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2024年11月の記事一覧

11月26日 鶏ゴボウご飯 おひたし 切り干し大根の味噌汁 きびなごフライ みかん

校長検食簿より

今日は和食献立で鶏ゴボウご飯が目をひく。ゴボウは秋が旬で個人で育てる時には袋に土を入れて袋を立てて育て、収穫時は袋を切って土を崩して収穫するが、畑に植えたゴボウの収穫はなかなかな力か機械がポイントとなる。食物繊維が豊富なゴボウは昨日のひじき同様に食用は日本だけに近いが、和食ブームにのって世界でも食べられるようになりつつある、和食文化の食材である。ゴボウと鶏肉がほどよく味がついて美味しくいただくご飯で、ゴボウの香りもよく美味しい。きびなごフライはカラッと揚がって骨までサクサク食べられる。きれいなフライなので聞いたところ冷凍食品を使っているとのこと。給食室にがんばってもらい、新鮮魚の熱々フライを実現してもらいたいものである。切り干し大根の味噌汁は、出汁が切り干しにしっかりと染みて味噌味がしっかりとした美味しい味噌汁で、おひたしのにんじん、きゃべつ、もやしにかつおぶしがまぶされた野菜と一緒に和食らしさを膨らませている。

11月25日 パエリア ひじき入り鉄人サラダ ポテトとたまごのスープ オートミールビスケット

校長検食簿より

今日は洋風献立プラス和というイメージの献立。ご飯はパエリアでスペイン風、海産物はイカだけだが、米と野菜と一緒に炊き上げられている。サフランを使って黄色く色づけされ、花のめしべからつくるスパイスで高価なものであるが、もう少しコショウなどのアクセントがあってもよいと思った。ポテトとたまごのスープは、じゃがいもがごろっと入り、しっかりとした味でたまごの風味と一緒に美味しいスープに仕上がっている。ウインナーの味がアクセントになり、じゃがいもとの組み合わせはジャーマン風である。ひじきの鉄人サラダは、ごま油が効いた味付けで、鉄分を多く含むひじきを美味しくいただける。しかし、ひじきを食する食文化は欧米には無いようで、日本独特の食文化であるようだ。オートミールビスケットは、給食室で焼かれたものらしく、パリッとして美味しいビスケットに仕上がっている。

11月22日 鰯の紀州にひじきと切り干し大根の炒め煮 じゃがいもの味噌汁 みかん

校長検食簿より

今日は和食献立。今日の和食献立には意味があり、11月24日が「いいにほんしょく」の語呂合わせから和食の日と設定されて、ユネスコの無形文化遺産として登録されている和食を味わう献立になっている。今日のメインはいわしの紀州煮。紀州は梅の産地だから、梅干しを出汁味に使いながら、全く骨が気にならないまで柔らかく煮込まれたいわしは、給食ならではの味で、ご飯にもとてもよく合っている。ひじきと切り干し大根の炒め煮も、どちらも食材を乾燥させて長持ちさせる伝統技術を使った食材の乾燥させるからこその旨味を活かしたおかずである。今日は切り干しにしっかりと染みこんだ味が美味しい。じゃがいもの味噌汁は、大豆を発酵させた日本の調味料である味噌と味噌を活かす出汁で美味しく仕上げられており、中にコーンという洋風アクセントがあるのが面白い味を演出してくれている。デザートのみかんも日本独特の美味しい味である。日曜日となる和食の日は、和食を楽しんでもらいたいと思う。

11月21日 焼きそばの五目あんかけ 味噌雲呑 大学芋 カシューナッツ

校長検食簿より

今日は中華献立で、メインは焼きそばの五目あんかけ。中華麺を鍋で焼き付けてあるので、歯ごたえのある麺で時々焦げた麺の端も入り、そこに野菜とイカと豚肉が入った五目あんがかけられて、一緒にいただくとあんかけ焼きそばの旨さが引き立ってくる美味しさである。もう少しとろみをつけるか、少し出汁とショウガなどの味を強めると、麺とのからみが深まってより一層旨味が増す感想を持った。味噌ワンタンは、にんじん、ほうれん草、ネギ、もやしにワンタンが入って、とろみのある美味しいお汁になっている。雲呑は点心のひとつと放送で説明され、雲呑に雲という漢字が使われている理由も食べながら学ぶことができた。大学芋は大きく切ったさつまいもが甘辛たれのごま風味をまとって、大変美味しい。秋も深まってきたことを感じる昼食であった。

11月20日 ピザトースト ポトフ 切り干し大根のサラダ もも 大豆小魚

校長検食簿より

今日は今季初の10度未満の日となり、温かい献立がうれしいお昼にポトフというラッキー献立。ポトフはフランスの家庭料理でじっくりと煮込んだ煮物料理で、今日は、じゃがいもとカブがほくほく感を作り出している。大きなカットの豚肉もほろほろと柔らかくなっており、しっかりと煮込まれた美味しい料理である。そこに主食はピザトースト。トマトベースのペーストにたまねぎとピーマンと溶けたチーズで、焼き上がりも美味しく仕上がっている。ポトフによく合っている。そこに切り干し大根のサラダ。切り干し大根のサラダは鰹だしで切り干しを煮ていて美味しくなっているが、切り干し大根の煮物ともう少し隔たりをつける思い切った洋風調理でもよいと感じたので次回楽しみである。コンソメで煮たり、辛子マヨネーズやツナと混ぜるなどの白い切り干しに挑戦しても面白いと感じた。もも缶はもものまったり感があり美味しく、大豆小魚の小魚の焼き具合が今回は大変香ばしくて美味しかった。

