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2024年4月の記事一覧
道具の使い方(校長室より)
情報社会と言われてどれくらいの年数がたったでしょう。私が子どもだったときには想像もしなかったような、情報量、そして進化した情報機器にあふれている現代です。(写真は今日の昼休みの様子です。本文とは直接関係ありません。)
どこにいても連絡が取れたり、どこにいても調べ物ができたり、それはもう活用の仕方も数え切れないほどです。それによって便利になったことはたくさんあります。
その反面、依存症というキーワードとともにその危うさを指摘する情報もたくさんあります。どんな依存症でも、本人が行動をコントロールすることは難しく、となれば医療機関への相談が必要であると言えます。私もここ数年で「スマホ脳」「スマホが学力を破壊する」という2冊の本を読みました。開発に関わったスティーブ・ジョブズを筆頭に、IT業界のトップはわが子にデジタル・デバイスを与えないということも理由と共に書かれていました。
SNSを介して、いじめ・いじわるのようなトラブルや、未成年者連れ去りのような事件まで起こっています。大人が管理しきれない中で、好奇心旺盛な子どもたちが大人の知らないところでいろいろな人と関わり合いを持ててしまう。そこには、例えば中学生と自分を偽った成人がいたり、女性のふりをした男性がいたりする。
以前、研修会で次のような話を聞きました。誰とでも情報機器で安易につながってしまうある女子高校生に、「すぐそこのアパートに住んでいる○○です。ドアを開けてください。」と見知らぬ人がお家の玄関にやって来たとき、ドアを開けますか、と聞いたのだそうです。「開けません、怖いじゃん」と答えたと。「どうして?すぐそこのアパートに住んでいて、名前もちゃんと言ってるんだよ」と言うと「いやいやこわいじゃん開けないよ」と答えたのだそうです。「じゃ、ネット上だって同じじゃないの」と続けると「なるほど、たしかに」とはなったそうです。
考えさせられるエピソードだと思います。
情報機器を使っているという状況そのものについてはどの地域でも変わりがないので、今、世の中に起こっているいろいろな情報機器を介してのトラブルや事件は、いつ身近で起こっても不思議ではないことなのだろうと思います。
本人の使い方、関わり方がものすごく大切なのは言うまでもなく、さらには、間違いがあったときに、大人が気づいてあげられるかどうかにかかってきます。
好奇心旺盛な子どもたちが、怖い思いをしなくて済むように、身近な大人として、教員として保護者として何ができるでしょう。
さて3日間にわたり、1年生以外の授業参観・懇談会を行いました。ご来校いただきありがとうございました。
どの教室も良いスタートが切れて、落ち着いた学校生活となっています。
成長とともにいろいろなことが起こります。これからです。引き続き、ご理解、ご協力よろしくお願いいたします。
3連休になります。情報機器だけでなく、交通事故にも十分気をつけて過ごせますように。本日2時過ぎに、柏市教育委員会児童生徒課から安全対策についてのメールが出ています。ご確認ください。
いよいよ(校長室より)
昨日の1日中の雨で、校庭のあちこちには水たまりができていました。
ほら。
おや。
50mコースをよく見ると・・・
土が入れてあります。今日、50m走の記録を取るためにどうしてもコースを使えるようにということで、朝から職員が力を合わせて整えようとした跡です。
それでも水はけの良くない校庭であるため地面のぬかるみはなんともできず、断念。
校庭の端の方に臨時コースを作って対応することになりました。
おかげで2年生と3年生の50m走を無事に計測することができました。「ライオンに追いかけられてる気持ちで必死で走るといいよ」と声をかけました。「逃げ切ったよ、校長先生!」と走り終わった子が声をかけてきました。
さて、環境省の熱中症警戒アラート運用が昨日から始まりました。いよいよ今年も熱中症に気をつけながらの活動する季節が近づいてきました。今日も、気温は25度越え予報で、
日差しにも注意が必要な感じがしました。2年生が50m走をしているとき、待ち時間の3年生は木のかげで日差しを避けていました。
こういう配慮が大切です。先生方ありがとうございます。
水分補給のための水筒も持参して外に出ています。
温度計も毎日出すので、先生方、子どもたち、気温や熱中症指数に興味を持って活動に役立ててほしいです。
暑さに体を慣らしていくこともとても大切なことです。暑熱順化って言います。本格的な暑さになる前に、太陽光を浴びて暑さに慣れることについての呼びかけも児童にしていきます。
