令和4年度 校長室より

令和4年度 校長室より

第2回学校運営協議会(校長室より)

第2回目の学校運営協議会を行いました。

コミュニティスクールとなって3年目。「地域の力を学校に」を合い言葉に進めています。

今日は、委員の皆さんにまず、校内の子どもたちの様子、職員の様子を見ていただきました。

多くの児童が授業に真面目に向き合っている様子に感心していました。

その後、コミュニティルームにて今年度の取り組みについて話し合いを行いました。

安全・環境・学習・生活の4つの場面で、まずはやってみよう、さて何ができるか、と模索しながら少しずつ具体的な動きをしているところです。

地域団体へのパトロールの呼びかけ、敷地内なかよしジャングルの下草刈り、高学年の学習サポートである教材の丸つけ、敷地内の見守り・・・これがここまで具体的に行ってきたことです。委員の方が直接行うこともあれば、委員の方からの発信で別の方が活動してくださることもあります。そうやって、活動の種類だけでなく、活動される方々が増えていくこともとてもありがたいことです。

子どもたちの様々な活動を支えるために地域のみなさんのお力をどんな場面でお借りできるかを考えながら進めていきます。

委員のみなさん、本日もご来校いただきありがとうございました。

三連休と三連休にはさまれた3日間が終わります。交通事故などない、良いお休みになりますように。朝晩がかなり冷え込んでいますので子どもたちだけでなく、保護者のみなさん、地域のみなさん、先生方も健康管理には十分お気をつけください。

秋のような2(校長室より)

気がつけば9月も21日です。

今日は気温が低めで、「秋の陽気の1日」と天気予報で言ってましたが、外に出てみると確かにひんやりと夏とは違う空気を感じました。

雲の間から太陽も顔を出して、明るい1日になりました。

業間休みにはまだ少しぬかるみのある校庭に子どもたちがたくさん出てきました。昨日は結局1日中雨で、外で遊ぶことができませんでしたから、みんなとてもうれしそうです。

このまま秋に突入してくれたら・・・と思って長期の天気予報を見てみると情報に差はあり、まだまだ30℃越えの日もありそうな感じです。

しかし、明らかに季節は秋に向かっています。体調管理のためにも水分補給は暑さに関係なく行い、元気に生活できるよう努めていきたいものです。

 

さて、今日の昼の放送で委員会の子どもたちが全校児童に呼びかけましたが、今日から10日間、秋の全国交通安全運動です。

重点としては5つ。①子供と高齢者を始めとする歩行者の安全確保②夕暮れ時と夜間の歩行者事故等の防止及び飲酒運転の根絶③自転車の交通ルール遵守の徹底④二輪車の交通事故防止⑤電動キックボード等の交通ルール遵守の徹底

気持ちの良い季節ですが、日も少しずつ短くなっています。自分の命は自分で守るを忘れずに十分気をつけてほしいです。まずは自分がルールを守ること、ここからスタートです。

(警視庁HPより)

ご恩と奉公(校長室より)

6年3組の社会の授業を参観しました。担任は教職3年目の田地野先生です。

ICTを活用した授業を積極的にすすめています。

子どもたちも先生の用意した掲示物や電子資料をよく見て、テンポの良い授業について行っていました。

今日の授業は、若い先生方を中心に授業について学ぶための1時間でもあったので、先生方の参観もありました。

今、自分がすべきこと、考えるべきことが、はっきりしているときは、子どもたちの活動も活発に行われるものです。

今日の授業は「ご恩と奉公でバランスを取っていた鎌倉幕府が衰退していく様子」についてでした。

「がんばったら、ごほうび」という関係でがんばれていた武士が「がんばったのにごほうびがもらえないことに不満を募らせるといく」というような話を聞いていて、私は別のことを考えていました。

 

「がんばったらお小遣い」「がんばったらおもちゃ」「がんばったら旅行」など子どもたちのやる気を出させるために手を変え品を変えするご家庭での後苦労話を子どもたちから直接聞くことがあります。担任のころもありましたし、今もあります。

「ごほうびがなくなったらやる気がなくなる」のは武士も子どもも同じだろうなあと思っています。

ごほうび大作戦は手っ取り早いのですが、ずっと継続して行えないという点で、有効な手ではありません。しかも「ごほうび」という刺激は、少しずつ強く(大きく)していかないと効きめがなくなっていく分、やっかいなのです。

(写真はごほうびなど関係なく自分の学びのためにがんばる子どもたちの姿であり、後半の文章とは直接関係ありません。)

 

台風が遠くを通り過ぎたため、台風一過で暑く、晴れの1日、とはなりませんでした。すっきりしない1日でしたね。しかしながら、朝も帰りも、危険を伴うような暴風が吹き荒れていなかっのが幸いでした。

南部中体育祭(校長室より)

数日前の天気予報ではどうなることかと思っていた今日の天気。

体育祭日和でした。

南部中学校運営協議会委員として体育祭を拝見しました。

私が直接知っているのは1年生だけです。

半年前には小学校にいた子どもたちが、中学生として立っているのが不思議な感じでした。

そして、競技に向きあって明るく元気に取り組んでいる様子を見てとてもうれしくなりました。

今いる場所で一生懸命にがんばる、これはとても素敵なことです。

今日は暑く熱い半日になりました。

皆さんの今後の活躍を楽しみにしています。

2年生校外学習(校長室より)

