校長室より

2024年12月の記事一覧

持久走記録会(校長室より)

このホームページで時々書くことの一つに、「子どもたちは未熟な存在である」ということがあります。

 

うまくいかないことばかりであるのが当たり前、つまずくのが当たり前、だからこそ学ぶわけです。でも最近は、できないことや失敗を必要以上に重くとらえてしまったり、完璧な自分を求めたりして、一歩踏み出せない子もちらほらいます。

 

できないから、つまらないからという理由で、最初からあきらめて授業に参加しない、ふらふらしてしまう子もいます。

 

学校の色々な場面で、「やってごらんよ、できることもあるんだから」と声をかけたくなる場面はたくさんあります。

 

「あきらめずに最後まで行う」は、こんな子になってほしいという学校としての願いの一つです。

 

今日、午前中、走っている一人一人の子どもたちの姿をしっかり見ました。スタートからゴールまで自分の足で走り切ることができたことが何より素晴らしい。教室ではいろいろな顔を見せる子どもたち。子どもですから、好きなことは一生懸命取り組むけど、そうではないことには後ろ向きになるのは当然といえば当然。

持久走だって、得意な子、好きな子もいれば、不得意、苦手な子だっているはず。走りたくない、途中でやめたい、そんな気持ちになることもあるでしょう。

 

それでも、速い遅い関係なく、自分のペースでゴールへ向かう子どもたちの姿がたくさん見られました。土南部小学校の子どもたちの「弱い気持ちに負けるもんか」をしっかり感じ、心から「すばらしいなあ」と思います。

そんな力がどの子にもある。生きていれば人と競争しなければならないこともある、勝ち負けが決まることもある、でも最後に大切なのは誰かに勝つことより、自分に負けないことなのだろうと思います。持久走はまさにそんな子どもたちの姿を見ることができました。

 

最後まで走ることができたことをお土産にしてほしい、と5年の麻生先生が子どもたちに伝えていましたがその通りです。「やればできる」ことがまだまだたくさん、山のようにある子どもたち。今の学年でできることもあります。ぜひ、またがんばることが見つけられたら良いですね。応援してますよ。

応援に来てくださった保護者のみなさん、温かいまなざし、温かな拍手等、ありがとうございました。

先生方、前日準備も含め、ここまでありがとうございました。

おかげで子どもたちが安心して活動することができました。

書き初め練習会(校長室より)

日中が暖かい日が多く、12月になったことを忘れてしまうような毎日です。

今日は5、6年生の書き初め練習会。もうそんな季節になったんだな、と改めて感じています。

今年度も講師として戸沼先生をお招きしました。戸沼先生は15年ほど前にいた学校で大変お世話になった元校長先生です。そのご縁で毎年講師をお願いしています。

今年の練習は昨年度までと少し変更点がありました。前半にある程度説明をしてしまうという形から、少し説明して書かせる、また少し説明をしてから書かせるという形に変えました。

長い説明は最初の方を忘れてしまうので、説明を忘れないうちに書く、ために小刻みに指導する形にしたわけです。

子どもたちにとっては、聞いたり書いたりの切り替えがあり、多少せわしくなります。

子どもたちは上手に切り替えながら取り組んでいました。

指導が細分化されたことで、大事なポイントを頭と体が覚えやすかったのではないでしょうか。

今日教わったことを、ぜひ冬休み、来年の本番に生かしてほしいです。

戸沼先生、今年も指導用動画の準備、お手本の準備、そしてご指導ありがとうございます。来週は3、4年生です

12月になりました(校長室より)

12月になりました。令和6年辰年も11か月が過ぎました。

過ぎた日々を振り返れば、あっという間な感じもしますが、確かに1日1日を過ごしたうえでの今です。

いろいろな経験、体験、関りがあっての今日です。子どもたちは大きく成長しています。

もちろん、いまだ伸び盛り、これからも成長は続きます。

12月もきっといろいろなことが起こるでしょう。それら全てを子どもたちが成長のための栄養にしていけるよう、身近な大人として関わっていきましょう。

今日も12月とは思えないあたたかな日差しが降り注いでいました。

太陽の下で、元気に遊ぶ子どもたち。

寒さに負けずにたくさん遊ぼう、というほど寒くないので拍子抜けする日々です。