令和3年度(R4.4.11まで)

2022年2月の記事一覧

6年生も残すところ・・・(校長室より)

3学期の始業式に子どもたちに話したことは、その日の「校長室より」に掲載しました。3月が4月に変わっただけで、今できないことが急にできるわけない、がんばりたいなら今からがんばろ、という話です。そういう意味で、4月を心待ちに過ごすのではなく、今を大切にしてほしいという話をしました。

とは言え、6年生にとって卒業は大きな節目です。あと何日、を考えたくもなります。ということで6-2のカウントダウンカレンダーです。

入学してから卒業まで6年間。1年間で約200日登校しますので、1200日通うことになります。登校もあと23日、と考えると、全体から見るとほんのわずかです。

残りの日々を、自分のこれからのために、しっかり過ごしてほしい、そう思います。最近、6年生と話をしたり、様子を見ていると、落ち着いた雰囲気を感じられることが増えてきました。

コロナの影響もあって全員がそろってはいない教室ですが、一人一人がしっかりがんばっているように見えます。今を大切に、小学校生活を悔いのないものにしていきましょう。

他学年も、自分たちの勉強はもちろん、6年生を気持ちよく送り出すための準備もしています。

お花一つにも、心を込めて。

がんばる姿とは(校長室)

職員室前の廊下に、県の書き初め展の書星会賞をいただいた作品を飾りました。
なかなかのものです。子どもたちも足を止めて眺めています。

 

音楽室ではキーボードや木琴を使って授業をしています。飛沫を飛ばさない工夫の一つです。

 

 

さて、この1年、私がカメラを持って歩き回っていることがわかってきた子どもたちは、私がカメラを向けると「ちゃんとしなくちゃ」とわざわざ聞こえるように口にしてピシッとする子や、授業中なのにこちらに笑顔を向けたり、Vサインをしたりする子など色々な反応を見せる子が増えてきています。

 

その瞬間、本人の授業への緊張感が途切れることもありそうです。先生方には申し訳ありませんが、長い時間ではないのでご勘弁を・・・。

 

教室いっぱいに子どもたちが広がっているので、隅々までうつせないのですが、顔はうつらないように気をつけながら、日常のがんばっている姿を撮ろうと思っています。

 

「がんばる」姿と言っても特別なことではなく、「日々、やるべきことを真面目に行う」姿という、ごくごく当たり前の姿のことです。

 

毎日、代わり映えのしない写真が多いなあと思われるかもしれません。

それだけ、子どもたちが日々、やるべきことにきちんと取り組もうとしているってことととらえてみると、すごいことだと思いますよ。まだまだ小学生ですから。

元気、元気(校長室より)

北京オリンピックでの日本人の活躍が伝えられています。
夏の東京五輪もそうでしたが、目指してがんばってきたみなさんにとって大きな大会が実施できて良かったと思います。

そんな中、まだまだ「オミクロン株」の影響は大きいです。
幸いにして、本校は、ここまで、子ども同士での感染と判断される状態はありませんので、閉鎖はありませんし、活動は対策を取った上で行っています。それも、今後どうなるかは誰にもわかりません。子どもたちはこの騒ぎの中、地道によくがんばっています。

職員も、家族の体調によってお休みせざるを得ない場合がありますので、毎日気が気ではないでしょう。市内の保育園や幼稚園の休園措置も引き続きで、園も開いたり閉じたりです。

 

先週末に、文部科学省から、学校での演奏や調理実習の制限が報道で出ました。もともと柏市のガイドラインにはそれらの活動は「感染症対策を講じてもなお感染のリスクが高い学習活動」として示されているので、とりたてて新しいことではありません。

マスク

手洗い、うがい

換気

ウイルスによる病気ですから、特に目新しい対策はありません。学校が開いている限り、ここまでと同じように対策をしながら、させながら取り組んでまいります。

以前から繰り返してお伝えしていますが、相手は病気ですから、免疫力を落とさないことも大切なことです。今日も寒くても元気に外でなわとびに励む子どもたち。体力、体力。元気、元気。

そして、よく食べ、よく寝る。

かかっても仕方のないものです。やれることを続けていきましょう。もう一踏ん張りかな。

プログラミング学習(校長室より)

