校長雑感ブログ

7月1日(火) プール実習が始まりました

〇本校には第4校舎の屋上にプールがあります。6月になり溜めておいた水を抜き、業者によるプール清掃をしました。そして先週新しい水を注水し、その後これも業者によるろ過機の点検を行いました。
〇プールは一年中吹きさらしのままですので、当然木の葉が入ったり虫やほこりを防ぐことができなかったりで、水は汚れます。そこでプール水の汚れをろ過により除去し、病原菌を塩素などの消毒剤で滅菌することで、浄化します。
〇ただろ過して塩素などで消毒してしまうと、その後は水中で生物は生きていけませんので、水を抜く前にひまわり学級の生徒と、トンボの幼虫のヤゴを採りました。
〇ヤゴは水中で生活し、何度も脱皮を繰り返して成長します。 多くのトンボは秋から冬にかけて水辺に卵を産み、卵から幼虫がヤゴとして成長します。 ヤゴは肉食で、水生昆虫や小さな魚などを捕食します。 採れたヤゴは水槽で飼っています。
〇昨日からそのきれいになったプールを使って保健体育の授業が始まりました。 健康観察をしっかりと行い、プールサイドでのマナーや安全を指導して、まずは水に慣れることから始めます。
〇水泳の内容は、クロール・平泳ぎ・背泳ぎ・バタフライなどから構成されます。浮く・進む・呼吸をするなどそれぞれの技術の組み合わせによって成立している運動で、それぞれの泳法を身に付け、続けて長く泳ぎたり、速く泳いだり、競い合ったりする楽しさや喜びを味わうことができる運動です。
〇小学校の低学年から「水慣れ遊び・浮く・もぐる遊び」の学習をしており、中学校ではこれらの学習を受けて、泳法を身に付け、効率的に泳ぐことができるようにすることが求められています。
〇また、水泳の学習に積極的に取り組み、健康や水中の安全に気を配るとともに、技術の名前や取り組み方などを考えて、課題に応じた運動の取り組み方を工夫していきます。
〇市内の小学校40校では、今年から本格的に水泳の授業を民間へ委託しています。近隣のスイミングスクールと学校をバスで送迎し、インストラクターを中心に指導します。教員は主に安全指導を補佐する役割を担っています。
〇市の教育委員会からは、中学校の水泳指導の今後の在り方について「現在検討中」と連絡がきており、来年度はどのような形になるかは未定です。 ともかく今年は学校のプールで、体育科教員の指導で実施します。
〇本校のプールは屋上で、日差しも強いですが風もそこそこ吹いていますので、他校より比較的恵まれた環境にあります。ただ水中は快適ですが、さすがにプールサイドは焼け付くようです。ビーチサンダルを持たせてください。

〇また眺めが素晴らしく、学区を一望できます。               

須藤昌英                 

【増尾駅方面の眺望】【柏南高校方面の眺望】【生徒たちの様子】