2年生が校外学習でアンデルセン公園に行きました。

聞いたところによると、今日は15団体とのこと。子どもたちがたくさん来ていました。到着後、芝生広場にてクラスごとに写真を撮りました。天気に恵まれ、最高のスタートです。

その後、グループごとに、大滑り台やアスレチックへ向かいました。「1人で行かないでよー」「待ってよー」とあちこちで声が響きます。グループごとに動くことが大切ですが、はやる気持ちをおさえるのも大変です。

大きなけんかなどが起こることもなく、仲良く活動を楽しんでいる様子が見えました。

活動後は、少し早めの昼食です。添乗員の渡辺さんが荷物を持ったままダッシュをして場所取りに成功した「イベント広場」でお弁当を食べました。渡辺さんありがとうございます。

「校長先生、見てー」とお弁当を見せる子どもたちが何人もいました。みんな、楽しそう、うれしそうにご飯を食べていました。保護者のみなさん、朝早くからお弁当の準備をありがとうございました。

昼食後は室内での活動で、キャンドルを作りました。

作りましたというか、この↑かわいらしい卵形のキャンドルに飾り付けをしていく活動です。

ろうでできた色板を5つ選びます。指の熱で柔らかくなるので、こねこねしながら、ちぎったり伸ばしたりしながらつけていきます。

前もって、学校で設計図をつくっていたので、それを見ながら、思い思いの装飾を楽しみました。

良い思い出の品になりました。

外での活動中は暑さも感じましたが、水分を取りながら上手に遊ぶことができました。

人数確認も、担任が各所できちんと行い、無事に行って帰ってくることができました。いろいろな場面での、子どもたちの受け答えや反応が大変素直で、「どんどん写真を撮りたくなる」と、同行した写真屋さんがうれしそうに話していました。

校外学習は終わりましたが、校内学習はまだまだ続きます。今日の体験を生かしてさらに成長し、3月末に真の2年生となれるようがんばってほしいです。

引率の先生方、1日お疲れ様でした。

秋のような(校長室より)

今日は昨日までとは違い、とても過ごしやすい気温でした。

換気のために窓を開けていても、入ってくる空気はとても爽やかで、気持ちが良かったです。そのため、教室での子どもたちの様子も落ち着いていました。

前に立つ先生の方を向き、先生の指示を聞き、自分のするべきことに取り組んでいる多くの子どもたちを目にしました。

さすがですね。

秋は、実りの秋と言われます。今まで、こつこつとがんばってきたことが、実りとして、「できるようになった」と実感できるよう、子どもたちに根気よく関わっていきます。

子どもたちにも、簡単にあきらめたり、投げ出したりせずに、まずはやってみるの気持ちで取り組んでほしいと願いつつ、日々各クラス指導を続けています。

がんばれ、子どもたち。

今日も30℃越え(校長室より)

月曜日に掃除のことを載せました。
今日、昼休み直後に「掃除について」の呼びかけをしました。去年4回あった清掃を3回に減らしたけれど、一生懸命行えばきれいにすることはできる、みんなで学校をきれいにしよう、という内容です。


校長室掃除の6年生二人。

椅子を出そう、など声をかけながら仕事に取り組んでいます。関わり合いながらの仕事、お見事です。気持ちの良い仕事ぶりです。みんなに見てもらいたい。

学校生活はほとんどが教科の学習ですが、それ以外のこともあります。掃除とか委員会とか・・・。「伊藤はあいさつだけはいいな」とあいさつだけほめられていた私のような小学生もきっといるだろうな、これだけたくさん子どもがいるのだから。輝く場所は勉強というステージだけではありません。自分のがんばる場所を自分で見つけてがんばることだって大切なことです。(勉強しない言い訳みたい・・・。)

 

ここ数日、日中は暑い日が続いています。今日の午後1時ちょっと前の数字です。(上から熱中症指数、気温、湿度です。)湿度が低く、風も吹いていたので過ごしやすさは感じました。

暑い中でも、外で元気に遊ぶ子どもたちを見ているとそのエネルギッシュな活動ぶりに思わずこちらもうれしくなります。

外で、不特定多数で、男女関係なく遊ぶという経験は、小学校ならではではないかと思っています。そういう意味では貴重な体験です。

友達とお話をするも良し、本を読むも良し、休み時間の過ごし方はそれぞれで良いとは思いますが、お天気の良い日には外の空気も感じてみてはどう?とも思います。

丸つけ隊(校長室より)

昨年度、学校運営協議会委員の方々に校内の様子を見ていただいたときに、授業中に職員室に誰もいないことを驚かれていたのを今でも思い出します。

その瞬間は実際に誰もいなかったのですが、もともと小学校には中学校のような副担任というような立場の先生がいないので、人手に余裕がないのが当たり前、という状況です。もちろん、誰もいない時ばかりではありません。

