令和3年度(R4.4.11まで)

2021年10月の記事一覧

昨日の1年生の様子から(校長室より)

昨日のホームページのフォトアルバムで、1年生の校外学習について載せました。その記事は、引率した教頭が書いたものです。

教頭の帰校後に、今日の1年生の良い行動について話を聞きました。とかく出先では気持ちが緩んだり、調子に乗ってしまうものです。1年生の公共の場での態度は立派だったということや、天候の心配でバスの中で食べることにしたお弁当の時間もしっかりと黙食ができていたことなどから、子どもたちの成長と、先生方の日頃のがんばりを熱く語っていました。

4月から1年生として始まり、それぞれのクラスの先生と関わり、友達の中で学び、1日1日を積み上げてきたその1つの成果として現れた姿なのだと思います。

マナーは、大人と一緒の時にこそ正しい形を身につけることが大切です。
例えば、「横断歩道のない道路を渡る」という場面で考えてみる。大人と一緒だから安全に渡らせることができるから渡る、という経験は子どもにとっては大変危険です。大人が一緒ではない時にも同じ行動をとってしまう可能性が出てくるからです。大人が一緒の時だからこそ、横断歩道を探して正しく渡る、という経験が大切なわけです。それにより、1人の時に安全に気をつけることができると考えます。

一般的に正しいと思われる形を身につけていくことは、本人の生きやすさにもつながっていくものです。

子どもでも大人でも、ずっと「気をつけ」という緊張状態でいることはできません。「休め」も必要ですし、完全に力を抜いて寝っ転がることも必要です。逆に言えば、その瞬間があるからこそ、「気をつけ」が生きてくる、格好良く見えるわけです。めりはりが大切です。

いろいろな顔を見せる1年生ですが、きっと、昨日は格好良い、素敵な姿を多くの人の前で見せることができたのだろうな、と思います。立派です。