令和4年度 校長室より

令和4年度 校長室より

南部中卒業証書授与式(校長室より)

南部中の学校運営協議会の委員の1人として卒業式に参加させていただきました。

学校運営協議会は、構成メンバーは地域の方々ですが、組織としては学校内部のものととらえるので、来賓ではなく職員と同じ「学校の当事者」となります。(本校の卒業証書授与式にも学校運営協議会委員のみなさんには教職員と同じ場所にいていただくことになっています。)

今年卒業していった中学3年生は、3年前に小学校を卒業した子どもたち。まさに、緊急事態宣言が出たあの3月です。職員と子どもたちだけで行った卒業式で小学校を巣立っていった子どもたちです。

最後の最後に、コロナ前と同じ形での卒業式で巣立っていきました。とても立派な態度でした。

きっと、制限のある毎日だったとしても、止まらずに前に進むしかないその1日1日を、行うべきことを行いながら大切に進んできたのだと思います。

改めておめでとうございます。義務教育が終了です。いよいよ本番ですね。

次は小学校、6年生の番です。

 

 

 

 

卒業式練習(校長室より)

練習が始まって4日目です。

改めて、学年主任の青木先生が子どもたちに思いを伝えている場面。

小学校6年間の最後の日に子どもたちが最高の姿で臨むために今できること。今よりも少し高いところを目指すのであって、遙か上を求めるわけではない、そんな雰囲気で、子どもたちに思いを伝えていました。子どもたちも背筋を伸ばし、真剣に話を聞いていました。

とても良い緊張感のある時間でした。

「他者からの期待を受けることで成績が上がったり、成果が上がったりする心理効果」をピグマリオン効果といい、教育界ではよく出てくる言葉です。

必ずできると信じて伝えてやらせることでできることがあります。この程度で良いと思って子どもたちに関われば、その程度で終わります。

最後の最後まで、期待を胸に関わりを続けていきます。

 

そして、昼休みに体育館や校庭で遊ぶ6年生。

大変良い笑顔。緊張すべき時、緊張しなくて良い時、大切なのは切り替え、めりはりです。

 

メッセージカードと外壁(校長室より)

朝の時間に十数人の2年生が校長室にやってきました。

それぞれの子どもたちの手にはメッセージカードが。

「いつも遊んでくれてありがとう」「いつもドッジボールをしてくれてありがとう」・・・そんな言葉が書かれていました。

いやいや、遊んでもらってるのはこちらですよ。本当に。

いつもありがとう。受け取ったカードは、校長室のテーブルクロスにはさみました。

 

先日、教育委員会学校施設課の方が来校された際に、校舎の外壁の汚れに気がついてくださいました。歴史のある学校の校舎では、水が流れた後のような黒い汚れが気になります。

少しでも、きれいになればと、業者さんに依頼し、高圧洗浄機での洗浄をしてくださることになりました。長い期間、雨風に吹かれて、こびりついた汚れです。素人では歯が立ちませんから、これはとてもうれしいことです。

天気にも恵まれ、青空の下で作業をしていただきました。

 

塗り直したわけではないのですが、明らかに見た目が明るくなりました。

もう数日、作業は続きます。作業車が敷地内に入っているので、安全については呼びかけています。

外では作業、中では学習。みんなよくがんばっています。

もちろん外での活動もがんばっています。

 

PTA理事会(校長室より)

第4回の理事会が開催されました。お集まりいただきありがとうございました。

会長、校長それぞれからあいさつをしました。

報告事項では、学校から、各部からの活動報告がありました。

今年度も活動に制限のあった1年間でしたが、それぞれの部でできることを行う、という姿勢で活動していただきました。ありがとうございました。

PTA活動は、子どもたちを支える活動です。それは必ずや、子どもたちのためになっているものです。今年度の役員のみなさんには、1年間、お力をいただき感謝申し上げます。ありがとうございました。

さて、先日

来年度に向けてPTA会報誌が配付されました。

表紙には「全員平等に全員で協力を」「時代にふさわしい持続可能なPTA活動」という言葉がありました。

土南部小学校の子どもたちのために、どちらもとても大切なことです。引き続き、本校PTA活動へのご理解ご協力をよろしくお願いいたします。

卒業式の練習開始(校長室より)

今日から、卒業式の練習を始めました。

こう並んでみると、卒業のその時が近づいているんだなと実感します。

実行委員が今日の練習内容の確認をしました。練習は学年主任の青木先生が進めていきます。

最初に、校長からの話の時間で「自分たちのお祝いの式を大切に」「マスク着用について」「この10日間で真の6年生へ」の3つを話しました。

マスクについては、「入場から退場までつけなくて良い」と伝えました。もちろん、つけるという判断があっても良いのです。つけないという判断をしたとしても、できることなら入退場と証書授与の時は顔を見せてほしいと伝えました。また、13日以降の練習中は「基本マスク着用として、卒業式本番に備えよう」という話もしました。

 

練習では、椅子の腰掛け方など、式中の所作についても学びます。

証書のもらい方も学びました。時間を取って練習もしました。

腰掛け方、歩き方、受け取り方などの型は改めて意識すると、動きがぎこちなくなるものです。卒業式当日、壇上で歩くときに同じ側の手足が同時に出てしまう子どもたちを何人も見てきました。いつも考えて行っていないことを考えながら行おうとするとかえってこのようなことが起こります。

