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活動の様子(R06年度)

少年ジャンプ

3年生男子は体育で高跳び・幅跳びと、陸上競技の跳躍種目

を学んでいます。どちらも跳ぶための技術が必要ですが、3年生

は有り余るパワーで練習不足をカバー。陸上競技部ではない生徒

も好記録を叩き出しています。

3年生の力強さを感じさせてくれる迫力ある授業風景です。

 

これが本当の検討だ

本日開催された生徒総会では

①三中トラブル回避術~いじめ根絶宣言~

②黙食廃止、新スタイル始動に向けて考えられる黙食廃止のデメリット・改善策について

③各委員会の男女制度の撤廃について

の3つの提案について全校生徒で深い議論を交わしました。

①のトラブル回避術は2年前の生徒会総務部が策定したもの

であり、現在の生徒会総務部の3年生ですら制作には携わって

いません。しかし、生徒総会の場で今一度全校生徒に周知し

先輩達の築いた伝統を未来へと繋げようとしています。

②と③はコロナウイルスが5類感染症に引き下げられた現状や

多様性を認めることの重要性を説く現代社会において、本当に

適切なルールなのか疑問を抱いた生徒達による発信です。中学生

ながら、世間の動きに敏感なテーマ設定に感心します。

②の提案をする給食委員会の生徒達は、昨年度から新たな給食

スタイルを検討し続けていました。そんな給食委員会の熱意が

伝わったのか、昨年度は黙食派多数で叶わなかった黙食廃止の案が

今年度は承認されました。いきなり会食が完全復活という訳では

ありませんが、多くの生徒が納得できる新たな給食のスタイルを

給食委員会の生徒達が創り出してくれるに違いありません。

良い予感

令和6年度の学校生活を大きく左右する生徒総会に向け

生徒会総務部や提案をする生徒達は2日間にわたる入念な

リハーサルをしています。事前に配付された議事を見ると

守るべき伝統は守り、改善すべき点は変えていくという

先輩達の作った三中の上に胡坐をかくだけではない姿勢を

感じさせてくれます。

質問は事前に通告しなければいけないという、本物の国会

のようなシステムが採用されているため、総会に臨む生徒達

も事前に資料を読み、疑問点を考えだします。なかなかに

難しい単語が出てくる総会のしおりですが、1年生達も

しっかりと読み込んでおり、自分達も総会に参加しようという

心意気を感じさせてくれます。

明日の総会は三中に新たな歴史を創りだしてくれる予感が

してきます。

 

読めばわかる生徒の感性

「タオル」という作品を国語の授業で学習した2年生は

物語の続きを想像して書いています。

完成したオリジナルストーリーは、そのまま教科書に

載せても違和感がないように思えるほど文章と内容が

しっかりとしています。

俺の人生イージーモード

公民の授業で身近な権利を挙げる3年生ですが、部活を

さぼる権利・ずる休みする権利と、多忙と言われる現代

の学生らしい意見が上げられています。そうかと思えば

命を頂く権利という、肉食動物や雑食動物が生きていく

上で必ず直面する、他の生物の犠牲の上で成り立つ食事

についての問題を意識したような意見もあります。死ぬ

権利という一見穏やかではないような権利も、日本では

認められていない安楽死について、深い考えがあってこそ

の意見だと思われます。

受験生の名に恥じぬ哲学的な考えも出来る3年生ですが

指定されたキーワードを使って文章を作る勉強では、

コミカルな文章を数分で作り上げており、様々な一面

を授業中に見せてくれます。

 

美術館の似合う中学生

TPOに合わせたファッションを発表する2年生家庭科の授業

では、日頃のジャージ姿からは想像できない、おしゃれな

コーディネートが続々と登場します。髪型や髪の色まで

ファッションの一部と捉えている女生徒は、服装だけでなく

髪の結び方も場面に応じて変化させる器用さと女子力の高さを

見せてくれます。色やラインが演出する効果もバッチリと活用

するファッションには感動すら覚えます。

学校の外で生徒の姿を見かけたとしても、オシャレ過ぎて

三中の生徒だと気づかないかもしれませんね。

小さくても複雑

正門のレールに溜まった土やアスファルトの僅かな隙間から

マリーゴールドのこぼれ種が発芽しており、植物の力強さを

実感することが出来る柏三中。理科の授業で、顕微鏡を使って

シダ植物の胞子などを観察して驚きの声を上げる1年生も同じ

ように感じているのではないでしょうか。

漠然と見たことはあるであろう植物でも、よく見てみると新たな

発見の連続だと気づかせてくれるこの授業。1年生も授業の残り

僅かな時間まで顕微鏡を覗いていました。

若さは力

体育祭の写真が廊下に貼りだされ、先週の盛り上がりの

余韻がわずかに残る校内。しかし、体育祭に全力を尽くした

応援団長は、今度は京都での行動計画を立てるのに全力を

尽くしているようで、早くも新たな目標のために行動を

起こしています。

委員会活動の時間では、生徒会総務部が生徒総会に向けて

準備をしていますが、教員から「あの資料はどうなっているの?」

と尋ねられると「もう出来ています」と答える姿があります。

数々の学校行事を成功へと導いてきたキャリアを感じさせ

てくれる頼もしい一言です。

初の合唱コンクールに挑む歌声委員会と、初の中間テスト

準備に挑む学習委員会の1年生は、どちらも来週金曜日

が締め切りの仕事が割り振られています。こちらはキャリア

ゼロの新人達ですが、どちらの委員会の生徒達も真剣に

話を聞いて今後の動きについて意見を交わしています。

経験の少なさも溢れんばかりのヤル気でカバーして、行事を

成功へと導いてくれるのではないでしょうか?

異次元の少子化対策

日本の出生率は1.2程度で年々減少していく傾向にあるそうです。

要因は様々でしょうが、子育てに対するネガティブな印象なども

その1つとして挙がると思います。しかし、男性の育児休業に

ついて考える1年生の家庭科の授業で立派な意見を述べる男子

生徒を見ると、子育てに対する希望も湧いてくるように思います。

育児休業について否定的な意見もありますが、金銭面での心配

という実に的を得たものであり、社会人になる前から家庭を守る

ために仕事も守る必要があるというジレンマを想像していました。

若い頃からこうした議論をしている生徒達であれば、育児についても

より良い選択をしていくのではないでしょうか?

 

盛り上がりが足りてるよ

予想最高気温が28度と、下手をすればWBGTが運動の

中止を推奨する数値を記録しそうな暑さの下で開催された

体育祭。しかし、競技中だけでなく準備の時まで素早く行動

する生徒達のお陰で、予定よりも大幅に進行が早まり、気温

が上がり切る前に無事に体育祭を終えることが出来ました。

体育祭が予定よりも早く終了したことで、僅かな余暇が出来た

教室からは「盛り上がりが足りないよ」と、今年度に新たに

追加された応援歌が聞こえてきます。この応援歌は男子

バスケ部が日頃から使っている応援歌であり、3年生男子の

応援団12中7人が男子バスケ部を占める今年度の体育祭を

象徴するかのような応援歌です。今週だけでも嫌と言うほど

叫んだであろう応援歌が、疲労のピークに達しているであろう

体育祭後に自発的に聞こえてくることは、今年度の体育祭の

成功を決定づけてくれたと言っても過言ではありません。

体育祭の後片付けをする生徒達や、解散式をする応援団・実行

委員の生徒達も非常に良い表情をしていました。