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校長室 令和5年度

避難訓練

 本日の2校時、避難訓練を実施しました。

 今回の訓練の目的は、次の2点でした。

  ①子どもたちが災害時の避難経路を理解すること。

  ②子どもたちが一次避難の方法を実践できること。

 私は、1年生の様子を中心に見守っていたのですが、子どもたちは担任の話をしっかり聞いて、素早く行動することができていました。

 その結果、1人も捜索をする必要なく、5分以内に校庭に二次避難をすることができました。

 その後の安全主任や私の話を聞く態度も立派でした。

 新校舎初の避難訓練だったため、試行錯誤を繰り返し本日を迎えたのですが、良い訓練ができたと感じています。

 子どもたちが「自分の命は自分で守る」ことをしっかりと実践できるよう、交通安全も含め、継続して指導・支援してまいります。

 以下に、訓練の様子を写真でお伝えいたします。

  

  <1年生の一次避難の様子>      <二次避難の様子①>      <二次避難の様子②>

給食開始

 今週月曜日から2~6年生の、木曜日から1年生の給食が始まりました。生きていく上で「食」は大変重要ですので、おいしくて栄養価の高いメニューを提供できるよう、栄養士を中心にがんばってまいります。あわせて、食文化や食事のマナー等、食育にも力を入れていきたいと考えております。

 さて、1年生が給食の準備をしたり片づけをしたりというのは、慣れるまでは大変な作業です。当面の間、担任以外の職員も各学級に入り、複数体制で指導にあたるとともに、6年生にも補助をしてもらいながら、準備・片付けを進めてまいります。

 以下に、その様子を写真でお伝えします。

 

     <6年生の給食中の様子>              <1年生の片づけの様子(初日)>

 

 

令和5年度入学式

 12日(水)に,1年生205名(欠席4名)をお迎えいたしました。

 保護者の皆様,様々な点でご協力いただきありがとうございました。

 

 当日は,2つの門に設置する看板がぐらつくことのないよう,安全に設置することに一苦労するほどの強風でしたが,心配していた雨天とはならなかったことが幸いでした。

 

 式が始まる前,そして式中も,新入生はとてもがんばっていました。初めての環境で不安になったり,興味を引いたりすることがあったと思います。しかし,立ち歩いたり大きな声でしゃべったりすることが全くなく,スムーズに式を進めることができました。

 これから共に過ごす学校生活がとても楽しみです。

 

 式辞でも申し上げたことですが,子どもたち一人一人の良さを伸ばせるよう,職員一同全力で支援してまいります。

 

 以下に、式当日の様子を写真でお伝えいたします。

  

       <入学式の様子>                  <学級活動の様子>

移転開校式

 保護者の皆様、日頃よりお世話になっております地域の皆様、昨年度1年間本当にお世話になりありがとうございました。今年度も子どもたちが安全に安心して学校生活を送ることができるよう、諸活動に全力で取り組んでまいります。ご支援のほどよろしくお願いいたします。

 さて、春休みを終えて、昨日久しぶりに子どもたちが登校してきました。学校に子どもたちがいるのは本当にうれしい限りです。時には、トラブルがあったり、心配なことがあったりするのですが、子どもたちのがんばりや成長を目の当たりにできるのは、この上ない幸せです。子どもたちと一緒に、この学び舎での伝統を築いてまいります。

 昨日は、始業式に先立ち、太田和美柏市長、田牧徹柏市教育委員会教育長はじめ、ご来賓をお招きし標記の式典を開催いたしました。約30分間の式典でしたが、子どもたちの話を聴く姿勢が素晴らしく、感動しました。いいスタートを切ることができました。

 以下に、移転開校式の様子を写真でお伝えいたします。

  

 <太田和美市長による「移転開校宣言」の様子>    <児童代表による「誓いの言葉」の様子>

 

 

 

 

学び舎感謝の会第3弾「最後を飾る打ち上げ花火」

 25日(土)19:00~、標記の「校舎お別れイベント」を行いました。

 前日から降り続いていた雨が奇跡的に止み、予定通り実施することができました。

 

 卒業生や関係者の中には遠方にお住まいの方もいらっしゃるかと思い、ライブ配信(中継)も行うことにしました。

 

