校長雑感ブログ

5月20日(火)1学年国語

〇すべての教科のベースとなる国語の学習は、「話すこと・聞くこと・書くこと・読むこと」から成り立っています。そのうち「読むこと」は、書かれた文章をおおまかに「事実と意見」と分けてみることが重要です。

〇中学校学習指導要領国語編には、次のような詳細が示されています。「説明的な文章は,例えば,文章の中心となる部分とそれを支える例示や引用などの付加的な部分とが組み合わされていたり,事実を述べた部分と意見を述べた部分とで構成されていたりする。文章の中心的な部分と付加的な部分,事実と意見との関係などについて叙述を基に捉えるとは,このような説明的な文章の特徴を踏まえて読み,その理解が恣意的なものとならないよう,叙述を基にその構造

を適切に捉えることである。具体的には,段落ごとに内容を捉えたり,段落相互の関係を押さえたりしながら,更に大きな意味のまとまりごとに,文章全体における役割を捉えることが重要である。また,書かれている事実が書き手の意見とどのような関係にあるのかなどを捉えることが,文章の内容を正確に理解することにつながる。

〇教科書には内容を読み取ることに適した様々なジャンルの題材が多く掲載されており、生徒は国語に対する関心を高め、実生活で生きてはたらく国語の能力と、我が国の言語文化を享受し継承・発展させる態度を身につけつつあります。

 須藤昌英