土っ子の様子(令和3年度)

土っ子の日記2021

花壇がリニューアルの時期です

 今日の6時間目は委員会活動。まん延防止策が出ているので、5年生と6年生が一緒に活動することはできません。それぞれの持ち場を区切って委員会活動を行いました。
 きれいに咲き誇っていたパンジーの花たち、卒業式に向けて花文字を作った力作です。
まだきれいに咲いているのですが、夏花壇への植え替え時期となり、委員会活動でパンジーに感謝を込めながら、きれいに抜きました。
 パンジーの根本にたくさんの虫が集まっていたり、幼虫が土から出てきたり、生き物たちも春から夏へと移動中のようです。
 夏の花壇も元気に咲いてくれると思います。花壇の管理なども子どもたちと職員の力だけでは大変な面があり、ボランティアで花づくりを楽しんでみたい方、どうぞ学校にご連絡をください。
 

百人一首に興じる昼休み

 昼休みの教室を見に行くと、それぞれ思い思いの昼休みを過ごしています。chromebookを持ち出して、資料を創ったり、タイピング練習をしたりする子も多く見かけるようになりました。
 その中で、百人一首に興じる6年生の姿・・・
 なかなかのスピードで取り札をとっていきます。
 聞くところ・・・「ほとんど全部、上の句と下の句を覚えました。」との返事。
 上の句と下の句を覚えていたころの楽しさがよみがえってきます。
 小学生の時期に覚えたものは、忘れない所に記憶されるような気がします。休み時間も色々な活動で遊びながら自分を磨いていってほしいと思います。
 

学習サポーターの先生が配置

 子どもたちが学習支援のために、担任以外の先生が多く配置されています。
 本日着任した、千葉県教育委員会が派遣する学習サポーターの先生を紹介します。
 3年生と4年生の算数の授業を中心にサポートに入ってくれます。主に月曜日と火曜日の午前中に勤務をしてくださいます。水曜日、木曜日、金曜日は別の先生が担当していますので、これで1週間どの曜日にもサポートの先生が入ることとなりました。
 昨年度も学習サポーターとして支援してくださった先生ですので、わからないことをすぐに聞いてほしいと思います。
 早速4年の教室で支援をしてくださいました。
 

学習の見通しを持つ

 新しい学習指導要領では、「主体的に学ぶ」姿勢を育てることが大切にされています。主体的というのは、自分で課題を見つけて、その課題の解決に向けて自分なりに方法を考えて実行し、うまくいかなければ、また考え直してできるまで行うという姿です。
 なかなか難しいことです。そういう姿を大人になった時に、しっかりと持っていて、社会人として発揮できるようにすることが、義務教育に求められています。
 そこで子どもたちに意識できるようにしていることが、「見通しを持つ」「振り返りをする」ことです。
 今日は6年生の算数の授業で、学習の見通しを持つことを学習の目標とした授業が行われました。教室の様子を紹介します。

 算数の授業を思い出してみると、先生に計算の方法を教えてもらい、それを使って問題を解く、だんだん時間が進むと難しくなってきて、わからないとあきらめてしまったりしたことも・・・
 今日は、分数×分数の計算を学ぶ学習単元の1時間目です。教科書ではどういう風に学ぶようになっているか、一人一人でチェックします。
 
教科書のページごとにどんな課題が出ているか、教室側面のホワイトボードに書き出していきます。
 
分数×整数 分数×分数 分数×分数×分数 面積や体積や速さなど・・・と学習が進んでいくことがわかりました。
分数×整数の後に、分数÷整数の学習があることも知ったのですが、その次の時間にはまた分数×分数と掛け算になります。子どもたちが、割り算は割り算でまとめた方がいいと、教科書の流れを少し変えて、自分たちなりの計画にしました。
ここに主体的な姿の一部が表れています。教科書で学習する内容を全体を把握し、自分たちはどういうように勉強したらわかりやすいかを考えて、自分たちなりの計画を持つ。これで見通しが持てることになります。その後は、毎時間振り返りながら、学ぶべきことがわかったかどうか、チェックしながら進んでいきます。わからないと思ったら、質問したり、友達に聞いたりすることができるようになると、学び方が身についてきことになります。
 計算ができるようになる、〇〇がわかる、ということも大切ですが、どのように勉強するとわかるようになるか、学び方を学ぶことが最も大事なことで、大人になってからも活かせることにつながっていきます。
 今日はそんなチャレンジングな授業が6年生の算数で展開されました。

地震! 素早く避難

2時間目の授業中、突然グラッとした揺れ。廊下で授業を見ながら立っていたのですが、「あれ?」っと思った瞬間。6年生の教室では、2クラス共に子供たちが机の下に第一次避難を開始。ほんの一瞬で全員が避難完了をしており、昨日の避難訓練が本当に生かされた瞬間を見ました。土小が目指す子供の姿に、「学んだことを生活や社会に活かすことができる」とあります。避難訓練は、こういう行動が本当の時にとれるようにするために行います。今日の姿は大変すばらしい姿です。いつでも、どこでも、実行できるように意識して行動することが大切ですね。地震は必ず来ます。どこで地震に襲われても、正しく自分の命を守る行動をとりましょう。

 