 当日、北公園には200名くらいの方が集まっていたと聞きました。中継も1800回以上視聴されたようです。

 また、関係の皆様から「良かった。」というお言葉もたくさん頂戴いたしました。

 

 お力添えをいただいた実行委員の皆様、本当にありがとうございました。

 

 以下に、花火の写真を掲載します。

   

創立67年 田中北小学び舎感謝の会

 21日に地域の方・卒業生向けの感謝の会を、そして本日児童向けの感謝の会を無事に開催することができました。

 ご協力をいただいた実行委員の皆様、PTAの皆様、関係の皆様、本当にありがとうございました。

 21日は、368名もの方にご参会をいただき、盛大に会を行うことができました。会のコンセプトを「大同窓会」としたのですが、ご参会いただいた皆様のご様子からは、旧交を温めていただくことができたのかな・・・と感じております。

 本日は、教育長からお言葉を頂戴した後、①和太鼓鑑賞、②思い出の動画視聴、③児童代表のスピーチ、④バルーンリリース、⑤「ありがとうさようなら」の合唱、辞校式をはさんで、⑥最後のチャイムに合わせて全校で校舎にお別れという流れで会を進めました。

 今日が、子どもたちの思い出の1ページとなり、新校舎での新たなスタートへの希望につながったらうれしいです。

 明日も何とか天候が持ちそうです。19時からの「花火」も楽しんでいただけましたら幸いです。

 以下に、21日と24日の様子を写真でお伝えさせていただきます。

   

     <21日:会場の様子>             <24日:和太鼓鑑賞>

   

    <24日:児童代表のスピーチ>           <24日:バルーンリリース>

 

 

卒業式

 昨日、6年生31名全員が参加して卒業式を行うことができました。保護者の皆様、今まで6年生を支えてくださったたくさんの皆様、本当にありがとうございました。

 6年生は、練習してきた成果を発揮し、素晴らしい態度で式に臨んでいました。練習や予行より声も大きく、堂々としており、さすが現校舎最後の卒業生だと感じました。

 

 卒業式の2日前に行った予行には、5年生も参加しました。名目上は保護者の役をお願いするということでしたが、6年生の姿を見て、5年生は様々なことを感じていました。

 「返事が大きくて素晴らしかった。」

 「一つ一つの動きがしっかりとしていた。」

 「歌が良かった。」

 「緊張感が伝わってきた。」

 「1年後は自分たちがあの場に立つんだなと思った。」

 教室に戻ってから感想を聞いてみたのですが、上述のような内容が、どちらのクラスからも聞かれました。

 「今の6年生は現校舎最後の卒業生。では、みんなは?」

という私の質問に、大きな声で、

 「新校舎最初の卒業生!」

と答えていました。6年生の姿を目に焼き付けることで、5年生の卒業への意欲が高まったと感じました。

  

 卒業生の皆さん、卒業おめでとう。そして、北小の良さを後輩たちに伝えてくれてありがとう!

 今後のますますの活躍を期待しています。

5年生交流会

 昨日、本校と田中小の5年生による交流会を、昼休みにリモートで行いました。

 お互いに、今年取り組んできたことを紹介し合い、田中北小に来る児童の紹介をしていただき、最後に質問をし合って終了となりました。

 時間は20分間という短い時間ではありましたが、子どもたちは楽しそうに発表したり、発表を聞いたり、手を振ったり、拍手をしたりしていました。

 「交流会ができて良かった。」という声があちらこちらから聞こえてきました。

 本校の5年生は、錦鯉ばりの「こんにちは~」から発表が始まり、1人何役も演じたり、身振り手振りを交えて発表したりしました。田中小の児童にとっても、印象に残る交流会になったことと思います。

 今回交流できたことで、不安や心配事が少なくなった児童もいると思います。

 良い行事になりました。

 <交流会の様子>

    

 

 

3月の全校朝会

 昨日の午後、通学路確認を実施いたしました。多くの保護者の皆様に、ご自宅付近に出ていただいたり、途中まで迎えに来ていただいたりしたことに感謝申し上げます。

 現在、実施したことによって見えてきた課題を集約し、改善策を検討しているところです。

 最も優先すべきは子どもたちの安全です。その点から通学路を検討してきたので、一部遠回りになってしまうところがございます。そのような場合に、子どもたちの安全が確保できるようであれば、通学路以外の通路を利用することも認めていく方針ですので、学校にご相談いただけたらと思います。