お風呂で湯船につかるのも、汗をかきやすい体づくりに役立つそうです。真夏の暑さは置いておくとして、暑さに負けずに活動できる体をつくっていきましょう。
今日は2、3年生の授業参観・懇談会でした。
進級してがんばっている子どもたちの様子を見ていただけて良かったです。
雨の1日(校長室より)
今日の天気予報は一日中雨。実際、雨の一日でした。
体を使って遊ぶのが大好きな子どもたちにとってはちょっぴり悲しい天気です。
今日の昼休みの校内の様子です。一体どんなことをして過ごしているのでしょう。
何人かで集まって遊んだり、タブレットに向かったり、先生の周りでお話ししたり、教室で飼っている生き物を観察したり、委員会の仕事をしたり・・・いろいろですね。
まとまってレクをしているクラスもありました。
図書室で静かに本を読んでいる子たちもいました。
楽しく過ごしているように見えますが、次の瞬間にはトラブルが起きることもあります。手が当たって痛かった、悪口を言われた、貸してと言ったのに貸してくれなかった・・・。それが子どもたちの日常です。
トラブルを回避できればそれに超したことはありません。しかし、そこは子どもです。やってみてわかること、やってみないとわからないことばかりです。同じことを繰り返すこともあります。
それでも、人と関わり合いながら学ぶことがたくさんあります。一人では感じないことをたくさん感じます。うれしい、楽しい、つらい、苦しい、面倒など、人との関わりは考えることがたくさんです。良いことばかりではないけれど、そういうことが心を強くしていきます。
赤ちゃんの時は保護者の管理の中で育ってきた子どもたち。成長と共に、外へ外へ向かっていきます。そう、これから、この子たちは、いろいろな場所で、いろいろな人と関わりながら生きていきます。
経験は必ず栄養になります。たくさんの人とのつながりや関わり、学校はそういうものを学ぶ場でもあります。小さな社会である学校という場で、今日も成長を続ける子どもたちです。
今日はのぞみ学級の授業参観・懇談会でした。
雨の中、ご来校いただきありがとうございました。
1年生を迎える会(校長室より)
1年生を迎える会を行いました。
入学式は学校として1年生をお迎えする式。迎える会は、児童が自分たちの仲間としてお迎えする会、そんなイメージです。
お楽しみレクがメインです。マルバツクイズと私は誰でしょうクイズで楽しみました。
本校の子どもたちを見ていると、もともと下学年の子どもたちに対するやさしい部分を感じることがとても多くあります。まだ4月ではありますが、きっと、ここまでも、そしてこれからもそれぞれの学年が役割に応じて、個人的に異学年との関わりを持っていくことでしょう。
クラスという枠を超えて、異学年とのつながりの中でも、一人一人が成長できるチャンスがあります。たくさんの人とつながっていってほしいです。
1年生も学校で過ごす時間が長くなり、学校にも慣れてきたところです。入学式に話した、「勉強するときはしっかり勉強する」「遊ぶときは元気に遊ぶ」「好き嫌いを言わずに食べる」を担任の先生と一緒にがんばってね。
続 継続は力なり(校長室より)
自分が6年生の担任になったとき、なるべく早い時期に話したことの一つ。
「物事は千回くり返すと本当の力として身につく、と聞いたことがある。一つのことを繰り返し行うということはそれだけ意味があることだ。
例えば、野球の素振り。形を確かめながら、1回1回丁寧に素振りをする。あるいは投手から投げられてくるボールをイメージし、1回1回丁寧に素振りをする。こうして、百回、千回と繰り返すことで、正しい素振りが身につくわけだ。
(実際、サッカーの中田英寿さんは、パスの練習中、試合の様々な場面をイメージして、1本1本確かめるようボールを蹴っていたという。)しかし、逆に考えれば、いい加減なことも千回くり返すことで確かな力となってしまうということだ。
『そうか、千回か。よおし!やったるぜ!』と回数ばかりを気にして、いい加減な素振りを千回したとする。(ここで身振り手振りをつけわかりやすく実演したりする。)その結果、千回後に君に身についたものは「いい加減な素振り」以外にない。勉強だってスポーツだって、生活面だって、続けることに大きな意味がある。しかし、続けていてはいけないこともある。抜け出さなければ、反対のプロになってしまう可能性がある。
ところで、千回って数字だけど。学校に来る日にちで考えてみようか。1年間で君たちが登校する日にちは約200日。ということは、5年生の生活が終わった時に約千日が過ぎることになる。1年生から6年生になるまで、毎日毎日、きちんと連絡帳を書いていた君は、それがきちんと身につくわけだ。毎日毎日宿題をきちんとしていた君は、それがきちんと身につくわけだ。