11月19日 柏産こしひかり 銀ダラの西京焼き 高野豆腐のコロコロ煮 じゃがいも団子汁の味噌汁 

校長検食簿より

今日も柏市田中産のこしひかりの新米を引き立てる和食献立。こしひかりはみずみずしく美味しく、新米は日本人に生まれてよかったと感じる食感である。そこに今日のメインは銀ダラの西京焼き。西京味噌の甘みと香りに包まれ、ちょうどよい味の西京漬けの銀ダラがふっくらと焼かれて、ご飯を美味しくする味である。高野豆腐のコロコロ煮は、賽の目の野菜と鶏肉が煮込まれて、高野豆腐にちょうどよい味が染みこんで、これもお米を美味しくいただける味である。じゃがいも団子汁はじゃがいもの団子のとろみが効いて、出汁と醤油?で優しい味付けになっている。デザートの早香はミカンの交配種のようで、皮が薄くてむきやすく、甘さもしっかりとした美味しいデザートであった。

11月16日 チキンカレーライス フレンチサラダ ひとくちブドウゼリー

校長検食簿より

今日は音楽祭で土曜日の給食。今日はカレーにサラダとシンプルな献立だったが、子どもたちは音楽祭で力を発揮したせいか、たくさん食べていたようだ。カレーはしっかりとした味で、ご飯にぴったりと合う美味しいカレーで、フレンチサラダはあっさりとしたドレッシングで美味しいサラダである。

11月15日 柏市産ふさこがねの新米 すずきのフライ 菜の花和え 里芋とたまごの味噌汁 カリカリ大豆

校長検食簿より

今日は地産地消を(千産千消)と称する千葉県産を食べる献立デー。今日は12種類の千葉県産食材が使用されている。ご飯は柏市産のふさこがね、千葉県産のスズキのフライと相性がよくねばりと甘みのある美味しいお米で、フライもサクッと美味しくいただける。千葉県の菜の花は県産のキャベツや小松菜と一緒に美味しくいただける。県産里芋と柏市花野井の平川さん産のほうれん草の味噌汁は、里芋のねばりと味がしっかりとして美味しい味噌汁になっている。県産大豆のカリカリ揚げは、揚げてからの時間が経ったせいかカリッと感が少なくなっていたのは残念だったが、青のりの香りと一緒に美味しくいただいた。県の2020年の資料を見ると柏市の農業経営体は767軒、そのうち富勢地区は86軒である。千葉県は有数の農水産県であるが、これ以上減少することにより、食糧難が訪れることの怖さを感じている。千産千消の消への関わりだけでなく、産への関わりを教育の中でどう育てていくか大きな課題でもある。

11月14日 赤飯 ねぎだくジューシー唐揚げ ひじきと彩り野菜の和え物 かぶのすり流し汁 柏の梨ゼリー

校長検食簿より

今日も市制施行70周年記念献立の第二弾!明日11月15日はS29年に東葛市として柏市が市となった記念日で、今日の柏の梨ゼリーが全校で食される記念デザート。今日はお祝い献立で、お赤飯と子どもたちが好きな唐揚げである。お赤飯は美味しく炊き上げられており、唐揚げもジューシーにあがり、ネギを煮込んだソースがかけられて美味しい味に仕上がっている。ひじきと彩り野菜の和え物は、名前のごとくに彩り野菜がひじきを美味しそうに引き立てているため、野菜の残りも少ないのではないだろうか。かぶのすり流し汁は、かぶをすりおろすという工夫がなかなかよい。かぶをすりおろす分、出汁をしっかりとして欲しいところであった。出汁の旨さはすりおろしなどの際に特に引き立ってくるので、次回に期待したい。梨ゼリーは梨の美味しさをいかした食感も梨っぽくしているところが70周年アニバーサリーの味であった。

11月13日 米粉パン 柏幻霜ポークのメンチカツ なないろサラダ かぶとねぎのクリームスープ みかん

校長検食簿より

食育便りでも紹介されたように市制70周年を記念した献立で、今日は柏幻霜ポークのメンチカツと柏かぶが市の誕生日を祝う食材の献立である。柏幻霜ポークは字のごとくお肉が霜降りになるという特別のブランド豚肉で100g300円近い高級品であるが、給食用に惣左衛門がメンチカツ仕様にしてくれたもの。霜降り豚肉だけあって、豚肉のジューシーさを感じる味で美味しい。もっと大きいとさらに旨いだろうと予想する。かぶとネギのクリームスープはシチューのようにとろみがついてかぶの旨さも一段と感じる。七色サラダは見た目に大変華やかで、味はレモン果汁にオイルであっさりとして、赤ピーマンの旨さが引き立つ味である。米粉のパンにしてはしっとりとして、メンチカツにもスープにもサラダにもよく合っている。柏市で40年近く前につくりだした豚肉、広島で見た霜降り豚肉に魅せられて、食パンを主食にして豚を育て、独自に開発した豚肉が柏市のブランドになっていることを子どもたちが感じ取り、自分たちも工夫をして地域の活性化につなげようとする大人に成長してもらいたい。