 

 話は変わりますが、3月の全校朝会を1日(水)に実施いたしました。今回は高学年向けの話になっていたのですが、低学年の児童も一生懸命聞いてくれました。私の話を踏まえて、今までの行動の「振り返り」を行った学級もありました。

 以下に話した内容を記します。

<全校朝会での話>

 田中北小学校の皆さん、おはようございます。

 今週に入って、だいぶ寒さがやわらいできましたね。

 過ごしやすくなってきている反面、花粉症の人にはつらい季節になりました。

 校長先生も、目や身体のかゆみ、鼻水以外にも、頭が痛くなったり、ぼーっとしてしまったりすることがあります。

 つらい毎日ですが、今月は、この校舎で過ごす最後の1カ月なので、悔いの残らないように精一杯頑張りたいと思っています。

 

 さて、今日皆さんに伝えたいことは、「振り返り」を大事にして欲しいということです。

 授業の最後に、「振り返り」をすることがありますね。「1時間集中してがんばることができたか」、「わかったことやできるようになったことはあるか」「友だちの考えを聞いてどう思ったか」などです。

 この「振り返り」を授業だけでなく、自分の行動についても行って欲しいと思っています。

 例えば、友だちが人の悪口を言っていたとします。

 あなたならどうしますか?

 ・一緒に悪口を言う(友だちに話を合わせる)。

 ・聞き流す。

 ・友だちを注意する。

などが考えられると思います。

 このような時に、ぜひ、自分が「良い」と思う行動、後で振り返った時に「心が痛まない」行動を取ってください。

 その行動を取ることは勇気のいることかもしれません。

 でも、その勇気があなたを成長させます。あなたを信頼される大人に導きます。

 素直で前向きな北小の皆さんならできると信じています。

 そして、勇気を出したのにうまくいかなかった時は、信頼できる大人に相談してください。きっとあなたを助けてくれると思います。

 

 最後に、今日皆さんに伝えたかったことをまとめます。

 「後で振り返った時に、心が痛まない、後悔しない行動をしよう。」

です。

これで校長先生のお話を終わりにします。

第5回 現校舎とのお別れイベント 実行委員会

 22日の水曜日、標記の会を行いました。

 当初は10日(金)を予定していたのですが、降雪予報が出ておりましたので、22日に延期した次第です。

 今回は、応募いただいた方々と、各町会の代表の方々、PTA会長、教頭、私の計12名で行いました。

 前回までにおおよその内容と役割分担は決定していましたので、それぞれの分担で、当日までに行うことの見通しを立てました。

 具体的には、

・恩師や卒業生代表の方々に行うインタビューの日時や項目の検討

・会場設営や写真展の方法

・購入する物品やレンタルする物品

等について協議しました。

 次回は再来週の3且10日(金)に行い、その後、17日(金)、前日の20日(月)で準備をしてまいります。

 現在のところ、WEBで申し込みをいただいている方が70数名ということですので、想定人数の300人にはまだまだ余裕がございます。

皆様お誘いあわせの上、ご参加いただけましたら幸いです。

こころの健康「シャボテン」

 今回の「校長室」では、先週の月曜日から3年生以上で取り組みを始めた「シャボテン」についてお知らせしたいと思います。

 

 毎朝、子どもたちは、健康観察の時間に「こころ」と「からだ」の状態を入力します。あわせて、相談したいことがある場合には、「話したいボタン」をクリックします。

 その結果が以下の写真のように通知されます。具体的には、次の2点にあてはまる児童が抽出されるという仕組みです。

①   こころやからだの状態に「×」(悪い)や「△」(少し悪い)がついている

②   「話したいボタン」が押されている。

 その内容を、担任、養護教諭、管理職が確認をし、数日×や△が続いている子や話したいボタンを押した子に声をかけます。そのやりとりの中で、子どもたちの不安や悩みを丁寧に聞き、どうしたらいいかなどを一緒に考えていきます。

 

 新たな取り組みではありますが、現在のところ、大きな混乱もなく対応できているのではないかと思っています。

 

 私は、困ったり、悩んだり、つらかったりする時に、気兼ねなく相談ができる風土と体制を学校に創りたいと思っています。特に、次年度、学校の環境が大きく変わるので、その時に、この風土と体制が不可欠だと考えているので、その準備をしているところです。