逆に言えば、毎日毎日掃除をさぼって過ごしていた君は、掃除の仕方が身につかない ばかりか、掃除さぼりのプロになってしまったわけだ。毎日毎日寝坊を繰り返して遅刻 ぎりぎりだった君は、早起きが身につかないばかりか、寝坊のプロになってしまったわ けだ。これを小学校生活の残りの200日でひっくり返すのは並大抵な努力では無理だ。だって、もうその道のプロなんだから。
君たちは簡単に、○○をがんばる、○○をできるようにすると目標にあげるが、実は口で言うほど生やさしいことではないことをしっかりわかってほしい。そして、それをわかった上で、少しずつ少しずつ努力を続けていかねばならないわけよ。」
6年生の担任になると、千日経験してきた、様々なプロを目にします。この話をした 後、「今のまま、遅刻のプロでいるつもりなのか?」「今のまま、掃除サボりのプロで いいのか?」「このままプロの宿題をしないマンとして過ごすつもりなのか?」と日々、継続的に、声をかけていくことが必要になるわけです。
まさに継続は力なりです。
継続は力なり(校長室より)
「継続は力なり」とは、続けることは力になるよ、ということで地道な活動の大切さを伝える言葉です。
例えば、毎日元気にあいさつをしていると、それが習慣となり、「元気なあいさつができる力」が身につきます。こうして積み上げた力は簡単にはなくなりません。もう自然に元気なあいさつが出てしまいます。
このように良いことに対して使われることが多い言葉ですが、そうでないことでも継続は力になります。
「あいさつをしない」ということを毎日続けていると、それが習慣となり、「あいさつはしない」という力が身につきます。これも積み上げてしまうと簡単になくすことはできません。これがなかなか大変です。
6年生の担任だったときに、ノート指導の中で「下敷きを敷く」というたった一つのことを子どもたちに身につけようと取り組んだことがあります。下敷きを敷くことが習慣となっている子にとっては何でもないことでも、敷かないことが習慣になっている子にとっては言われないとできないことになってしまっていました。持ってこない子もいました。
そして、その「ノートをとるときは下敷きを敷く」というたった一つのことでさえ、全員に身につけて卒業させることはできませんでした。
積み上げること、習慣になることの大切さと怖さの両面を感じます。
ちなみに4月1日に、継続は力なりは良いことについてだけの言葉ではない、中途半端な取り組みを続けていくならいっそ取り組まないことも大切であるという話を職員にもしています。
今日のあれこれ(校長室より)
火曜日に、丸つけ隊でご協力をいただいている地域の方がお見えになり、コミュニティルームに季節の物を飾ってくださいました。全て手作りです。思わず笑みがこぼれるようなものばかりです。
4月も折り返しとなり、端午の節句が近づいてきました。こいのぼり、かしわ餅、ちまきなどが可愛く配置されています。
↑ちまき3兄弟姉妹というところでしょうか。
子どもたちが図書室に行き来するときに必ず通る廊下です。敷地内の花壇に季節を感じるお花があるのが良いことと同じように、校内に季節感のある物が飾られているのもとても良いですね。いつもありがとうございます。
今日は全国一斉に全国学力・学習状況調査を行いました。6年生が、いつものワークテストとはちょっと違うテストやアンケートを経験しました。
教科は国語と算数ですが、良い緊張感でテストを受けている様子が見られました。
6年生、お疲れ様でした。
1年生が初めての給食でした。カレーとサラダとオレンジと牛乳。スタートなので配膳しやすいメニューです。
他の学年が準備中に私が1年生の教室を回った時には、もういただきますが済んで、食べ始めていました。給食の配膳や待つ姿勢も大切なお勉強。4時間目ぐらいから早めの準備をしていたのでした。もりもり食べて大きくなろう。
1年生(校長室より)
入学式が先週の木曜日でしたから、今日でちょうど1週間となります。
下校のための並び方も上手になりました。
昔々、まだ私が学級担任だったときに、幼稚園の先生と話す中で「あれだけいろいろできるようになった年長さんの子どもたちが、小学校に入学すると赤ちゃん扱いされてもったいない」という言っているのを聞いたことがあります。
幼稚園で一番のお兄さんお姉さんだった子たちが小学校で一番下になる。小学6年生が中学1年生になる。中学3年が高校1年になる・・・。こういう流れは生きていく中でその時その時に起こるものです。いわゆる役割なので、これは仕方のないことでしょう。そして、1年生の面倒を見るという活動をしながら6年生が最高学年として育っていく、ということはこのような集団の中での動きとして大切なことの一つです。
