令和3年度(R4.4.11まで)

2022年3月の記事一覧

ご飯に例えたら(校長室より)

土南部小学校に着任した4月に、2だったレベルもすぐに3に上がりました。今年度も「感染症対策の1年」「行事のない1年」「交流のない1年」になっていくのだろうか、そんな風に思いました。

このめりはりの無さは、ご飯で言ったら「いつも同じおかずの毎日だった」ということになるでしょうか。(ならないかな。)「えーっ」と叫んでみても「しょうがないでしょ。」 と言われて終わる、そんな感じでしょうか。(ちがうかな。)

仮にそうだったとしても、その時に口にできるものでおなかを満たすしかないし、その中からとれるだけの栄養を摂取しなければ倒れてしまう。不平不満を口にし続けて食べない、というわけにはいかない。とにかく食べないことには始まらない。「日々、出されたものをよくかんでおいしくいただきましょう」ということがシンプルだけど大切なことなるでしょうね。ご飯に例えるなら。

学校生活の話に戻せば、特別なことはないけれど「日々、目の前のことに一生懸命取り組むことが大切」ということになるでしょう。もちろん、今年度は、学校を休校にしないという大きな流れがありましたから、時期をずらしたり、工夫したりしながらやれる行事を模索する1年でもありました。できたこともあれば、できなかったこともあります。

それでもたくさんの子どもたちが、この不安定とも言える日々を過ごしてきました。

昨日の行事「6年生を送る会」だけを取り上げても、「みんなで同じ目標に向かって力を合わせる」様子を見た時に、しっかり先生方と学びを積み上げてきたんだな、と思うとともに、成長やたくましさを感じました。

そんな学期後半の先日、学校評価の集計・考察について保護者のみなさんに配付いたしました。調査につきましては、ご多用の中、ご協力ありがとうございました。貴重なご意見もありがとうございました。内容については全教職員で共有しました。日々の教育活動に生かせるよう努めてまいります。

制限のある日々を過ごしてきた、がんばる子どもたちや学校を支えてくださっている保護者のみなさんに、心より感謝申しあげます。

6年生を送る会(校長室より)

3月になりました。


今日は、6年生を送る会を行いました。

児童会のみなさん、ここまで準備ご苦労様でした。

最初の発表学年である4年生が6年生の入場を見守ります。

6年生は最後まで体育館にいます。ひな壇に腰掛けるとぎっしりなので、フロアも使って距離を意識して座りました。窓をうっすら開けて、常時換気も心がけました。

そこへ1学年ごとに入場して6年生の目の前で発表します。発表が終わったら教室に戻ります。教室ではオンラインで他学年の体育館での様子をリアルタイムで視聴します。

発表ではそれぞれの学年が6年生への感謝や応援の気持ちを込めました。

4年生。劇とクイズで小学校生活を振り返りました。

 のぞみ学級。「どうぞのいす」を劇で発表しました。

1年生。土南キングダムに魔王が!6年生の協力で平和が訪れました。

2年生。6年生を真似てフラッグをしたり、「にじ」という歌を手話で表現したりしました。

3年生。前もって3年対6年の「玉入れ」「風船割り」「白衣着替え」の3種目の対決を行ったビデオを見たあと、スマイルアゲインを二部合唱で歌いました。

5年生。1年ごとを流行した歌で振り返り、6年生の6年間をフォトスライドで振り返りました。最後には「3月9日」を合奏しました。

どの学年も、その学年らしさや子どもらしさが出ていて素晴らしいなあと思いました。きっと6年生に思いは伝わったと思います。

最後は6年生が1から5年生に向けてお返しの発表をしました。発表をしたばかりの5年生が体育館で静かに6年生の発表を見守りました。

発表のあとは、6年生から他の学年の代表者にお返しのプレゼントを渡しました。

 

「校長先生の話」は「校長先生の歌」に代え、今この時期だから伝えたい「自分を大切になんてあたりまえ、周りの人も大切に」というメッセージを歌にして弾き語りました。

 

令和3年度も11ヶ月が過ぎました。4月に「はい、今日から○年生だよ」と始まった1年間。その学年の勉強、その学年の仕事、その学年での生活、先生や友達との関わり合い、そういうこと1つ1つに向き合うことで、少しずつ真の○年生になっていく。できることばかりではない、できないこともある。やりたいことばかりではない、やりたくないこともある。それでも、逃げてばかりいては経験値は少しもたまらない。(RPG風に言ってみました。)

この1年、本校の子どもたちを見てきて、本当にがんばっている姿をたくさん目にすることができました。

 

さあ、あと1ヶ月。1ヶ月ある。まだまだ、成長できるよ。6年生は卒業式、それ以外の学年は修了式、どの学年の子どもたちも、その最後の最後までしっかり自分のなすべきことに向き合って真の○年生を目指そう。