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会議・研修 菊池先生「飛び込み授業」

 先週の2日(木)の4校時に4年2組の山﨑学級において、菊池省三先生の『飛び込み授業』の道徳の指導をお願いしました。昨年度に続き、2回目の研修会となります。講師の菊池先生は、テレビ番組にも多数出演経験があり、全国的に有名な「教育実践研究家」の方です。「飛び込み授業」とは、事前の打ち合わせはあるものの、いきなりあるクラスに入って、初対面で授業を展開するものです。

   

 4校時開始のチャイムが鳴って、菊池先生が4年2組の教室に入ってきました。「こんにちは。」子どもたちは初めて会います。「こんにちは。」「私は、菊池と言います。」「指の骨が折れるぐらいの拍手をしてもらってもいいですか。」「ありがとう。」

  

 まず、「あかるい」、「あかるいえがお」です。「リーダー、いいですね。」「拍手のリーダー。」次は、「切りかえスピード」です。「4年2組さんは、切りかえのスピードが早いですね。素晴らしい。」

  

 次は、「やる気のしせい」です。「やる気のしせいを見せてください。」背中がぴんとなりました。「いいですね。」子どもたちは、菊池先生の言葉にどんどん吸い込まれていきます。子どもたちをほめています。ほめるタイミングやほめ言葉が違います。

  

 「プリントを渡す時は、どうやって渡しているの?」「じゃあ、渡す人の顔を見て、言ってください。」「どうぞ。」「ありがとう。」子どもたちは、プリントを渡す時に、「どうぞ。」と言っています。「ありがとう。」

  

 プリントが配られると、「親からもらった初めてのプレゼントは、何かわかりますか?」「・・・名前です。だから、大事に丁寧に書きましょう。」子どもたちは、紙にゆっくりと大きく自分の名前を書きました。

  

「今日は、4コマ漫画の話をやります。4コマ漫画ってわかりますか。」「はい、どうですか。」

   

 「隣同士で、自分の考えを言い合ってください。どうぞ。」「一人一人違っていいんです。」

  

 紙に自分の考えが書けたら、周りの人と話し合いです。

  

 「どう思います?」漫画の絵をもとに子どもたちが考えています。「はい、リーダー、どうぞ。」

  

 「誰か発表してくれる?」「素晴らしい。指の先までピーンと伸びていますね。」「2番目は何でしょうか。」

  

 「この絵は、何をしているところですか。わかりますか?」お金を渡そうとしています。

  

 「絵を見て、子どもとおじさんのどちらの味方になるか、分かれて意見を言ってもらいます。」

  

 おじさん派と子ども派に分かれて、それぞれ意見交換をしています。「おじさんは、よくないと思います。・・・」

  

 「割れたガラスのことを考えると、・・・。」そして、最後4番目の漫画の絵です。「えー!」

  

 「自分⇒友だち」の関わりが大事です。「コミュニケーションの力を伸ばし合ってください。」「今日は、みんなよく頑張ったから、きっと周りにいる先生が、指が折れるぐらいの拍手をしてくれるよ。 」子どもたちと職員は、終始笑顔で、あっという間に授業が終わりました。

  

 今日の「振り返り」です。「4年生だと3分間で、何行ぐらい感想が書けますかね?」「・・・。」子どもたちは必死に書いています。

  

 最後にクラスみんなで記念写真を撮りました。今日の「振り返り」を提出して、菊池先生と握手です。子どもたちからは、「心の切りかえができ、とても大切な1時間だった。」「いろんな意見があっていいと思った。」「コミュニケーションの大切さがよくわかった。」「もっといいことをしてみたくなった。」といった感想がありました。校長室でサインをいただきました。菊池先生、御指導いただきありがとうございました。次回もよろしくお願いします。