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1月22日(木)千葉県小・中・高等学校書初め展覧会
〇今朝の校庭は、雪というよりも霰(あられ)に近いものが一面を白くしていました。風はないものの底冷えです。その中でも、生徒たちは走ったり身体トレーニングに取り組んだりしています。自然と心身が鍛えられます。
〇第78回千葉県小・中・高校書き初め展覧会がありました。この実施要項にこの趣旨は、「近年の急速な国際化、情報化の進展により社会状況や人々の生活環境が大きく変化する中で、書を通じ明日を担う本県の児童生徒の書写、書道の能力を育成し、日本の文字文化に対する関心を高め、心豊かな情操を養うことを目指す」とあります。
〇募集作品は、中1は「輝く大地」、中2は「初春の喜び」で、各地区ごとに地区審査員によって、特別賞候補、 星会 、特選、金賞、銀賞、銅賞、を決定します。本校の受賞者です。
書生会賞 杉山凛音さん(2年) 池田優吾さん(2年)
特選 新垣奏真さん(2年) 平川涼雪さん(1年)
金賞 木立茉李さん(1年) 黒川桜生さん(1年) 土屋潤佳さん(1年) 齋藤小春さん(1年)
戸田心結さん(1年) 永瀬ほのさん(1年) 西條小百合さん(1年)
銀賞 丸山さくらさん(2年) 染谷宣喜さん(1年)
髙橋希菜さん(1年) 中村瑠璃菜さん(1年)
〇書初めの教育的意義は、「一年の目標や抱負を定め、精神を整える」ことと「書写の技能向上と伝統文化の継承」の二つで、集中力や美意識を養い、自己肯定感を高める効果もあります。目標を文字にすることで、具体的な行動への意識が高まり、姿勢や筆遣いの練習を通じて書写の知識と技術を応用・定着させる機会となるのです。
〇私も母が書道を教える資格をもっていたので、幼いころから字の書き方では指導をされました。ただその頃は反発心もあるので、教えられた通りにするのが何となく嫌で、わざと崩して書いたり、「自分の字体はこうだ!」と主張したりしていました。今振り返ると、「もったいないことをしたな」とい思います。その頃に謙虚に学んでいたらもっと今は字がきれいに書けたかもしれない・・と少し後悔しています。子どもの頃の大人への反骨心は否定しませんが、やはり「素直さが一番」だと思います。
〇昔と異なり今は、「一般社団法人書星会」のYouTubeチャンネルで、課題の字のお手本動画が見られます。我々からすると画期的なことです。まずはお手本をしっかりと見て書くことが重要であり、実際に書く前に頭の中で書き順などをイメージすると上手に書けます。動画では、集中して文字を書くことは心を落ち着かせる効果があることや、姿勢や筆の持ち方、漢字・仮名などの技能をわかりやすく解説しています。
〇書道の技法の基本として、永字八法(えいじはっぽう)があります。私も母に教わった記憶があります。書道には「とめ」「はね」「はらい」といった技法がありますが、その基本的な技法が『永』という一文字に含まれています。詳しくは、
1『側(そく)』 側(そく)とは、『点』です。
2『勒(ろく)』 勒(ろく)とは、『横画』です。
3『努(ど)』努(ど)とは、『縦画』です。
4『趯(てき)』 趯(てき)とは、『はね』です。
5『策(さく)』 策(さく)とは、『右上がりの横画』です。
6『掠(りゃく)』 掠(りゃく)とは、『左はらい』です。
7『啄(たく)』 啄(たく)とは『短い左はらい』です。
8『磔(たく)』 磔(たく)とは、『右はらい』です。
〇私も全てではありませんが、文字を書く時にはそのうちのいくつかをいつも意識しています。「永」という文字を練習で時々書いたりもします。
〇書道における「字は体を表す」という言葉が示す通り、よく書初めに書いた人の個性が現れるといわれます。私も生徒たちの作品を見て感じていることです。毛筆で書くという過程において、その時の精神状態や性格、筆の運びの癖が色濃く反映されるのでしょう。準備や片付けも含め、文字を「書く」という行為全体に関わることで、何よりも文字への興味を深めることができます。
須藤昌英
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