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今日の一枚 令和7年度

尊重するということ

1学期がスタートして,どのクラスでも行われるのが,「係活動」の分担です。

5年生の教室でも,「係決め」が行われていました。

ところが,教室から外れて,何やら廊下で肩を寄せ合っている二人の男の子がいました。

それがこの写真です。

なにをしているのでしょう。

このクラスには,中国からの転入生が来ました。

彼は,まだほとんど日本語を理解することや話すことができません。

そこで,クラスメイトの一人の子が考えました。「翻訳ツール」を使えばいいのではないかと。

そうなんです。

中国から来た友だちのために,この子は翻訳ツールを使って係活動について説明しようとしているのです。

日本語がわからず不安でいる友達も,こんな風に自分のことを気遣ってくれる仲間がいて,どんなに心強いことでしょう。

担任の先生は,このことを知っており,少し距離をおいて,そっと見守っていました。

そして,子どもだけでは解決できそうもない場面だけ,さりげなく近づいてきて,アドバイスをしていました。

中国から来た仲間のために自分のできることを試みる男の子。その子たちをそっと見守る先生。

これが正に「他者を尊重する」という姿だなと,2人のぎこちないやりとりを見て、胸が熱くなりました。

 

 

はじめの一歩(始業式)

今日は令和7年度,第1学期の始業式。

期待に胸を膨らませた子どもたちが,柏八小に戻ってきました。

やはり,子どもの声がこだまする学校はよいものです。

新2,5年生はクラス替えがありました。掲示された新しい名簿を見て,自分のクラスを確認します。

「今度は2組だ!」「やったー,一緒のクラスだね。」「あー,別々のクラスになっちゃった…。」

子どもたちの歓声が響き渡ります。

 新しいクラスの確認後,子どもたちは体育館へ。

まず始めに行うのは着任式です。

柏八小には,新しく13人の先生が着任しました。

先生たち一人ひとりのあいさつに,拍手を送る子どもたち。

やはり,柏八小の子どもたちは心根がやさしいですね。

そして,子どもたちお待ちかねの担任発表の時が来ました。

新しい担任の先生とのご対面です。

体育館は一気にヒートアップしました。

担任紹介の後は,担任外の職員の紹介です。

本年度柏八小は,総勢51人のスタッフで,子どもたちをサポートしてまいります。

全員の紹介を終え,子どもたちも,そして職員も一緒に,「よろしくお願いします。」のあいさつを交わしました。

先生だけではありません。柏八小には,この4月から10人の新しい友達が加わりました。

緊張しながらも,皆しっかりとあいさつをしてくれました。

着任式,始業式が終わりました。

新しく着任した先生方も,かわいい子どもたちと対面して,ようやく表情が和らいでいたように感じました。

あれあれ,どうしたのでしょう。始業式が終わったというのに,体育館に残っている学年があります。

何をしているのでしょうか。

なるほど。学年全体で先生たちとの顔合せをしてたのですね。

どんな学年にしていきたいか。どんな気持ちでこの1年間を過ごしていくのか。

どの先生も,熱く思いを語っておりました。

さて,いよいよ教室に向かいます。

実は4月の始業式の日は忙しいんです。

教科書を始めとして,配るものもたくさん。

張り切っている子どもたちは,率先してお手伝いを買って出ます。

働きますとも,はたらきますとも!

みんな,やる気に満ちたいい表情をしています。

教室に入ったら,まずは自己紹介です。

自分の好きなこと,得意なことなど,新しい担任の先生たちに自分のことを伝えます。

ちょっぴり緊張しながらも,一生懸命自分のことを語る子どもたち,

そしてそれを一生懸命聴く先生の姿が印象的でした。

新しいクラス,新しい友達,新しい先生。

4月は何かと新しいことずくめです。新しい環境に慣れるのは,神経を使うものです。

早く,新しい仲間と先生の顔と名前を憶えて,安心して学校生活を送ってほしいですね。

今日,校庭の桜は満開でした。

この桜のように,子どもたちの中にある様々な可能性の蕾が花開いていってほしい。

美しく咲き誇る桜を見ながら,そう願いました。

2025年度 新生柏八小始動!

4月1日に新たに13名の職員を迎え,今日も職員室は活気にあふれています。

始業式,子どもたちを笑顔で迎えるために,職員は急ピッチで準備を進めております。

子どもたちにとって,実り多い1年となりますように,職員一丸となって努めてまいります。

今年度もどうぞよろしくお願いいたします。