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活動の様子(R05年度)

短時間でも進む三中生

本日は3時間日程ですが、2年生では修学旅行スタート集会が開かれ

1年生は後期期末テストの勉強計画表を作成と、短い時間ながら今後に

待ち構える行事に向けて歩みを進めています。

私立高校の受験まっただなかの3年生は、週の中頃は学年の半数ちかく

が受験のため登校していませんでしたが、本日は道徳の授業で意見交換

を実施できるほどの賑わいを見せています。「差別や偏見のない社会の

実現について」という中々難しそうなテーマでしたが、さすがに受験生

というだけあって、各々がしっかりとした主張を持って議論に参加して

いるように見えました。

今週は3年生の姿を見る機会が少なかったので、学校で活き活きと

活動する姿を見るとなんだかホッとします。

(修学旅行スタート集会のプレゼンテーションを保護者ページの

修学旅行のページにアップしています)

侮れないひと手間

1年生が家庭科の調理実習で中華風春雨サラダを作っています。

具材の人参は生で食べると少し硬いイメージがありますが、皮を

むいたり薄くスライスしたりという生徒達のひと手間により、

加熱せずとも食べやすそうな一品へと変貌を遂げます。

自家製ドレッシングも、大さじから溢れたゴマをすりきりべらで

払い落とし、キッチリ15gの分量を計量。レシピを寸分の狂い

もなく守ろうとするこだわりを持って作っています。

ちょっとしたひと手間が積み重なった1品は絶品のようで、給食後

に調理実習をしたクラスでも箸が進んでいるように見えました。

室内とはいえ水道水ややや冷たいですが、片付けの食器洗いなども

生徒達は怯むことなくテキパキと進めていきます。班員たちの見事

な連携のおかげか、調理実習は時間に余裕をもって終了。余った時間に

ちょっとしたナゾナゾ大会を開くほどの余裕っぷりでした。

正しい走り方とは?

スポーツの世界では、短距離の走り方を「スプリント」長距離の走り方を

「ランニング」と区別しているようで、同じように見える走る動作でも

身体の使い方に違いがあるそうです。

体育の授業で長距離走が始まった柏三中では、 疲労を感じるメカニズムや

長距離走の足の着地の仕方など、ランニングについての基礎知識を授業で

説明してから、実際に走る授業へとステップアップしていました。

辛いイメージのある長距離走ですが、生徒達は互いのラップを細かく計測

しあいペースが落ちれば励まし、走っている生徒はライバルと競い合いながら

ラストスパートをかけるなど、非常に良い雰囲気で走っています。

長距離が嫌いという生徒もいると思われますが、こうしたクラスの雰囲気

があれば、少しは苦手意識がなくなるかもしれません。

図形で人助け

世の中で活用されている数学の図形の知識には何があるのか数学の教員に

聞いてみると建築・ゲームのプログラミング・車作りなど、あらゆる分野

で活用されているそうです。

本日の数学の授業では全学年が図形について学習しており、3年生の黒板

に書かれている数式はアルファベットが大半を占めているので図形と数式を

交互に確認しなければ理解するのが難しそうな内容です。音楽科の教員が教科

の枠を飛び越えてTTとして入っている様子からも授業の難しさがうかがい知れます。

しかし、生徒達は班活動で積極的に意見交換したり、教室前方で問題を

解答したりと、難問にもへこたれることなく挑戦しています。

高度な授業にもしっかりとついていく柏三中の生徒であれは、図形の知識を

活かす専門家になり世の中に貢献する未来もあるように思えます。

何が正しいのか?

1月1日に発生した地震による災害では、渋滞緩和のため個人での

ボランティアや支援物資は受け付けていませんと被災地の石川県から

発信があり、災害時に本当に必要な行動とは何なのかと考えさせられました。

本校の生徒会長も休み中にそんなことを考えたのか、登校初日の9日には

募金活動の企画を提案してきました。企画書の目的には「募金活動を通して

被害の少ない千葉県でも今回の震災を身近なものと捉える」「被災者に対して

できる事があると実感する」と書かれており、子どもながら全校生徒に

震災に対して考えるきっかけを投げかける思考と行動力は流石生徒会長

としか言いようがありません。

募金活動は本日の朝からボランティア委員会と生徒会総務部が協力して

実施しており、人員配置や活動の周知や道具の用意など、1週間程度で準備を

完了させていました。生徒達の行動力には感心するばかりです。