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校長室より
令和5年度 第52回 入学式 校長式辞
「式辞」
例年になく早い開花となった三中の桜の花は、もうすっかり葉ざくらとなり、木々の緑があざやかな季節となりました。本日、保護者の皆様にご列席をいただき、令和5年度第52回入学式ができますことに、深く感謝申し上げます。
169名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。そしてようこそ柏第三中学校へ。君たちの入学を私たち教職員一同、心より歓迎します。そして、皆さんを後ろから見守ってくれている三年生、式には参加していませんが二年生の先輩たちも皆さんと会えるのを心待ちにしていました。やさしく、頼りになる先輩ばかりです。どうか安心して登校してきてください。
さて、約三年にわたる、新型コロナウイルス感染症の拡大による世の中の混乱もようやく出口が見えてきたようです。この三年間は「答えのない課題」にどう立ち向かえばよいのかという、試行錯誤の繰り返しでした。きっとこれからも、皆さんが歩んでいく世界は、様々な変化が起こることが予想されます。私たちは変化を続ける社会をどう捉え、どのように向き合うべきなのでしょうか?一つは変化に対応することであり、もう一つは変化の中から新しい価値を生み出すことです。そのために私たちは何をするべきなのでしょうか。私は大切なことが四つあると考えます。
まず一つ目は、 心身共に健康で,笑顔でいること。
二つ目は、 様々な人たちの多様性を認め,相手を尊重し,対話し,協働すること。
三つ目は、 知識をアップデートするために,学び続けること。
四つ目は、 これまでの価値にとらわれずに,新しいことに挑戦すること。
みなさんに身に着けてほしい本当の力、それは人と比べるものではなく、むしろ自分の持つ強みを生かしながら、様々な立場の人々と協力して、問題を解決していくことができる力だと考えます。
より良い未来を作るために、笑顔を忘れず、多様性を認め、謙虚に学び続け、勇気をもって新しいことに挑戦してください。
保護者の皆様、本日はお子様のご入学まことにおめでとうございます。大切なお子様をお預かりいたします。今後三年間、皆様のご期待に応えるべく私ども教職員一同、誠心誠意全力を尽くして教育する所存です。中学校三年間は心も体も大きく成長する時期であるがゆえに、悩みも多い時期です。特に、気になる点や相談等がありましたら、ご遠慮なく申し出てくださるようお願い申し上げます。お子様の自立と成長を共通の願いとして、ご支援・ご協力を賜りますようお願いし、式辞といたします。
令和5年4月11日 柏市立柏第三中学校 校長 藤崎英明