 3年生以上では問題なく実施できることがわかりましたので、次年度も、3年生以上で実施していきたいと思っています。

 1・2年生への導入については、引き続き検討してまいります。

 

<シャボテンの管理画面>

 ⇒ 

                               【画面の一部を拡大表示したもの】

今年度最後の校外学習

 8日(水)の午後、4年生と今年度最後の校外学習(社会科見学)に行ってきました。場所はキッコーマンものしりしょうゆ館です。今年度の最後を飾るにふさわしい、充実した校外学習になりました。

 

 この校外学習ですが、キッコーマンさんが3年ぶりに小学生を受け入れてくださって実現しました。現在も一般の方々は受け入れていないとのことです。

 

 施設見学は各クラス2グループに分かれて行いました。子どもたちは、ガイド役の方の説明をしっかりと聞き、映像資料を食い入るように見つめていました。

 

 体験活動は各クラス4グループに分かれて行いました。しょうゆができるまでをダイジェストで体験させていただき、手触り、匂い、温度等、五感をフル活用し感じ取ることができました。

 子どもたちは非常に反応が良く、「すごい。」「温かい。」「色が違う。」「大豆の匂いがする。」などなど、様々つぶやいていました。

 

 見学や体験の際の態度も素晴らしかったです。次年度の林間学校が楽しみです。

 

 最後に、当日の活動の一部を紹介いたします。

 <社会科見学の様子>

    

    

2月の全校朝会

 本日は、大変お忙しい中、今年度最後の授業参観・懇談会にご参会いただき、ありがとうございました。保護者の皆様に、子どもたちの成長を感じていただけましたら幸いです。

 また、本日、「学校評価アンケートのお願い」の文書をお配りさせていただきました。今年度の総括を行い、次年度の取り組みを検討する貴重なアンケートになりますので、ご協力をお願いいたします。

 今年度も残すところ2カ月弱となりました。今までの振り返りをしっかりと行い、子どもたちの更なる成長を目指してまいります。

 最後に、昨日行いました「全校朝会」で私が子どもたちに伝えた内容を共有させていただきます。

 

<全校朝会で伝えた内容>

 田中北小学校の皆さん、おはようございます。3学期もあっという間に1カ月が経とうとしていますが、皆さんお元気ですか。

 今日は、この1カ月を振り返ってみたいと思います。

  まずは、3学期が始まってすぐに、校内書き初め展がありましたね。金賞に選ばれた皆さん、おめでとうございます。

 でも、実は、金賞に選ぶかどうか悩んだ作品がたくさんありました。12月から練習している姿を見ていて、「すごく上手になったなあ。」と思う作品がたくさんありました。本当に悩みました。最後は、たくさんの先生方と相談して決めました。この書き初めの取り組みは、皆さんの成長をたくさん感じられて、校長先生はとてもうれしかったです。

  次に、3学期に学級委員になった人たちの任命式というものがありました。任命証を渡す時、学級委員さんたちが「これからがんばろう」という気持ちを伝えてくれて、とても頼もしかったです。

  そして、昨日は児童会役員の任命式がありました。新児童会役員の4・5年生は、新しい学校のリーダーです。ぜひ、北小の子どもたちが楽しく、安全に、安心して学校生活を送れるよう、様々なアイデアを出して、それを全校に呼び掛けて、実行していってもらいたいと思っています。

  最後に、音楽部の活動です。10日の発表会に向けて、部員みんなで心を1つにして、練習をがんばっています。音楽の素晴らしさは、みんなの気持ちや音が1つになった時に感じられます。部員全員が、一生懸命練習してきた成果を発表会で発揮できることを期待しています。

  では、今月も寒い日が続くと思いますが、寒さに負けず、元気にがんばっていきましょう。

  これで、校長先生のお話を終わりにします。

代表委員会

 26日(木)の昼休みに代表委員会を行いました。

 代表委員会は、3年生以上の学級委員(各学級2名)と各委員会の委員長1名(今回は引き継ぎを踏まえて、5年生の副委員長も)が参加して行われます。つまり、学校の「代表」が集まり、学校の課題とその解決策について話し合ったり、連絡事項・伝達事項が全学級に浸透するように働きかけたりする役割を担っています。

