令和4年度 校長室より

2022年9月の記事一覧

スタートの雰囲気(校長室より)

スタートしたばかりの2学期ですが、早速4年生が校外学習に出かけました。
いつも元気な4年生の教室に人がいないので大変静かです。

2学期がスタートして1週間ですが、どの教室も落ち着いた雰囲気の中で授業をしています。

 

1年生も、夏休みをこえてだいぶ表情がキリッとしている子が増えています。1学期に学校生活に慣れたところで42日間の夏休みは長かったと思いますが、すんなりとスタートが切れて良かったなあと思います。

どのクラスでも、先生の話をしっかり聞きながら、学習に取り組んでいる多くの子どもたちの姿が見られます。

その調子で、少しの努力でできることを積み上げながら、少しずつ力をつけていってほしいと思います。

 コロナウイルス関連で、全数把握についてや療養期間について報道に上がっています。どのようになるとしても、多くの児童が集まって、集団で生活する学校では「病気をまん延させない」ように気をつけることが第一です。それはかつてのインフルエンザが流行した時も、意識していたことです。発熱者が増えてきたら早帰りや学級閉鎖の措置をとるなどの対応をしてきました。この後も、現場としてはまん延させないように対策を取りながらできることを行っていくという姿勢は変わらないだろうと思います。

健康観察票については提出を求めないことにしていますが、引き続きの朝の健康観察はしていただき、体調が優れないときには念のため受診していただくなど適切な対応についてご協力お願いいたします。

環境を整える(校長室より)

PTAの除草作業を行いました。


朝から、たくさんの保護者のみなさんや地域のみなさんが集まってくださいました。

昨日降った雨のおかげで、土が軟らかく、草の種類によってはスルッと抜けてありがたかったです。

黙々と除草に取り組むみなさんの姿です。(ぶれてしまった写真・・・ごめんなさい。)

日差しはまだまだ強く、体力を奪われる感じでしたが、みなさん1時間という限られた時間の中で一生懸命に作業に取り組んでくださいました。

夏の間に元気に育ったあちこちの草を処理していただきました。

教室にごみが落ちていてもそのままにしておくのは「教室はきたなくてもよい」というメッセージとして子どもに伝わっていく。枯れた花を教室に放置しておくのは「命は大切にしなくて良い」というメッセージとなる場合もある。どんなに想いを込めてきれいで大切なことを言葉で伝えていたとしても、良くない環境が別の無言のメッセージを発信してしまうということがあるよ、という教えで、教育現場では「かくれたカリキュラム」「ヒドゥンカリキュラム」と言います。

道路などでも、1つごみが放置されている場所で、いつの間にかそこがごみを置く場所のようになってしまうことがあるのも同じことでしょうか。

人にとって「環境」がどれだけ大切であるかを感じます。環境とは「場」であり「人」であり、「その思い」や「言葉遣い」など多岐にわたります。

できるだけ環境を整えておくことは、人が生活していく上で大事なことだと言えると思います。

暑い中お疲れ様でした。本日はありがとうございました。とてもきれいになりました。

教頭先生、麻生先生もお疲れ様でした。

給食スタート(校長室より)

2学期の給食のスタートです。

調理員さんたちは、先週から給食室の清掃等、今日のための準備を計画的に行ってきました。ありがとうございます。2学期もよろしくお願いいたします。

活動のためのエネルギー源である食事は、特に脳や体が成長中の子どもたちにとっては大切なものです。

 

給食については、栄養士さんが、子どもたちに必要な栄養を考えながら毎月献立をつくっています。

2学期も健康な体づくりのために好き嫌いを言わずにもりもり食べてほしいです。

 

給食の食材を購入するための給食費は保護者の皆さんと我々教職員が払うことになっています。

以前にもこのホームページで話題にしましたが、給食費は必要な金額(1人1日あたり265円)が集まって初めて献立通りの栄養が提供できる大切なものです。

支払いが滞った方がいると、1人あたりに十分に行き渡らなくなります ↓

引き続き、ご協力お願い申し上げます。

 

給食も始まり、業間休みや昼休みも始まりました。

元気な子どもたちが帰ってきたなあ、と感じる瞬間です。

コミュニティスクールの取り組みの1つでもある、地域の方の校庭見守りも始まりました。

ありがとうございます。よろしくお願いいたします。

好きな人(校長室より)

