったとしても、その時に口にできるものでおなかを満たすしかないし、その中からとれるだけの栄養を摂取しなければ倒れてしまう。不平不満を口にし続けて食べない、というわけにはいかない。とにかく食べないことには始まらない。「日々、出されたものをよくかんでおいしくいただきましょう」ということがシンプルだけど大切なことなるでしょうね。ご飯に例えるなら。

学校生活の話に戻せば、特別なことはないけれど「日々、目の前のことに一生懸命取り組むことが大切」ということになるでしょう。もちろん、今年度は、学校を休校にしないという大きな流れがありましたから、時期をずらしたり、工夫したりしながらやれる行事を模索する1年でもありました。できたこともあれば、できなかったこともあります。

それでもたくさんの子どもたちが、この不安定とも言える日々を過ごしてきました。

昨日の行事「6年生を送る会」だけを取り上げても、「みんなで同じ目標に向かって力を合わせる」様子を見た時に、しっかり先生方と学びを積み上げてきたんだな、と思うとともに、成長やたくましさを感じました。

そんな学期後半の先日、学校評価の集計・考察について保護者のみなさんに配付いたしました。調査につきましては、ご多用の中、ご協力ありがとうございました。貴重なご意見もありがとうございました。内容については全教職員で共有しました。日々の教育活動に生かせるよう努めてまいります。

制限のある日々を過ごしてきた、がんばる子どもたちや学校を支えてくださっている保護者のみなさんに、心より感謝申しあげます。

6年生を送る会(校長室より)

3月になりました。


今日は、6年生を送る会を行いました。

児童会のみなさん、ここまで準備ご苦労様でした。

最初の発表学年である4年生が6年生の入場を見守ります。

6年生は最後まで体育館にいます。ひな壇に腰掛けるとぎっしりなので、フロアも使って距離を意識して座りました。窓をうっすら開けて、常時換気も心がけました。

そこへ1学年ごとに入場して6年生の目の前で発表します。発表が終わったら教室に戻ります。教室ではオンラインで他学年の体育館での様子をリアルタイムで視聴します。

発表ではそれぞれの学年が6年生への感謝や応援の気持ちを込めました。

4年生。劇とクイズで小学校生活を振り返りました。

 のぞみ学級。「どうぞのいす」を劇で発表しました。

1年生。土南キングダムに魔王が!6年生の協力で平和が訪れました。

2年生。6年生を真似てフラッグをしたり、「にじ」という歌を手話で表現したりしました。

3年生。前もって3年対6年の「玉入れ」「風船割り」「白衣着替え」の3種目の対決を行ったビデオを見たあと、スマイルアゲインを二部合唱で歌いました。

5年生。1年ごとを流行した歌で振り返り、6年生の6年間をフォトスライドで振り返りました。最後には「3月9日」を合奏しました。

どの学年も、その学年らしさや子どもらしさが出ていて素晴らしいなあと思いました。きっと6年生に思いは伝わったと思います。

最後は6年生が1から5年生に向けてお返しの発表をしました。発表をしたばかりの5年生が体育館で静かに6年生の発表を見守りました。

発表のあとは、6年生から他の学年の代表者にお返しのプレゼントを渡しました。

 

「校長先生の話」は「校長先生の歌」に代え、今この時期だから伝えたい「自分を大切になんてあたりまえ、周りの人も大切に」というメッセージを歌にして弾き語りました。

 

令和3年度も11ヶ月が過ぎました。4月に「はい、今日から○年生だよ」と始まった1年間。その学年の勉強、その学年の仕事、その学年での生活、先生や友達との関わり合い、そういうこと1つ1つに向き合うことで、少しずつ真の○年生になっていく。できることばかりではない、できないこともある。やりたいことばかりではない、やりたくないこともある。それでも、逃げてばかりいては経験値は少しもたまらない。(RPG風に言ってみました。)

この1年、本校の子どもたちを見てきて、本当にがんばっている姿をたくさん目にすることができました。

 

さあ、あと1ヶ月。1ヶ月ある。まだまだ、成長できるよ。6年生は卒業式、それ以外の学年は修了式、どの学年の子どもたちも、その最後の最後までしっかり自分のなすべきことに向き合って真の○年生を目指そう。