 感染症の拡大により、異学年での交流が制限されていたため、昨年の11月に約2年半ぶりに復活しました。今回が復活後3回目の開催となります。

 

 今年度の代表委員会で決定して実施したことが2つあります。

 1つ目は、あいさつの際に「〇〇先生、おはようございます。」のように、相手の名前を言ってあいさつをすることです。児童会からの提案で、代表委員会を通して実行していったのですが、素晴らしい取り組みとなりました。

 2つ目は、「花壇に入らない」ことです。この呼びかけを全校にする前は、花壇に足跡が見られることがまれにあったのですが、呼びかけ後は全くなくなりました。

 

 子どもたちの「自立」や「成長」という観点から、自分たちで決めたことを自分たちで守る(進めていく)ことは、とても大切です。

 新校舎に移転後も、児童会や代表委員会を中心に、子どもたちの発案、発信で、ワクワクできることや課題解決を図っていくことなどを進めていきたいと考えています。

 

<代表委員会の様子>

 

たなかっ子食堂 

 先週の土曜日、田中近隣センターにて、田中地区社会福祉協議会の皆様による「たなかっ子食堂・プレオープン」が行われました。

 2月11日(土)のオープンに向けて、お弁当の試作を行うということでお声かけをいただき、顔を出させていただきました。

 調理に携わってくださった方、食材や食品を提供してくださった方、皆様が「たなかっ子」で、そんな「たなか愛」あふれるお弁当は、大変おいしかったです。

 感染症対策のため、当面はお弁当のテイクアウトという形で実施されるようですが、関係の皆様の願いとして、子どもたちや地域の方々の「集いの場」にしたいという思いがあるとのことでした。

 私は、地域の中に、地域住民が気軽に集える場があり、そこに老若男女が集って語り合えることは、大変素晴らしいことだと思います。

 私個人としても、できる限り「たなかっ子食堂」に関わっていきたいと考えております。

 

 2月11日の様子については、またご紹介させていただきます。

教科担任制

 例年よりも若干長かった冬休みが終わり、学校に子どもたちが戻ってきました。この数日、改めて「学校に子どもたちがいるのはうれしいことだなあ。」と感じております。子どもたちの笑顔やがんばる姿を見ることが、仕事のエネルギーになります。子どもたちのために、今できること、やらなくてはならないことを、1つずつしっかりと進めてまいります。

 

 さて、今回は、次年度進めていきたいと考えております「教科担任制」について述べさせていただきます。

 

 皆様も新聞報道等でお聞きになっていらっしゃるかもしれませんが、国には小学校高学年の「教科担任制」を進めたい意向があります。しかしながら、各学校の欠員状況や教員採用倍率の低下などを考えると、国が言っているように、算数や理科、体育等の「専科教員」を配置することは困難な状況と言わざるを得ません。

 

 そこで重要なのが、「担任同士が、授業時数の同じ(もしくは近い)教科を交換することにより、教科担任制を進める」ということになります。

 

 例えば、5・6年生ですと、3クラスだった場合、「社会科」「理科」「家庭科+書写」の3つで授業交換を行い、A先生が「社会科」を3クラス受け持ち、同様に、B先生が「理科」、C先生が「家庭科+書写」を3クラス受け持つというような形になります。

他にも、4年生が4クラスだった場合、「社会科」と「理科」で授業交換を行い、A先生とB先生が「社会科」を2クラス持ち、C先生とD先生が「理科」を2クラス持つというような方法も考えられます。

 

 上に述べたのはあくまでも一例ですが、このような形での教科担任制を実施することには、教員にも子どもたちにもメリットがあると考えています。

 

 教員側のメリットとしては、授業準備も含む「教材研究」を行う教科が少なくなるので、その分、1つの教材研究に多くの時間を費やすことができるようになります。そのことで、その教科に関する教員の指導力が上がり、今まで以上にこどもたちが「面白そう」「やってみたい」と思えるような授業が展開できる可能性が高まります。

 

 子どもたちのメリットとしては、今述べたような、しっかりと準備された質の高い授業を受けられることと、担任以外の教員が複数関わることになるので、相談したい内容によって相談相手を選びやすくなることが挙げられます。

 

