令和5年度 校長室より

2024年3月の記事一覧

修了式(校長室より)

令和5年度の修了式でした。

校長の話では「自分がされていやなことは人にはしない」というたった一つのルールを元に話をしました。

ぶったりけったりの「暴力」、取ったり隠したり壊したり「人の物に勝手に触ること」、悪口陰口の「良くない言葉」この3つにしぼりました。最近は想像力の欠如が話題になることもあり、「自分がされたら」と思いをはせることができないこともあるのかも知れないということも耳にします。そう考えたとき、絶対にみんないやだよねという3つを特に取り上げて話す必要を感じていました。

もちろん、まだまだ小学校に通ってくる子どもたちは下は7歳、上でも12歳というお子ちゃまなので、失敗の連続です。そんな毎日です。ただ、その失敗で相手にケガをさせたり、傷つけてしまったり、いやな思いをさせてしまったら、何よりもまず「ごめんなさい」そして「もうしないよ」そこがスタートです。そんな当たり前のことをきちんと行う、それが大切です。

せっかくしてしまった失敗から学ぶことは大切なことです。同じ失敗は繰り返さない方が良いわけですから。

そんな思いを込めて、子どもたちに話をしました。

それでも日々、子どもたちのたくさんの笑顔に触れた1年でもありました。来年度も同じような日々になるでしょう。みんなで楽しい学校にしていけるよう取り組んでまいります。

1年生から5年生で歌った最後の校歌。元気いっぱいで、聞いていて気持ちよかったです。 

 

保護者のみなさん、地域のみなさん、今年度も本校学校教育にご理解ご協力をいただきありがとうございました。今日で子どもたちの登校はいったん終了です。新学期、元気な子どもたちに会えるのを楽しみにしています。

今年度末、異動される先生方、子どもたちのためにありがとうございました。

桜の花(校長室より)

桜は、その木の一輪目に咲いた花は、その木の最後のつぼみが花開くまで、ずっと咲き続けている。二輪目も三輪目も同じように咲き続ける。だから「満開」という状態が起こる。先に咲いたから、先に散るのではなく、最後までみんなが咲くのを待っている。早い人、遅い人、いろんな人が学校にはいる。みんなも、そんな風に待っていられる、みんなでみんなの成長を喜べる人になってほしい、そんな願いもあって小学校などの学校に植えられているのかも知れない。

 

7年前にお世話になった校長先生が子どもたちにそのようなお話をしていたのを春になると必ず思い出します。

 

1年間、縁あって同じ場所で生活してきた子どもたち。成長もそれぞれ。

ここ数日、気温は、すっかり冬のようです。体調管理に気をつけ、最後まで元気に過ごせますように。

今日の掃除の風景(校長室より)

先週の卒業式の日にはまだ固かった桜のつぼみが、少し膨らんできました。

開花まであとわずかです。

 

今日も3時間授業、掃除をして下校という日程でした。

掃除中には掃除をする、という当たり前のことができる子が増えていて、うれしく思います。

よく働く子が多かった6年生も卒業していきました。引き続き全校で行動をそろえて、綺麗な学校にしていきましょうね。

冬戻る(校長室より)

金曜日から週末、春のような気候が続きましたが、一転して寒風とともに1週間が始まりました。

階段を上がった3階がとても静かです。巣立っていったので当たり前なのですが、6年生の教室には誰もいません。

 

静まりかえった教室に足を踏み入れてみると、金曜日の卒業式の雰囲気そのままの黒板がありました。でも当たり前ですが子どもたちはいません。

 

毎年毎年この時期は同じ気持ちになります。この学校で教えることはもうなくなった卒業生。それぞれの次のステージでの活躍を祈るばかりです。中学校の入学式までの約3週間。新しい生活が始まってしまえば、もうあれこれ考えなくても、自分の日々にきちんと向き合うことでみなさんは中学生になっていくのです。胸をはって進んでください。

 

1年生から5年生は、あと3日ですがまだまだ今の学年でするべきことがあります。

給食はありませんが、当たり前の日常が続きます。まだまだ終わってはいません。学校では今日もみんなしっかりがんばっていました。

 

