校長室より

令和5年度 校長室より

始業式(校長室より)

始業式、校長の話です。

 

2学期の最後に、3学期に元気に会おうとみなさんに伝えました。大きな事故などなく。今日、元気に登校できたことをうれしく思っています。

 

1月1日に能登半島で大きな地震が起こりました。未だに多くの行方不明の方々がいます。亡くなられた方々もいます。小中学校は今日から始められないところもあると聞いています。

 

こういうことがあるとき、自分にできることは何かと考えます。その現場に行ってお手伝いをするとか、寄付するとか、そういうこともきっとできることなのだろうけど、「今、この場所で自分が行うべきことを一生懸命行う」ということが大切なんだろうと思います。いつ何が起こるかわからないのは、誰にとっても同じことだからね。みんなはどう感じているかな。

 

3学期は、まとめの時期です。例えば6年生は4月に中学生になる。中学生になったらこんなことをしたい、あんなことをしたいと思うだろうけれど、「小学校最後の3ヶ月、ここで何をするか」に気持ちを向けてほしい。他の学年のみんなも同じです。4月になったらがんばろう、と思うのだとしたら、今日から、明日からがんばっていきましょう。

 

自分がされていやなことは人にはしない、というたった一つのルールを守って、楽しい学校を目指していきましょう。

 

 

新年を迎え、3学期が始まりました。3月31日、令和5年度の最後のその日まで、一日一日を大切に過ごし、それぞれの子どもたちが成長していけるよう、教職員一同で子どもたちに関わってまいります。

 

始業式内で、大谷翔平選手からいただいたグローブの紹介を教頭先生がしました。

子どもたちのうれしそうな歓声があがりました。野球に興味を持つ子が増えてほしいという大谷選手の願いが込められています。ありがとうございます。

終業式(校長室より)

体育館で終業式を行いました。

生徒指導の田中先生からはチコちゃん風にお年玉の話から、お金の貸し借り、おごりおごられによるトラブルを避けようと呼びかけをしました。安全主任の長野先生からは交通安全についての話をしました。

校長の話。

2学期の最初に「やる気というのは何かをやり始めてから生まれてくるんだよ、やる気がでるのをただ待ってるだけではやる気は出ないんだよ」という話をしました。ずっと校長室の前にはってあります。


その後、何日かして、6年生のある女の子が「やってみたけどやる気が出ませんでしたよ」って言いに来ました。うれしかったな。「まずやってみた」ということがうれしかった。
どうか引き続きその「やってみる」「チャレンジしてみる」という気持ちを忘れずにやってみてほしいです。

やってみて、やる気が出て、よっしゃーとがんばったとする。でも、できることもあればできないこともある。勉強、友達関係、ゲーム、食べること、何でもかんでもうまくいくことばかりではない。できないことも多いよね。そんな時、「あーもうやめちゃおうかな」「めんどうくさいなあ」という気持ちは必ず生まれる。

 

校長先生の心の中にだって、最後までがんばるぞという強い心と、めんどくさいからやめちゃおうかなという弱い心がある。みんなはどうかな。そしてその強い心と弱い心がいつでもけんかしてる。強い心が勝てば頑張れるし、弱い心が勝ったら諦めることになる。
そうやって考えると、がんばるかあきらめるか、やるかやらないかって自分との勝負なんだよね。誰かとの勝負じゃない。あいつだってやってないじゃないかって人のせいにすることもあるかもしれないけど、人のせいにして逃げてるのも自分で決めてることだからね。

2学期、持久走記録会で歯を食いしばって走ったみんなの顔を見た。ゴールまでたどりついたってことは「つらい」「くるしい」「もうやめたい」という弱い気持ちに「最後までがんばるぞ」という強い気持ちが勝ったということ。自分に勝ったということ。みんな、やればできるんだよ。校長先生はそう感じた。

そんな中、2学期もいろいろな悲しい話が校長室に聞こえてきた。
道具を正しく使わないトラブルや、友達にいやなことをしたり、いやなことをいったり、学校の物をこわしたり、学校の物を窓から投げたり、そのたびに先生やお家の人におこられるのわかってるのになにやってんだろ。

でも、君たちはそういうこともしながら大きくなっていくので、止められないこともわかってるよ、たださ、おなじ経験は何度もしなくてもよいからさ、しっかり反省して同じ失敗は繰り返さないぞ、ぐらいのことは思って生活してもいいんじゃないかなと思っている。

