令和4年度 校長室より

令和4年度 校長室より

九九(校長室より)

2年生の算数で九九があります。いよいよです。

先生に聞いてもらったり、友達に聞いてもらったり。お家でも親御さんをつかまえて聞いてもらうことが増えていくことになります。どうか、お子さんとともに根気よく向き合ってあげてください。

タブレットなどの電子機器を使いこなすようになっても、きっと九九のような学習はなくならないだろうと思います。自分の頭をフル回転です。

学校だけでなく、お家のトイレやお風呂などなどあちこちの場所で、日本中の2年生が呪文のように唱えていくことでしょう。我々大人も8才の頃、同じように唱えたものです。「さんし」「さんしち」や「ししち」「しちしち」など言いにくく、混乱しやすい所もありますね。私も当時そうであったように、今の子どもたちにとっても難儀です。


たし算、ひき算、かけ算、わり算を四則と呼び、算数の基本でもあります。九九は、かけ算ですがわり算でも使うので大切です。語呂で覚える良さがあるので、ぜひ、頑張ってほしいですね。算数は覚えたことを使って、次のステップに向かう教科の一つですから、ここでつまずいて「算数、きらい」とならないように願います。

ただ、やるだけやっても、「ろくは(6×8)をいつも間違えちゃう」とか「7の段がちょっと自信ない」というような事は当然あります。
かけ算は「235、235,235」「235が3こ」というように同じ数がいくつか出てきたときに全体を求めるための計算で、さらに九九に関して言えば、1けたのたし算に置き換えられますから、苦手な段の答えだけでもさっと書き出すことができれば、九九表などなくても答えにたどり着けます。

この作業はそれほど難しいことではありません。

一つの方法でうまくいかなくても、工夫で先のステップに進むことができるってことです。九九ができないからもうだめだ、ということは全くありません。
土南部小はもちろん、全国の2年生。どうか、多少のつまずきがあってもあきらめずにがんばってください。そして、一番大切なのは、2年生で身につかなかったものが、3年生になってやってみたら「あら、簡単」というものもたくさんあります。やっぱり、簡単にあきらめないことは大切です。まずはやるだけやってみましょう。

コミュニティスクール学習グループの「丸つけたい」の日でした。終わった後に、コミュニティルームの外側壁に飾り付けをしてくださっていました。

環境も人を育てます。季節に合った環境、素敵です。ありがとうございます。

 

 

10月最終日(校長室より)

さわやかな秋晴れが続いています。

校庭の木々も秋の装いとなっています。

巷ではカボチャの飾り物などを目にすることが多くなり、校内でもちらほら・・・。

校庭でもパンプキンマンが子どもと元気に遊ぶ姿が見られました。

朝、低学年の教室に入ったときに「トリックオアトリート」とうれしそうに声をかけてきた子どもたちがいました。私が子どもの時にはなかった外国の文化そしてイベント。近隣国ではイベントに殺到した人たちによる事故でお亡くなりになった方も多数いらっしゃるという報道も。ほどほどにお楽しみを。

そんな今日ですが、子どもたちは熱心に授業に向き合っていました。

今週は、文化の日をはさんで、音楽発表会もある1週間です。

学年の発表練習や教室での練習もだいぶ進んできて、みんなが本番を楽しみにしている様子が伝わってきます。

秋の深まりと共に、過ごしやすく、何かに静かに取り組むには良い季節です。

この実りの秋の期間に限ったことではありませんが「落ち着いて学習に取り組んでいるか」ということは子どもたちを見るときの1つの視点になります。10月最終日も子どもたちはよくがんばっていました。大きな豊かな実りにつながりますように。

週末にむけて(校長室より)

今週は、地域の方や近隣施設の方や保護者の方からの下校時の様子や、放課後の遊び方についてのトラブルについての連絡がいつもより多めの週でした。

学校としても、下校時には安全に気をつけながら帰るように、パンザマストが鳴ったら帰宅するようになど、自分の身を守ることについては、日々各教室で、または連絡などによりご指摘があったときには子どもたちに全校放送などを使って伝えて注意喚起しています。

今日は、ピンクコースの児童を体育館に集めて、教頭先生からお話をしていただきました。

思わぬ所、思わぬことで人に迷惑をかけることがある、ということを知ることができただけでも過ごし方の改善につながるかも知れません。そして、思い当たることで注意されたことは素直に聞き、次に生かしていけると良いと思います。