限られた期間、限られた時間の練習のなかで、スムーズに動けるようになれば良いと思います。しかし、実際はそれが大切なわけではありません。当日までの毎日を大切に過ごし、最後の最後まで成長して真の6年生を目指すこと。そして当日元気に学校に来ること。それ以上大切なことはありません。小さなミスは気にせず、この1日1日をしっかり味わいながら過ごしてほしいです。

今後、体育館では、良い緊張感の中での練習が続きます。

 

他学年も、自分たちの成長のための毎日がそれぞれの場所で続きます。

6年生からの(校長室より)

2月28日に写真を載せた、6年生が力を合わせて作っていたもの。それは・・・

配膳台のカバーでした。

毎日使う配膳台、清潔であってほしいという願いから準備してくれたのでしょう。

6年生の思い思いの絵が縫い取られています。

6年生、ありがとう。大切に使います。

 

みなさんの成長を支えてきた小学校での給食も残りを数えるほどになりました。

今日も、しっかり食べられたかな。

来週からはいよいよ卒業式の練習が始まります。

6年生を送る会で聴いた「旅立ちの日に」。きれいな歌声でした。さらに良いものになっていくよう、がんばってほしいです。

 

送る会の発表で4年生が作って使用した画用紙のメッセージが昇降口に掲示されていました。あの日の発表が目に浮かぶようです。

さて、週末になります。暖かくなってきたので、外での活動が増えてきそうです。交通事故には十分に気をつけて、楽しく過ごせますように。

タブレット(校長室より)

授業中のタブレット利用の風景にも慣れました。

子どもたちも、学年に応じて、その使い方を身に付けています。

使い方を知り、いろいろなことができることがわかってきたので、授業中に「周りの子と違う動きをしているな」と感じることが時々あります。開いた画面は前にいる担任の先生から見えないので、確認しづらいという部分でもあります。

私が小学生の頃はもちろんタブレットなどありませんでしたが、授業を聞いているふりをしながら、教科書やノートに落書きをするという経験はかなりしていました。見つかれば叱られました。そう考えれば、今の子どもたちも、全員集中して授業を聞いているかどうかは、推して知るべしです。

今は穏やかに様子を見ていますが、来年度はタブレット利用が3年目です。より良い活用の仕方について、確認しながら進めていくことが大切だと思っています。(今日の写真は、きちんと先生の指示通りタブレットに向かっている3年生です。)

6年生を送る会(校長室より)

児童会主催行事である6年生を送る会を行いました。児童会のみなさん、児童会担当の先生方、今日までありがとうございました。

 

昨年同様、6年生には体育館にいてもらい、発表学年が代わる代わる体育館にやってきて6年生の前で発表する形をとりました。他の学年の発表は各教室でオンラインで見ました。

 

6年生と○学年というように、2学年だけが体育館に入るので、フロアを広々と使えるのは良いなあと感じます。

 

6年生に感謝の気持ちを伝えるために、各学年が発表内容を考えました。

 

1年生はできるようになったこと、2年生は国語で勉強したかさこじぞうを劇に、3年生は6年生との対決、4年生は替え歌で思いを伝え、5年生は引き継ぐ立場として合唱などを発表しました。

 どの学年の発表も、練習の成果が感じられる気持ちのこもった温かなものでした。各学年の子どもたち、先生方、本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。

 

最後の6年生の発表も躍動感のあるダンス、心にしみる歌声で、さすが最高学年、というものでした。

 

会が終わって、退場の直後、6年生のある女子が「余韻に浸る間もなく4時間目算数ー!」と声をかけてきました。

切り替え切り替え、ということで。

6年生はこの2時間で各学年の思いをしっかり受け取ったと思います。その思いを胸に、いよいよ真の6年生に向けての最後の階段を上っていきます。まだまだ11歳、12歳のお子ちゃまですが「やるときはやるぞ」という姿を最後の最後まで見せてくれることでしょう。期待しています。

6年生の先生方もありがとうございました。

2月最終日(校長室より)

「春のような暖かさ」という予報でしたが、

昼休みには暖かい日差しを感じたものの、風は冷たく感じました。

時折、砂ぼこりが舞っていましたが、土南タイムで元気に遊ぶ子どもたちです。

クラスで遊んだり、個人で走り回ったり、縄跳びの練習に黙々と取り組んだり、外で見る子どもたちは生き生きと活動しています。

 

6年生のカウントダウンカレンダーは

「13」まできました。

その6年生はみんなで力を合わせて何か作っています。何を作っているのかな。できあがったら紹介します。

 

階段にこんな掲示物を見つけました。

学校全体が、6年生を卒業へと導いているような空気を感じます。いよいよ明日から3月です。

あれから3年(校長室より)

2020年の今日、2月27日、当時の総理大臣から全国の教育委員会、学校へ休校要請が出ました。私は前任校の地区にある富勢西小の校長室でその一報を聞きました。あまりに突然のことで、また前例のないことに驚いたことだけはよく覚えています。

あれから3年がたちました。

 

当たり前のこととして取り組んできた「感染症対策としてのマスクの着用」を3月13日以降は求めない、というところが子どもたちにとっては一番の具体的な変化となる部分になります。相手の顔を見てのコミュニケーションがとれることはとても大切なことであり、良い変化です。

 

現3年生は、入学式から3年間ずっとマスクをしての生活でした。

しかし、続けてきたことを急に変えることは多少なりとも抵抗があるものの、変化する環境を受け入れながら生きていく力を持っている人ですから、時間と共に新しい環境にも必ず慣れていけるはずです。

子どもたちの表情を見ながらの学校生活まで、あと少しです。