それぞれの担任の先生のもとで、修了式のその日まで、目の前のするべきことにきっちり向き合って、しっかり成長してほしいです。

 

「真の1年生」「真の2年生」「真の3年生」「真の4年生」「真の5年生」までもう少しです。

第55回卒業証書授与式(校長室より)

春の日差し、春の暖かさの中で、6年生81名が卒業していきました。

笑顔が素敵な一人一人に卒業証書を渡しました。

義務教育9年間のうちの6年間が終わりました。中学が3年間ありますから、修行の期間はもう少し続きます。

勉強も人間関係も壁にぶつかりながらの毎日はこれからも続きます。乗り越えたり、避けたり、ぶち壊したり、どうしようもなくて悩んだり・・・。そんな毎日がみなさんを確実に成長させてくれます。


卒業生のみなさん、改めまして、ご卒業おめでとうございます。みなさんのこれからのさらなるがんばりを期待しています。

給食最終日(校長室より)

令和5年度の給食の最終日でした。

 

子どもたちの体づくりを支えてくれた栄養バランスを考慮した給食も、今日でおしまいです。

 

給食大好きな子どもたちや職員が、下校時や休み時間には「今日の○○がおいしかった」とか「いつもおいしい給食ありがとうございます」のような言葉を事務室の栄養士さんやワゴンの片付けをしている調理員さんに伝えているシーンを今年度もたくさん見かけました。

 

「食べることは生きること」食に興味を持つということはとても大切なことです。そして思いをきちんと伝えることも大切です。言わなければわかりませんから。

 

栄養士の秦野先生、調理員のみなさん、今年度も安心安全な給食作り、給食提供をありがとうございました。

 

1食当たり265円という金額を各ご家庭、教職員から集め、食材を購入して給食を作っています。土南部小学校の教職員数、児童数と給食回数から、給食を作るために年間でいくらの予算があるかがはっきりします。

その予算を10回に分けて、毎月各ご家庭や教職員から集金しています。なので、例えば「7月は15回給食があるから265×15=3975円がその月の給食費」とはなりません。

 

今年度は野菜が高騰した時期もありましたので、食材購入には栄養士さんが頭を悩ませていました。

 

保護者のみなさん、今年度も給食費を始めとする校納金のお支払いへのご協力ありがとうございました。

例え一人分でもかけると、見込んでいた食材の購入や提供する品数に影響があります。来年度も引き続きのご協力をお願いいたします。

最後の昼休みと横断幕設置(校長室より)

今日は今年度最後の昼休みでした。寒風吹きすさぶ中、元気に遊ぶ子どもたちの姿です。

昼休みの子どもたちの表情はとても良いです。楽しいことが大好きな子どもたちですから当然ですね。

太陽の光を浴びて安心ホルモン「セロトニン」の分泌量は増え、ストレス発散にもなる外遊び。モヤモヤしたら外に出ることをおすすめします。

 

さて、今年度、学校運営協議会の予算で横断幕を作っていただきました。

今日は、できあがって届けられた横断幕を5名の委員のみなさんと取り付けました。

取り付け場所は一応決めていたのですが、その場になってもっと良い場所はないか試行錯誤しました。

最終的には正門の左側にあたるフェンスに取り付けました。

学校と委員のみなさんの願いを込めた横断幕です。

「みんなでつくる」・・・大人たち、子どもたち、みんなで目指して行きましょう

 

卒業式予行練習での5年生(校長室より)

卒業式まで片手をきりました。6年生は、体育館での練習時には良い緊張感を持って練習に臨んできました。

人は、いつもずっと「気をつけ」をし続けることはできません。時には「やすめ」も必要です。と言うか「やすめ」があるからこそ、「気をつけ」が格好良く見えるのだと思います。それをけじめと言ったり、めりはりと言ったりします。