 本校は、次年度校舎を移転するとともに、田中小から分離(転入)してくる児童が約300人いるという状況になります。環境が激変することで、不安になったり、気持ちが落ち込んだりする児童もいるかと思います。そのような時に、気兼ねなく大人や友達に相談ができるか否かがとても重要になります。この点からも、多くの教員が相談相手になり得る環境(仕組み)を作りたいと考えております。教科担任制の導入はその一端でもあります。

 

 3学期中に協議を進め、次年度、何らかの形で「教科担任制」を進めていきたいと考えております。

 改めて、進捗をご報告させていただきます。

こころの健康観察

 保護者の皆様、地域の皆様、本年も、本校の子どもたちが安全に安心して学校生活を送ることができるよう、精一杯努めてまいります。変わらぬご支援の程よろしくお願いいたします。

 

 今回は、今後取り組んでいきたいと考えている「こころの健康観察」について述べさせていただきます。

 

 健康観察というと、皆さん、朝の会で一人一人名前を呼ばれて、「はい、元気です。」とか「ちょっとおなかが痛いです。」などと答える姿を思い浮かべると思います。これは、身体の健康状態を確認しているということになります。

 

 今回取り組みたいのは、身体の健康状態だけでなく、「心の健康状態も確認する」というものです。

 方法は簡単です。上に述べた、いわゆる健康観察を行っている間に、一人一人がタブレットを用いて、身体と心の状態を4択(よい、すこしよい、すこしわるい、わるい)で回答するというものです。

 このデータ入力を毎日行います。すると、その日の状態だけでなく、傾向も見えてきます。例えば、「僕は月曜日に調子の悪い日が多いな。」「私は雨の日がだめみたい。」などです。

 このソフトを活用すると、子どもたちが、自身の「身体と心の健康状態を客観視できる」のです。

 

 この取り組みによって、子どもたちの「自己管理能力」を育てていきたいと考えております。

 

 まずは、1月中旬から3月中旬まで、3年生以上で実施したいと思います。

1・2年生につきましては、1カ月ほど実施して得た知見をもとに、実施可能と判断した場合は、2月下旬から3月中旬まで取り組めたらと考えております。

 

 この取り組みにはあと2点メリットがあります。

 1点目は、子どもたち一人一人の状態を担任だけでなく、管理職と養護教諭も確認することができるので、担任以外の職員も心配な子に声をかけることができるという点です。

 2点目は、このソフトに「相談機能」がついていることです。「話したい」というアイコンをクリックすると、話したい相手を選択でき、その職員が声をかけに行くという仕組みです。

 

 私は、「相談」に関しては、相談したい内容によって相手を選択できるよう、相談相手が複数いることが重要だと考えています。本校は来年度大きく環境が変わりますので、相談機能の充実は不可欠です。

 

 この取り組み以外にも、子どもたちが安全に安心して学校生活が送れるための環境整備や仕組み作りを行ってまいります。

 

「こころの健康観察」の成果と課題については、2月中旬くらいにご報告させていただきます。

 

2学期終業式

 本日、2学期最終日を迎えました。保護者の皆様、地域の皆様に支えていただき、大きな事故や事件がなくこの日を迎えられたことに、心から感謝申し上げます。

 私は、「子どもたちの命と人権を守ること」、換言すると、「子どもたちが安全に安心して学校生活を送れること」が、学校の使命だと考えております。

 3学期(来年)も、上記の点を最上位目標と考えて学校経営を行ってまいりますので、変わらぬご支援をお願いいたします。

 

 保護者の皆様、地域の皆様、いつも本当にありがとうございます。よいお年をお迎えください! 

 

 最後に、本日の終業式で、子どもたちに話した内容を以下に記します。

 <終業式のあいさつ>

 田中北小学校の皆さん、おはようございます。

 寒い日が続いていますが、皆さん元気ですか?