「席替え」「何かのグループづくり」などをする場面が学校ではよくあります。

自分が子どもの時は「好きな人と一緒が良い」という考え方をしていた記憶があります。

しかし、自分が教員になって立場が変わると、「好きな人と」という考え方では相当無理があることに気づきます。その考え方だと、全ての人の希望に添うことはできないからです。結局は、誰かが我慢することになります。でも、子どもの時は、自分の気持ちが最優先ですから「好きな人とがよかったなあ」なんて、こだわっていた記憶がうっすらとあります。

自分が担任をしていたとき、いろいろな方法で席替えやグループづくりをしましたが、担任人生の後半は「全員が好きな人となれるわけがない」ということを絵などで説明した上で、ほぼほぼ「くじ」で決めることにしていました。だって世の中は縁だから。自分で引いたんだから、という感じです。

席替えは、教室の座席配置図にあらかじめ数字を書いておいて、子どもたちに袋に入っている番号が書いてある紙をひかせる。男女で分ける必要があるものを決めるときは袋を2つ用意して紙をひかせる。

「えーっ、また○○くんと隣だー」「ずっとトイレ掃除だー」なんてことも起こりましたが、「その人との関係づくりをもっときちんとしなさいってことなんじゃないかな」「トイレ掃除でやり残したことがあるんじゃないかな」なんて言って、くじの引き直しなどはしません。

 

もちろん、視力等の関係で席の場所を考慮する子などへの必要な配慮は忘れません。

 

 

学期のはじめのこの時期、各クラスでいろいろなことを決めている様子を見ていたり、昨日職員から「校長先生は昔どのように決めていましたか」なんて聞かれたこともあって、そんなあれこれを思い出しました。

 

教室内でのそういったことの決め方は、それぞれの担任に任せています。学校として決まってはいません。どんなやり方にも良いところやそうでないところがありますし、全員が納得できているかもわかりません。各先生方の願いや想いもあるでしょう。

 

人との出会いも含めた、それらがその教室での学びの1つであることは間違いありませんから、子どもたちにはどうか上手にのみこんで、今いる場所で精一杯がんばってほしいなと思っています。

2学期スタート(校長室より)

ちょうど登校時間に大雨で、昇降口が開くまで外で子どもたちの様子を見ていましたが、傘があってないようなもので私も子どもたちも強い雨に濡れました。そしてそんな状況の中でも「校長先生、おはようございます」と元気にあいさつの声をかけてきた子どもたち、最高です。

教室に入ったら体をしっかり拭くよう教務の麻生先生に放送を入れてもらいました。

新学期スタートの写真が濡れたジャージとポロシャツでごめんなさい。

2学期の始業式も放送室からの映像と音で行いました。

 

子どもたちが元気に登校してきたこと、そして元気な顔が見られたことをうれしく思ったことを伝えました。

毎学期、毎学期、スタートはもうほとんど同じ話で、写真を使い回しているのではないかと思われても仕方がない感じですが、今日の様子です。大切なことは「繰り返し」「根気よく」です。

楽しい学校を目指すために大切なたった1つのルール「自分がやられたり言われたりしていやなことは人にしない」の確認。

そして、失敗しながらの成長の大切さちょっとがんばればできそうなことを少しずつでも積み上げてほしいという話をしました。

最初からあきらめて何もしなかったら、ゼロのまま。少しずつでもやっていれば必ず積み上がるものがある、という話をしました。

蜂を例にして「危ないところに近づかない」ことが自分を守るために大切である、という話や、コロナウイルスや熱中症に気をつけて生活することについての話もしました。

2学期が始まりました。みんなにとって楽しい学校になるようがんばっていこう、と呼びかけました。

成長途中の子どもたちの生活の場である学校です。2学期もきっといろいろなことが起こるでしょう。

しかし、全てのトラブルは必ず成長につなげていくことができます。そのために大切なのは、本当のことを知ること、本当のことがわからなくても次につなげていくために、関わった大人が情報を共有し子どもたちに寄り添っていくことだと思っています。

気になることがあるときは、遠慮なく学校にお問い合わせください。2学期もよろしくお願いいたします。