できていたことが、できなくなってしまうわけではないので、たっぷり「学校での一番下の学年」を役割として経験してもらおうと思います。
まだもう少しいろいろなことを少しずつ教わる時間が続きます。明日からは給食も始まります。過ごす時間が長くなると、それだけいろいろなことも起こるでしょう。全ては成長のための栄養です。
入学式の時に子どもたちに話した「できるようになってほしい3つのこと」
をがんばってほしいと思っています。
道具を正しく使う(校長室より)
昨年度は4月から傘に関係する子どもたちのトラブルがあり、「道具を正しく使おう」と全校の前で伝えた覚えがあります。
その後も、クラスメイトの物を勝手に触って壊してしまったり、ほうきを振り回す、ぞうきんを投げる、トイレの窓からトイレットペーパーを投げたり、トイレで遊ぶような行動を取ったり、という道具に関わるトラブルは決して少なくはありませんでした。
他の動物との大きな違いの一つ「道具を使う」という部分で「道具を正しく使う」ことは我々人間だからこそよく考えて行うべきことの1つです。道具の中には使い方を間違えると人を傷つけてしまう物もあります。
最近では、情報機器でのメールアプリを使っての「悪口」によるトラブルが聞こえています。文字でのやりとりは真意が伝わらないこともありますし、やりとりしながらエスカレートします。正しく使うことを意識しないとトラブルになることは少なくありません。学校の端末であれば学校での指導となります。そうでなければ各ご家庭で管理していただくことになります。
まだまだ未熟で成長途中の子どもたちですので、それを知ったときに大人として反応して、対応していくことが大切です。
学校で知り得た情報、ご家庭で知り得た情報については、必要に応じ共有して、子どもたちの健やかな成長のために素早く対応できるようにしていきましょう。
(今日の写真は、今年度初の土南タイムの校庭の様子です。昨日ほどではありませんでしたが、動くと汗が出る気温でした。そして風が強かった。上の写真は、全力で遊んで大満足の6年生。顔が真っ赤でした。)
鉛筆(校長室より)
小学校では文字や絵を書くときに鉛筆や色鉛筆を使います。
シャープペンシルは、細かな字を書くときは便利ですが、筆圧や芯の堅さによっては書いてる最中にポキポキ折れたり、学習中にシャープペンシル本体に不具合が起きたりするとこで学習に集中できないということにつながることが自分の経験上もあります。そういうこともあって鉛筆を使って学習に向き合います。
毎年、鉛筆に関することをこの場で発信しています。小学校で鉛筆を使うことの良さについて、カメラマンである小坂仁都美さんのある日のブログがあります。リンクを張ります。ぜひご覧になってください。(ご本人から転載許可をいただいています。)↓
https://kosakahitomi.net/enpitsu/ 「そんな理由があったとは!小学校で鉛筆を勧める驚きの医学的根拠」
ちなみに、一生懸命勉強を続けていくと鉛筆は短くなっていきます。下の写真のように、鉛筆を握ってみて、手に隠れるか隠れないかで、勉強に適しているかどうかの目安にする、と自分が小学生の時に学びました。
↓この写真ではまだまだ隠れていません。
しかし次の写真のようにぎりぎりか完全に隠れてしまう長さだと、
その人にとっては持ちにくく、力も入りにくいものです。勉強時にはもう少し長いものを使った方が良いと判断することになります。
とは言うものの、せっかくの鉛筆をできる限り使いたいという気持ちは大切です。そのような場合は、お絵かきなど学習以外で大切に使ってください。(キャップなどを使って長くして使う手もあります。)
自分の物の管理は自分でできるようになってほしいものですが、何年生であっても「できていないうちは関わりが必要」です。ぜひ筆箱の中をのぞいてみて、どんな長さの鉛筆が入っているか時々確かめてあげてください。
ついでといっては何ですが、鉛筆の持ち方について。
一度くせがついてしまうと正しい持ち方に直すのはかなりの労力がいります。大人でも色々な持ち方の人がいますよね。
ネットで「くじゃく法」と検索すると動画や画像で出てきます。興味があったらぜひ覗いてみてください。
①治癒証明書等の取扱いの変更(柏市のHPです)
https://www.city.kashiwa.lg.jp/gakkokyoiku/kyouiku/gakkohoken/flu.html
②保護者様に書いていただくものです
③資料です
保護者の皆様そして地域の皆様,引き続き子どもたちの見守りをよろしくお願いいたします。
土南部小学校長