アートカードを使って・・・

3年生の教室は図工の時間。アートカードという聞きなれないカードを使っての学習。このカードは教科書の指導用についてくるカードのようで、有名な日本画から洋画、色々な建造物などがはがき大のカードになっています。
 

今日は3年生の感覚で仲間分けをしよう!と取り組んでいます。大人は制作年代は、画家は、などと感性以外のものを使って仲間分けをしがちですが、子供たちは見た目や描かれているもので分類をしていきます。
 
 
このグループは人が描かれている絵、虫の絵、生き物の絵と3つにグループ分けをしました。見たものから感じる感性を交流しあい、絵の分類を通して感性の交流による磨き合いが出てくる授業です。本物の芸術品を手軽に使いながら、感性を育てていく、今の教科書は変わってきています。

ipadを使って校庭観察

歯科検診の様子をみたあと、1年生の教室に行くと、ipadを持ってお出かけの様子。校庭に出て色々な物を撮影してくるようです。

100年桜をとったり、パンジーなどの花をとったり、池の金魚をとったり、思い思いの撮影をして教室に戻り、校庭の様子を生活科の学習として学びました。

 
 

歯は長生きの必須アイテム

 

今日は歯科検診を行いました。二人の歯医者さんが8時半から12時までかかり、約400人の子どもたち全員の歯の状態をていねいに見てくださいました。

「歯はよく磨けている子供が多いですね。」「歯石がある子はとても少ないです」と歯の健康状態が良いことを伝えてくださいました。


でも、今日の検診で歯医者さんでさらに詳しく診てもらうよう通知を受けた人は、できるだけ早く受診をして欲しいと思います。

歯は食べるために大変大切なものです。人生100年に伸びてきているのも、歯の健康が保てているからと言われています。君たちの時代は人生150年となるかもしれません。その最低条件でもある歯の健康を守ることは、命を長く永くするための大切なこと、と考えてください。

治療勧告をもらった人は必ずなおしてください。50%ぐらいの人しか直していない実態があります。よろしくお願いします。

避難訓練を実施!

 東日本大震災から10年が過ぎ、新たに首都直下型地震への備えが急務になっている中、土小の第一回避難訓練が実施されました。
 想定は大規模な地震が発生し、第一次避難(机の下などに身を隠し命を守る)、第二次避難(校庭の避難場所に避難し安全を確保する)ことが計画されていました。
 しかし、昼前から雨が降り始めたため、今日は第一次避難までの訓練となりました。

 緊急地震速報の音が放送で流れ、一斉に机の下に避難します。
 「机の脚をしっかりと持ちなさい」と先生の指示が飛び交います。
 実際の地震でも持てるためには、訓練でしっかりと行うことが大切。
 廊下に避難しなさい。との指示で全員が廊下に出て点呼。
 私は(校長)は校舎2階の1年・3年・4年の姿を見ていましたが、1年生は初めての訓練で、「しゃべらない」を守れるよう頑張っていました。さすがの4年生も、テキパキと素早く行動できています。
 

春はあけぼの 随筆を書こう

 6年生の先生が、国語の時間にGoogle-Jamboardを使いながら、随筆を書く授業に挑戦するので、お時間のある先生は見に来てください。
 そんな呼びかけがある土小学校です。授業は教師にとって、1丁目1番地の商売道具。どんな子供に対しても力をつけるし、楽しくて面白い授業ができるように、腕を磨くためには、他の先生に見てもらう機会が大切です。お料理に例えると、色々な方に食べていただいて、みんなに「美味しい」と言ってもらえるものが作れるようになることが、その道のスタートのように・・・です。

 6年生は古典の『枕草子』や現代文の『薫風』という随筆を読んで、随筆は筆者の見方や考え方が比較的自由に書かれていると理解してきました。だから随筆は筆者の五感を想像しながら読んだり、五感を使って感じたことを書いたりするといいんだよ。と清少納言の『春はあけぼの』を暗唱しながら感じてきたようです。
 今日は、春といえば、夏、秋、冬といえば、と自分が季節を五感で感じるものをJam-boardにどんどん書いていきます。
 
春といえば百年桜・・夏といえば旅行・・・秋といえばもみじ・・・冬といえば雪
などと、どんどんboard上に書かれてきます。友達が書くとリアルタイムで自分の画面にも表示されるので、イメージがどんどん膨らみます。一言もしゃべっていないのに、オンライン上での交流が広まり、言葉のイメージが広がっていきます。
ほんの10分あまりで、季節を五感で感じる名詞がたくさん集まりました。
従来の発表型の授業では、ここまで多くのイメージを短時間で共有することは不可能です。
さあ、ここから始まる「わたしの『枕草子』づくり」・・・
Jam-boardの別のページに、みんなで書き込めるシートが用意され、各々に自分の春、夏を書き留め、随筆っぽく書いていきます。
 
自分が五感で感じた・・・あの暖かさ、冷たさ、まぶしい姿、ほっとする味・・・
自分が感じたことが、この随筆を読んでくれる友達に伝わるかなあ・・・
次の時間には、お互いの作品を交流しあって、五感で感じた言葉を五感で味わう授業になります。
子供たちがこの1時間で学ぶことを焦点化して意識すると、オンラインの無言の交流であるにも関わらず、子供の脳の中同士では十分に交流がなされている、GIGA(一人一台)だから実現できる授業でした。