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校長ブログ(令和6年度)

全校遠足を終えて・・・

11月29日(金)、全校筑波山登山!!

今年で3年目を迎えた本校ならではの行事です。

当日は好天に恵まれ、紅葉も見頃、眺めも最高で、遠くには雪を被った富士山まで見えました。

たくさんの観光客の方もおり、ご迷惑をおかけしたことと思いますが、すれ違う方々に道を譲っていただいたり、励ましていただいたりしながら、何とか参加児童全員が無事に登頂することができました。

全員で登ることの意味、縦割り班で行く意味はどこにあるのか・・・

それは、やはり、学校教育目標の「自ら学び 心豊かに たくましく生きる とみせの子の育成」と、今年度の重点目標 「人間関係力を高め、挑戦し続ける子の育成と学校づくり」の達成のためです。

子どもたちは、普段から、掃除や縦割り遊びを異年齢集団のグループで行っています。このグループは、1年生から6年生までの全員を6班のグループに分けて構成し、毎年変えています。

異年齢で取り組むことの良さは、自分より年下の子と関わることで優しさや思いやりが育まれること、発達年齢に合わせた自分の役割を果たすことで自己有用感が高まること、年上の子が模範を示したり、リーダーになったりすることで自己肯定感が高まること、助け合いや励まし合いにより協力する力が身につくことなど、挙げればキリがない程たくさんあると思われます。

全校遠足は、この集大成です。

この日の子どもたちの姿、子どもたちを全力で支える先生方の姿は、本当に素晴らしく、校長として自慢に思いました。これまでの縦割り班での活動やこの全校遠足が、子どもたちをしっかりと成長させていることも実感できました。

筑波山の山頂からの景色も最高でしたが、全校で列をなして筑波山に登っていく景色も、ケーブルカーに全員が乗って紅葉を眺めながらみんなで降りる景色も、私にとっては最高で、本当に感動的でした。

感謝の気持ちでいっぱい、そして、富勢東小はやっぱり最高と叫びたい気持ちでした!(叫びましたが・・・。)

 

弁天マラソン大会を終えて・・・

11月19日、澄み渡る青空の下、あけぼの山農業公園内で、校内持久走大会を開催しました。

本校では、校内持久走大会を平成3年度から「弁天マラソン」と改名し、長い間続けてきています。

以前は、学校近くの公道を走っていたそうですが、子どもたちの安全を考え、令和4年度からは、あけぼの山農業公園様にご協力いただき、園内にコースを設定して行っています。大変有り難い限りです。

19日は、今年一番の冷え込みで、大変寒い中でしたが、沢山の保護者の方やご来園の一般の方々、また、地域の方に応援していただき、大いに盛り上げていただきました。

子どもたちも、沢山の温かい声援に応え、ゴールまで精一杯頑張る姿が見られました。どの子も本当によく頑張ったと思います。子どもたちの頑張る姿に大人も元気と感動を沢山もらいました。

 

私は、ジョギングが趣味なくらい、走ることが好きです。

小学生の頃、母校には「やまゆりマラソン」というコースがあり、毎朝全校で走る習慣がありました。

それが、学校の特色でもあり、伝統でもありました。また、日頃の練習の成果を発揮する大会が、年2回あり、その日は、終わるとお餅つきがあり、豚汁やお餅が振る舞われていたことを覚えています。

走ることが苦手だった子も、終わった後に食べるお餅や豚汁は最高だったと思います。みんなで頑張ったことを労い、大人が子ども達に「よく頑張ったね!」「凄いね!」と褒めてくれたような記憶があります。

持久走大会は、苦しい思いをする大会です。沢山の練習も必要です。苦手と思う子も多いかもしれません。この頃は、持久走大会がなくなり、記録会にしている学校も増えてきました。

本校では、この伝統ある「弁天マラソン大会」を今後どのようにしていくのか、子どもたちにとってより良いものになるようにみんなで考えていきたいと思っています。

 

音楽発表会を終えて

11月2日(土)本校の大きな行事である「音楽発表会」が終わりました。

この日のために、子ども達は9月から練習開始、先生方は夏休みから準備を進めてきました。

選曲には先生方の想いも込められています。勇気が出る歌、元気が出る歌、友達を思いやったり、平和への祈りが込められた歌・・・歌を通して心も成長してほしいという先生方の願いが感じられました。

子ども達は、その願いをしっかりと受け止め、感情を込めて歌っていました。一生懸命な歌声は、心にぐっと響き、技術面だけでなく内面の成長も感じた合唱でした。

また、合唱は、一人ではできません。学校という集団だからこそできるもの。当日は欠席が0でした。全校児童が揃って歌い、子ども達も私達も地域の皆さんも一緒に音楽を楽しむ、そんな素敵な時間を過ごせたことを改めて嬉しく思い、校長として幸せに感じました。

合奏は、それぞれの技術や発達段階に合わせて楽器や曲が選ばれ、練習の積み重ねが肝となりました。始めの頃と比べて、どの子もどの学年も、そしてたんぽぽ学級も、本当に上達しました。当日の合奏は、その練習の成果が発揮され見事でした。緊張の中、最後まで頑張った子ども達を心から褒めたくなりました。

本校の今年の学校経営の重点は、「人間関係力を高め、挑戦し続ける子の育成と学校づくり」です。

今回の音楽発表会を通して、私はそれをみんなで達成できたのではないかと思えました。

本校の教職員と子ども達を誇りに思います。そしてまた、私達を支えてくださった保護者の皆様や地域の皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。

 

 

1・2年生の校外学習

10月18日(金)、1・2年生と一緒に船橋・アンデルセン公園へ行ってきました。

朝はどしゃぶりの雨で天気がとっても心配でしたが、集合した時から子どもたちはニコニコ笑顔。

楽しみにしていた気持ちが伝わってきました。子どもたちの気持ちが天に届いたのでしょうか?