6年生はその辺りをよくわきまえているように見えます。

さて、5年生です。

コロナ前は5年生も式に参加していました。卒業式に向けて5年生だけで呼びかけや歌の練習をする時間や、6年生と合わせる練習時間も確保したものです。しかし、今、本校では在校生の参加はありません。5年生の授業時数の確保が理由です。

ただ、卒業していく緊張感あふれる6年生の様子に触れさせたいという思いはあります。昨年から、予行練習時に保護者席の場所に5年生に来てもらって、式の雰囲気を感じてもらうということをしています。6年生にも良い刺激になるはずです。

練習も何もしていない5年生。体育館に入る前に、それぞれのクラスで事前指導もあったと聞いています。それにしても、初参加とは思えない立派な態度で驚きました。

「いつも『気をつけ』はしていられないよ、でも僕たち私たちもやるときはやるよ」そんな空気を感じました。

今はまだ5年生。6年生というお兄さんお姉さんの一つ下で生活しています。もうすぐ最高学年になります。なってしまいます。

それまでに、今、目の前にあることに一生懸命取り組んで、「真の5年生」になってください。その後、ゆっくり1年かけて「真の6年生」になっていきましょう。今の6年生と同じように。

東日本大震災3.11(校長室より)

あれから13年になります。

地震、津波でお亡くなりになった方々のご冥福を心からお祈りいたします。

 

この日を迎えると必ず13年前の今日のことを思い出します。体験したみなさんもきっと同じなのではないでしょうか。

私はその年、母校である柏五小で教務主任をしていました。その日の2時46分、校長室で校長先生と面談中に大きな揺れが起こりました。職員室へ走り、校内放送で第一次避難を全校に呼びかけました。職員室の窓を開けた時、近所のお家の屋根がわらがはねているのが見えました。何度も揺れたので、下校を開始している子どもたちを一度教室に戻したり、何度も第一次避難をさせたり、対応に慌てたことを忘れません。とにかく経験したことのない揺れでした。自然災害で初めて恐怖を感じた瞬間でした。

今年は元旦に能登で大きな地震がありました。最近は千葉でも地震が少なくありません。

 

 校内においては、避難等の判断は教職員が行いますから、子どもたちにとって大切なのは「緊急の時にきちんと耳を傾けて大人の話を聞いて行動する」ことです。日常的にしていることが生きてくるはずです。

今日、子どもたちへ放送で「地震時に、大人がいないときには、倒れてきそうなものや、落ちてきそうなものから身を守ることをまず考えて行動しましょう」と呼びかけました。

 

学校の施設面では、校舎や体育館には耐震工事が施されています。外への避難が安全か、中で待機が安全かは、その災害の種類や規模によって判断して避難を行います。

 

ちなみに、昨年度もこの場で書きましたが、13年前のあの日、共働きの我が家の娘(当時18歳)はお向かいの家から「大丈夫?」と声をかけてもらい、私たちが帰宅するまでそのお家で過ごさせてもらっていました。大きくなっていた娘でしたが、とても心細かったところでのご配慮でした。そのご家族の温かさには今でも感謝しています。

日頃のご近所とのつながりはそんなところにも生きてきます。大切です。

南部中卒業式(校長室より)

3月8日、雪でのスタートでした。朝のうちにやんだので、大きな混乱なく学校は始まりました。

今日は、市内中学校の卒業式でした。

 南部中の第50回卒業証書授与式に参列させていただきました。

 

今年の3年生は行事で天気に恵まれないことが少なくなかったそうです。最後の行事である卒業式も雪。「君たちの引きの強さを感じます。」という校長先生の言葉には、卒業生も思わず笑顔がこぼれていました。

私は着任して3年目なので、今の中3の生徒との土南部小学校での関わりはありません。それにしても、中学校での3年間は、小学校を卒業した子どもたちをこんなにも成長させるものなのかと感じるほど立派に見えました。

卒業生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。先生方もお疲れ様でした。

さあ、次は6年生の番です。

 

感謝プロジェクト2日目でした。

気持ちよく働く子どもたち。「やる時はやるよ」そんな感じで1年間がんばってきた6年生です。