 

週末になります。外での活動が気持ち良い土日になりそうです。自分だけでなく、みんなが気持ちよく過ごせるように、公共の場での過ごし方や道路歩行についてなど、お家でもしっかりお話をしていただければと思います。

とは言え、学校でも指導をし、保護者のみなさんもお話しいただいても、子どもだけになるといろいろ起こるのは当然だとは思います。そんな時は、その場での注意が一番ですので、目に余るような気になる様子を見かけたときは、地域の大人として地域の子どもたちを正しくお導きいただきますようお願い申し上げます。

第1回持久走記録会(校長室より)

今日は持久走記録会を行いました。

今年度は、記録会を2回行い、その記録の伸びをめざそう、という主旨で持久走練習に取り組んでいます。

 

順位のカードはありません。

ゴールの場で、色分けした干支のカードを渡し、後でストップウォッチの記録と照らし合わせて、個人の記録を確認します。

 

各学年、青空の下で、一生懸命走りました。

 

勉強だって運動だって、得意、不得意、やりたい、やりたくない、があって、みんな同じスピードでできるわけではないし、みんな同じようにできるわけでもない。人ぞれぞれ。

 

運動会も持久走記録会も、スタートとゴールがあって、速い、そうではないが周りから見てはっきりわかる。その分、苦手な人にとって、やりたくないという気持ちが大きくなるのはよくわかる。

 

生まれ月は関係ないかも知れないけれど、3月25日生まれの私は、体も小さかったし、足が遅かったのでかけっこは大嫌いだった。だから、「できればやりたくない」と思う気持ちは本当によくわかる。かけっこが1番だった人には絶対にわからないことだと思う。

 

教員になって、子どもたちの活動を見る立場になって思うことは「最後までがんばる姿はやはり格好良い」ということ。今日走った子どもたちはみんな本当に格好良かった。ぶっちぎりで駆け抜けた子も格好良かった。歩いた時間があったとしても、最後までゴールに向かった子もその姿が格好良かった。

 

「自分のスピードで最後まで行こう」走っている子どもたちにかけ続けた言葉。

 

そして、最後の方にゴールする子どもたちに対して、同学年あるいは他学年が拍手をしたり、がんばれと声をかけたりする光景が何度もあった。それは、「(途中で歩いてしまったとしても、)最後まで足を止めなかった仲間への称賛」だったのだと思う。

 

最後までがんばり抜く姿が素晴らしいことを子どもたちも感じているんだろうなと思えた時間だった。

 

今日、残念ながら途中で足を止め、ゴールできなかった人は、次回の記録会でぜひ、今日より少しがんばってほしい、がんばれたら良い、そのために、まだ何回かある日々の練習に前向きに取り組んでほしい。この記録会は「練習により自分の成長を確かめる」場でもあり、「やればできることを知る」場でもあり、「最後までがんばれる姿を見せる、見てもらう」場でもある。

そして最後にもう一つ。今日の高学年の態度が実に素晴らしかった。

話を聞く態度、取り組む態度、応援する態度・・・。

真面目に取り組むことは、とても格好の良いことなんだよ。素敵でした。

音楽発表会に向けて(校長室より)

朝から元気な歌声が聞こえてきました。

音楽発表会に向けて練習しているクラスの歌声でした。

それぞれの学級が朝の短い時間の中で練習に取り組んでいます。

この時期、学年練習のために体育館割り当てをしてあるので、学年での練習も進んでいるところですが、

短い時間でも、各クラスで日々こつこつ取り組むことで意識を高めています。目指す場所があればがんばれる、子どもらしく素直に取り組む活動を朝から見ることができてうれしくなりました。本番までのこんな毎日に触れるのも楽しいのですが、本番もとても楽しみです。

あるクラスの練習の後に、前にいる代表児童が良かったところや改善した方が良いところをみんなに伝えている場面に遭遇しました。

本番までに少しでもより良い物にしていこうという気持ちが伝わってきました。

がんばれ、土南部小の子どもたち。

 

今日は、4年生と6年生の読み聞かせでした。

おはなしジャングルのみなさん、今日もありがとうございました。