その後は、朝ほどの大雨にはならず、色々な活動を楽しむことができました。アスレチックがあまりできなかったことが、少し残念でしたが、みんなお弁当やおやつタイムを大いに楽しんでいました。

校外学習では、1・2年生といえども、ぞれぞれ役割があります。

まずは、実行委員のメンバー。バスの中での出発の会、到着の会は素晴らしかったです。しっかりとした司会や挨拶、落ち着いた口調に練習の成果が出ていました。本当に素敵でした!!

続いて、バスレク係。みんなが楽しめるようにと、練りに練った内容と進行、とても感心しました。お陰で到着するまでみんなの笑い声や歌声が響き、酔う子も一人もいませんでした。先生方の指導もさすがでした。

班行動は、今回は雨のため、出番が少なかったかも知れませんが、それぞれが役割を意識しながら、班ごとに並んだり、声を掛け合ったりする姿が見られました。外に出ると、普段の様子が顕著に表れますが、どの子もしっかりと園の方や先生方の話を聞いて、楽しく制作活動をしたり、遊んだりしていました。

みんなよく頑張り、成長が見られ、楽しい校外学習でした。

保護者の皆様には、朝早い出発となりましたが、お弁当作りをはじめ、ご協力いただきありがとうございました。次は全校筑波山登山です。(雨天の場合は国立科学博物館)

今回の経験を生かして、みんなで協力して、さらに充実した校外学習にしたいと思います。

 

修学旅行へ行ってきました!

9月12日(木)、13日(金)6年生と一緒に修学旅行へ行ってきました。6年生は18人。欠席もなく、全員参加することができ何よりでした。集合時間がかなり早かったにもかかわらず、全員時間通りに集合し、予定通り出発できました。さすが、6年生です。保護者の皆様にも感謝申し上げます。

お陰様で国会議事堂へ時間通りに到着し、最高裁判所も含め余裕を持って見学することができました。

国会議事堂と最高裁判所は、6年生の社会科で学習しますが、本物を見る機会は大変貴重です。建物の重厚感や広さ、崇高感といったものは、その場所でしか味わえません。どちらも、子ども達は真剣に見学し、積極的に質問もし、見聞を広めていました。バスレクの中での予習クイズもとても役に立ったようです。見学の態度も大変立派でした。自慢の6年生です。

1日目は、浅草の仲見世通りにも行きました。ここは班行動でしたが、みんな仲良く観光を楽しむ様子が見られ、何とも微笑ましかったです。いちご飴を食べたり、最中を食べたり、おそろいのお土産を選んだり・・・旅の思い出が広がったようです。班ごとにスカイツリーをまねて撮った写真も最高でした! 

旅館は、成田山新勝寺の老舗旅館、若松旅館に宿泊させていただきました。何とも贅沢な旅行です。

翌朝には、新勝寺で修行を体験。みんな正座もよく頑張っていました。きっと御利益があるでしょうね。

2日目は、佐原と佐倉で歴史の学習。佐原では伊能忠敬記念館を、佐倉では国立歴史民俗博物館を見学しました。どちらもフリーでしたが、各自が興味を持った物をじっくりと見学する姿が見られ、学習の深まりや意欲を感じました。「自ら学ぶ姿」本校の学校教育目標に叶っています。 

二日間を通して感じた事は、6年生の素晴らしさです。特に18人の仲の良さには感動しました。

仲良きことは素晴らしきかな・・・と。

旅行はどこへ行くか、何をするかも重要ですが、誰と行くかは、一番大きな問題ではないかと思います。一緒に過ごす時間も長く、宿泊もするとなると、どうでしょう。人間関係がギスギスした中では、普段より苦痛が増えてしまう可能性もあります。でも、子ども達はこの二日間、ずっと楽しそうで、笑顔が沢山見られ、もめることも悲しむこともなく、お互いにとっていい時間、温かい時間を過ごしていたように感じました。

それが私はとても嬉しく、誇らしく、また羨ましくも思いました。

また、この姿こそが、本校の目指す姿ではないかと感じました。

本校のめざす児童像は、「やさしく、かしこく、たくましく」です。

学校教育目標は、「自ら学び 心豊かにたくましく生きる とみせの子の育成」です。

もちろん、目標を高く掲げれば、まだまだ成長する余地はあります。ただ、子ども達は十分にそこに近づいていると感じましたし、どの子もその子なりに社会性や協調性がよく育っていると思いました。

素晴らしい修学旅行だったと思います。この経験をこれからの人生に生かしていってほしいです。

最高の思い出をつくってくれた6年生と保護者の皆様、関係者の皆様に心から感謝申し上げます。

本当にありがとうございました。