令和4年度 校長室より

令和4年度 校長室より

成長(校長室より)

担当の子どもたちが、登校してくる子どもたちに声をかけながら、赤い羽根の募金活動に励んでいました。

朝早くからご苦労様でした。


校舎の東のはじっこに行くと、隣にある保育園の園庭が見えます。

そしてそこで過ごしている子どもたちの姿が見えます。0歳から6歳の子どもたちですが、今、園庭にいるのが何歳の子どもなのかまではわかりません。

ただ、今度の4月に1年生に入学する年齢の子どもたちもいるわけです。
「4月に1年生になる子たちがここにいるんだなあ。この子たちも国語や算数などの勉強をするようになるんだなあ。」という思いでその子どもたちの姿を眺めていると、8ヶ月小学校で過ごしてきた今の1年生の成長を感じます。

縁あって同じ地区に住んでいるという理由で、その地区の学校に入学して、一人の担任の先生とともに学校生活を続けてきた1年生。

集団で生活していくために、自分のことより全体のことを先にする、やるときはみんなで一緒に取り組む、など身に付けていかなければならないことはいくつかあります。そういったことは入学したら全員にすぐできるものでもありません。1年生としての毎日の生活の中で、少しずつ少しずつ身についていくものです。

生まれ月による成長の差もあるでしょうし、そもそも全員が同じスピードで大きくなっていくわけではありません。それでも、縁あって一緒になった同い年の子どもたちの中で1人1人成長していきます。まだまだ未熟ですからいろいろなことが起こります。子どもは大人とは違う生き物ですから、言ったらわかる、というものでもありません。しかし、身の回りで起こる全てが成長のための栄養になっていきます。

今、12月の中旬になり、改めて1年生を見たときに、自分の席に腰掛けて学習したり、先生の問いかけに手を挙げて反応したり、先生の指示に従って行動したりというその姿から感じられる成長をうれしく思います。人の中で育っているなあ、と感じます。もちろん、真の1年生になるのは3月末ですから、まだまだ完成しているわけではありません。できないこともあります。

たっぷりと1年生としての勉強や生活を友達と一緒にすることで、完成に近づいていってほしいです。保護者のみなさんも、そんな風に、慌てることなく子どもたちを見守っていただけたら、と思います。がんばれ、1年生。