自分の弱い気持ちに負けないところを持っている君たちだから、やればできることはたくさんあるはずだよ。3学期も「みんなでつくる楽しい学校」に向けてがんばろう。

1月9日元気に会いましょう。

(今学期最後の給食の様子です。おいしそうに楽しそうに食べていました。)

保護者のみなさん、地域のみなさん、2学期も色々な場面で、ご理解ご協力をいただきありがとうございました。冬休みに入ります。ご家族皆様、健康に気をつけて良いお年をお迎えください。

学期末(校長室より)

通知表のない2回目の学期末です。

授業やテスト、ネットモラル、レクなどそれぞれの学年、学級で4時間を過ごしました。

5年生が体育館で学年レクを行っていました。

とても楽しそうな雰囲気でした。

一緒にやりましょう、なんて声をかけてくれた子もいました。

全体としては楽しそうでしたが、仕切っていた田地野先生が、手を止めて子どもたちに語りかけました。

「今日の最初のルールって何だっけ」

「楽しむこと」

「そうだよね。でも楽しむって言ってもみんなが楽しめなくちゃいけないよね。誰かが楽しめずに悲しい思いをしてしまったとしたら、それは違うよね」

というような内容でした。

このホームページの頭にも、「みんなでつくる楽しい学校」と書いてあります。同じことです。

悪ふざけ一つとっても、やってる方は楽しんでいて、やられてる子がどういう気持ちかを考えずに起こるトラブルはよくあります。

今回のように、行うだけで楽しいレク。そこにも必ずルールはある。

生活の中でだってみんなが楽しむために守らなければならないルールはある。これは土南部小に着任して、最初の始業式で各学年ごとに集まってもらって話したことでもあります。(コロナで一斉に集まれなかったので。)

そしてそのルールを「自分がされていやなことは人にしない」としたわけです。

明日の終業式でもこの話をしようと思っています。

レインボーウォーターをつくろう(校長室より)

5年生の理科です。


綺麗です。見た目だけで、子どもたちの興味関心がわいてきそうな気がしませんか。

なんと塩水でつくるのだそうです。

塩分濃度が違う3種の色水は、その重さにより、層に分かれてこのようになるのです。

もちろんかき混ぜたら、混ざってしまうので作業は慎重にです。

 

「物のとけ方」の学習した5年生ですが、理科教育支援員の松浦先生の案で、このような実験をすることになりました。


まずは指定された濃さの食塩水をペットボトルで作りました。その後、その食塩水をもとに3つの濃さの食塩水をつくり、先生からプリンタインクで色をつけてもらいました。


後は、薄い食塩水から順番に試験管に入れていきます。ここに成功するための大事なポイントがあるので、全員を前に集めて説明をしました。ちゃんと聞けたかな。

班に戻り、一人一人挑戦です。濃さが一番薄いものから入れていきます。次の濃さのものは試験管の底までピペットをゆっくり入れ静かに空気が入らないようにゆっくり入れていきます。すると、最初に色が上の層として上がっていきます。

力加減が難しそうで最初混ざってしまった子もいましたが、仕上がりが綺麗で達成感があります。

子どもたちが最後まで興味を持って取り組んだ実験でした。

やってみたい、調べてみたい、解いてみたいと思うような知的好奇心を喚起するネタがあると、子どもたちはこんなに熱心に取り組むのだなあ、と感じる時間でした。

 3クラス、昨日と今日でこの実験を行いました。(写真は2組の様子です。)

土南タイム(校長室より)

2学期最後の土南タイムでした。

心の安定に関わる「安心ホルモン」と言われているセロトニン。心の安定につながるなら少ないより多い方が良さそうです。

増やすためには「適度な運動」「よくかんで食べる」などがあるそうですが、「日を浴びる」ことでも増やすことができるということで、「外に出る、日を浴びるって大切なんだな」と感じます。さらに適度な運動もできれば、さらにホルモン分泌に影響が出そうです。

 

 今日は、薄曇りで、太陽さんさんという感じではありませんが、効果はあるでしょうか。

 

外で遊ぶことの意味なんて深く考えることなく遊んできました。でも、体や心に良いこともあるのですね。

 今日も、しっかり遊んで、安心ホルモンたっぷりな子どもたち。 

もちろん、休み時間は自由な時間です。中で遊んでいても良いのです。楽しく過ごしてくださいね。