 

 さて、9月から始まった2学期が今日で終わります。

校長先生は、この4カ月はとても早かったなあと感じています。

 

 思い返してみると、運動会から始まり、校外学習、柏市の陸上大会、音楽発表会、北小まつり、持久走大会、書き初め教室など、たくさんの行事がありました。まずは、予定していた行事を全部行うことができて、本当にうれしく思っています。

 

 皆さんは、これらの行事を通して、どんどん「考動」することができるようになっていきました。また、皆さんの頑張りや優しさをたくさん感じることができました。「4カ月でこんなに成長するんだ!」と感心しています。

 

 行事以外にも、皆さんの成長を感じたことがあります。それは「あいさつ」です。11月の全校朝会で、「改めて、目を見てあいさつすることを皆さんに頑張ってもらいたい。」という話をしました。その後、たくさんの人たちが、目を見て、そして、進んで「校長先生、おはようございます。」などとあいさつができるようになりました。校長先生は、「北小のみんなは、本当に素直でいい子たちばかりだなあ。」と思いました。皆さんが自分で考えてそのようなあいさつをできた、つまり、「考動」できたことに感動しました。

 

 あと約1週間で新年をむかえます。新しい年も、皆さんが元気で、さらに成長を続けていくことを本当に楽しみにしています。

 

 では、皆さん、良い年をお迎えください!

 

 これで校長先生のお話を終わりにします。

 

 

 

書き初め教室 他

 本日は、3・5年生の持久走大会、ならびに、授業参観・懇談会にご参会いただき、本当にありがとうございました。

 

 持久走大会は、今日も皆が最後まで走り抜く姿、自分に打ち克とうと頑張る姿を見て、心から感動しました。子どもたちが秘めている力は素晴らしいと何度も思いました。

 

 午後の授業参観・懇談会にもたくさんの保護者の皆様にご来校いただき、感謝の気持ちでいっぱいです。ご家庭での参観を1名に制限させていただいたり、教室に入る人数を15名までにさせていただいたりと、大変ご不便をおかけいたしました。本校はだいぶ感染状況が落ち着いてきましたが、柏市内はまだまだ大変な状況にあります。気を抜かず、感染対策と教育活動の両立を図ってまいります。

 

 また、昨日は3~6年生を対象に、体育館で書き初め教室を実施いたしました。3年生は初めての書き初めだったにも関わらず、のびやかな堂々とした「いけ花」を書いている児童が多く、びっくりしました。4年生は、「ふ」に苦戦している児童が多かったように思いますが、皆、丁寧に書けていて感心しました。5年生は、字の素晴らしさもさることながら、講師の平久先生が一文字書き上げるたびに拍手が起こり、反応の良さや素直さが際立っていました。6年生はさすが最高学年。やはり一味違うと感じさせる作品が多く、まさに一人一人の「強い決意」が表現されていると感じました。

 

 2学期もあと1週間。子どもたちの体調に留意し、しっかりと2学期をしめくくりたいと思います。

 

 最後に、書き初め教室の様子の一部をご紹介いたします。

  

 

 

 

持久走大会・焼き芋大会

 水曜日は、たくさんの保護者の皆様に持久走大会をご参観いただき、本当にありがとうございました。

 欠席の状況から、全学年が実施できたわけではございませんが、子どもたちのがんばる姿を見ることができて、胸が熱くなりました。

 得意な子が颯爽と走る姿は大変素晴らしいのですが、そのことと同じくらい、苦手な子が歩かずに最後まで粘り強く走り抜く姿に感動しました!

 日頃の練習も含め、目標を決めて取り組んだ子が多かったので、このがんばりを自信につなげられるよう、そして、今後の学校行事や学習等に意欲的に、粘り強く取り組めるよう支援してまいります。

 また、来週実施する学年の子たちの体調が回復することを願っています。

 

 話は変わりますが、本日、ポプラ学級、太陽学級の子どもたちが焼き芋大会を行いました。

 1時間目から準備を始め、皆で一生懸命火をおこしました。私は来客の関係で、最初の15分くらいしか一緒にいられなかったのですが、代表の子ができあがった焼き芋を校長室に届けてくれました。甘くて柔らかい焼き芋をおいしくいただきました。

 このような「共同作業」を行うことには大きな意味があります。皆で役割を分担しながら、協力して取り組むことで、友だちとの助け合いが生まれます。助け合うことでお互いを認め合い、それが信頼につながります。子どもたちが声をかけ合いながら、力を合わせて焼き芋を完成させたことは、楽しかった思い出とともに、人間関係を深める一助になったことと思っています。

 

これからも、感染状況を注視しながら、子どもたち同士が助け合い、共同で物事を遂行していく活動に力を入れてまいります。

 

最後に焼き芋大会の様子の一部をご紹介いたします。