突然ですが・・・

A地点にロボットが向こう向きに立っています。ロボットは「向きを変えられる」「線の上を進む」「前にだけ歩く」「交差点では必ず止まる」ものとします。

さて問題です。

「矢印のように進んで、Bに到着するようにロボットに指示をしなさい」

例えば・・・「まっすぐ行って、つきあたったら左に進め。」
相手が人間なら、これが一番簡単な指示で、到着できそうです。
しかし、この指示ではロボットにとっては不備があります。例えば「左に進め」という指示はいけません。横に歩けるロボットならば横歩きをしながら左に進むかもしれませんが、「前にだけ歩く」ロボットですからつきあたったら止まったままです。この指示では左に行けず、Bへ着きません。

どうすれば良いでしょう。

向きを変えられる」とありますから「左に向け」という指示があればよいわけです。

命令されたことを正確に行うコンピュータだからこそ、意図した処理を行わせるための正確な命令が必要です。コンピュータは人の思いを推し量ってはくれません。0か1の世界です。正確に動かないとしたら、それはコンピュータが悪いのではなく、使っている方に不備があると言うことになります。

正答例としては「前に4ます分歩く。左に90度向きを変える。3ます分歩く。」となります。


こういった段取り、道筋を一つ一つ丁寧に進めていくことがプログラムを作るときに大切になります。これが「論理的な思考」ということです。こういう力を、身につけていきましょう、というのがブログラミング学習です。プログラムを作る作業を通して、考え方を身に付けてほしいというねらいがあります。

今日は6年生が1時間ずつ理科の授業でMESHを使って「暗くなったら電気をつける。明るくなったら電気を消す。」という命令が回路に反応するためのプログラムの勉強をしました。

ITの草野先生とともに学びました。「おお、ついた!」「ほんとだ、消えた!」と各班から声が上がっていました。

プログラミング教育、プログラミング学習、言葉を聞くと難しそうですが、「論理的な思考」という部分で言えば、学習や生活のあちこちの場面で必要なものであり、コンピュータがなくても日々鍛えられています。特に「会話」では、わかりやすく相手に伝えるために工夫が必要な場面は多くあります。

未熟な子どもたちですから、言葉足らずでいさかいになることもあります。考えながら、振り返りながら人と関わることでわかっていくこと、できるようになることがあります。そういう意味で、トラブルはあっても人と関わることは大切ですし、学校はその勉強ができる大切な場所です。いろいろな活動の中で、論理的に考える経験を積んでいけると良いですね。

しかし、会話1つにしても、あまり小さなうちから「論理的に」を求めて、生活がきゅうくつになってしまったら何にもなりません。日常的に育てていく力なら「楽しく」は忘れずにいたいです。

節分の日(校長室より)

今日は節分です。給食で福豆を出しました。「年の数だけ豆を食べると福を授かる」という説明書きもあり、数えてみると50個入ってました。

足りない分は、家で食べることにします。

さて今日は1年1組の算数の授業です。校内の研究に関わる授業なので多くの職員で参観したかったのですが、密を避けるために低学年の先生方の参観のみとしました。

さらには、できるだけ接触を避けるために、参観者は子どもたちの列の間に入るような動きをしないようにしました。

先生の話にしっかり耳を傾け、その指示を聞き、行動する。

毎時間、毎日の積み上げでここまできました。「継続は力なり」とは良いことだけに当てはまるものではありません。毎時間、「授業中は良い姿勢」を続けてきたから「良い姿勢を作る力」がついたのです。毎時間ダラーッとしていたら、いつの間にか「ダラーッとする力」がついてしまうのです。繰り返しや積み上げの怖さです。

どうでしょう。この姿勢。

良いことの積み上げの結果です。

タブレットも上手に使えるようになっています。毎日の小さな積み上げを大切にこれからもがんばってほしいです。

幼稚園や保育園で一番大きいお兄さんお姉さんにまでなった子どもたちが、小学校に入学して一番下の弟、妹になる。あんなにいろんなことができていたのに、まるで小さな子ども扱い、と幼稚園の先生がつぶやいている姿をかつての学校で耳にしたことがあります。

それは、当然のことです。学校というのは学びの場ですが、役割を通して学ぶこともたくさんあるからです。しっかり1年生としての役割を通して、2月を迎えた1年生。

縁あって1年生活することになった教室、教えてもらうことになった先生、一緒に過ごすことになったクラスメイト。それはそれは最初は戸惑いもあったことでしょう。楽しいことも、そうでないことも、その毎日が、この子たちの栄養となりました。4月に年齢でなっただけの1年生から、真の1年生になるまであと少し。