校長雑感ブログ

2023年7月の記事一覧

7月3日(月)最優先の熱中症対策

〇気象庁の発表によると、関東地方は先月の8日頃に梅雨入りしていますが、過去のデータでは、7月19日頃が平均的な梅雨明けのようです。ただ先週などは、梅雨前線の活動が活発になったため、全国的に大雨による被害もありました。昨日も最高気温が30℃を超える真夏日となり、もう少しで猛暑日(35℃を超えた日)でした。

〇この時期は雨が降らない日でも、気温が高かったり蒸し暑く不快な日が多かったりと、普通に生活しているだけでも大変です。また前線上の低気圧が通過することで、頭痛などの体調不良がでやすく、大人でも体調管理が難しい時期です。

〇今月は生徒たちの学校生活にも、これまで以上に注意を払っていきます。特に「熱中症」は、即いのちの危険にかかわります。今朝も見ていると、長袖の校内着を着ている生徒もチラホラいて、その度に教員から声掛けをしています。まだ身体が暑さに本格的に慣れていない状態でしかも不適切な服装をしていると、身体が悲鳴をあげてしまいます。

〇本格的な暑さを迎える前に、体を暑さに慣れさせる「暑熱順化」をすることが大切です。「暑熱順化」ができていないと、体の熱をうまく外に逃がすことができず、熱中症になる危険性が高まります。暑熱順化には個人差もありますが、数日から二週間程度かかるそうです。また、一度暑熱順化ができていても、数日暑さから離れると暑熱順化の効果は薄れてしまうようなので、常に意識の継続が必要です。

〇プールの授業では、今日はまだ雲もあり微風がありましたので、プールサイドの照り返しもさほどではありませんが、晴天で無風の場合には、細心の配慮が必要です。また熱中症が起こるのは、炎天下での運動中だけではなく、室内で発生する事例も近年増加しています。

〇再度のお願いになりますが、登校時の適切な服装(長袖などはさける)、帽子の着用(日傘の有効性も)、水筒持参(冷水、スポーツドリンクや麦茶などでミネラル分)、睡眠時間の確保(夜更かしをさける)などをご家庭で指導してください。

【環境省:熱中症予防情報サイト】より

須藤昌英