 

今年度、本校には中学年(3、4年生)を見ていただいている少人数担当の先生や、算数を見ていただく市の先生、また、低学年(1、2年生)支援の市のサポートの先生がいらっしゃいます。

という事情で、今年度は高学年のサポートが薄くなっています。年間の勤務の時間数が決まっている県の学習サポーターの先生が土南部小学校に来ていただけており、1クラスが38人と本校でも最も多い5年生の教室の授業サポートをお願いしています。

それに加えて、少しでも、高学年のサポートをと考え、学校運営協議会で56年生の学習面でのサポートを提案させていただきました。

1学期の後半から地域の方々にしていただいているのが、子どもたちの解いたドリルやプリントの丸つけです。「丸つけ隊」と呼んでいます。今日はいつもより多くの方に来ていただきました。

今日もありがとうございました。職員が持続的に子どもたちの指導に当たっていくためにもお任せできることはお任せするという部分も必要になると考えます。引き続き地域のみなさんのお力をお借りして、子どもたちや職員を支えていきたいと思います。「地域の力を学校に」が合い言葉のコミュニティスクールです。また、よろしくお願いいたします。

おはなしジャングルと清掃(校長室より)

2学期の読み聞かせが始まりました。今日は1年生と2年生でした。

5教室、どの教室でも、穏やかな雰囲気で読み聞かせが行われました。

土日を超えたあとすぐの月曜日は、何となく落ち着かない空気になるのが小学校ではよくあることなのですが、この読み聞かせは、静かな1日のスタートにも一役買っています。

みんな静かにおはなしを聞けて素晴らしいぞ。

おはなしジャングルのみなさん、2学期もよろしくお願いいたします。

 

さあ、清掃の様子です。

6年生2名と一緒に、てきぱきと校長室の掃除を終わらせ、1階と2階の掃除の様子をダッシュで見に行きました。

うん、よくやっている児童が多いように見えます。この「やっているように見える」ということはとても大切なことです。

そもそも、やっているように見えないということは「やってないと思われても仕方ない」わけです。どんなにきれいにするぞ、真面目にやるぞと心で思っていても、ぞうきんを振り回していたり、友達とお話をしていたら、「やってないと思われても仕方ない」のです。人は行動で判断されるわけですからね。

今年度は、月水金の3日しか掃除がないので、その分、掃除を効率よくがんばってほしいな、と思っています。みんなで学校をきれいにしよう、と改めて水曜日に放送で呼びかけることにします。

 

 

姿勢など体の使い方(校長室より)

足の裏には「メカノレセプター」という全身のバランスを保つセンサーがあるそうです。

↑このように、足の裏を床やバーにピタッとつけることで、姿勢だけでなく書く文字など様々な学習活動に影響を与えるということなわけです。

低学年でよく聞く「グーペタピン」という合い言葉がありますが、このペタがそれにあたります。落ち着いた学びの第一歩として大切な部分と言えます。

 

 

 さて、地域にお住まいで、元校長先生だった松本先生に、夏休みに研修会の講師をしていただきました。(メカノレセプターという言葉も松本先生から以前学びました。)その研修でキーワードだった「ボディイメージ」。幼い頃からたくさんの生活経験の中で、少しずつ身についていくイメージ。「このあたりに袖を通す穴がある」とか「このあたりに自分の耳がある」というイメージです。

1歳ぐらいの子に洋服を着させようとしたときに、腕がなかなか上手に穴に通らずにいらいらしている様子。思い浮かびますか。ボディイメージ成長中ということです。これが身につくと、難なく腕が通るようになります。「自分の耳たぶを触ってください。」という松本先生の指示で、研修に参加した先生方がご自分の見えない耳たぶを無事に触っていましたが、ボディイメージが身についているということです。

以前勤務していた学校で、鬼ごっこ中に鉄棒をくぐろうとしておでこをぶつけるという事故が少なくなかった年がありました。そもそも鉄棒はくぐるものではないのですが、自分の身長でここをくぐるためには、どれくらい身をかがめれば良いか、まさにボディイメージです。身についている子とそうでない子で怪我をするしないがの分かれ目です。

机の下の床に落ちた消しゴムを拾って、頭を上げたら、後頭部を机にぶつけた、これもボディイメージで、ぶつけない子とぶつける子がいます。

このボディイメージは、小さいときに、生活や遊びの中で、寝たり立ったりくぐったり飛び降りたり回ったり・・・たくさんの動きの中で身についていく大切なものです。

 

体幹もその1つです。

「良い姿勢をしましょう」という指示があって、本人のやる気があっても、それを保持していくためには、体幹が必要になります。体幹を鍛えるための遊びとして「ラインの上をはみ出さないように歩く」とか「けんけんぱ」とか様々な遊びが紹介されているサイトを見たことがあります。物がなく、体を使って遊ぶしかなかった私たち世代にとっては日常の遊びの中でいつの間にか鍛えられていたものなのだなあと思います。

特別支援学級では2学期からバランスボールを取り入れました。椅子の代わりに使うこともあります。一見、逆に落ち着かないのではないかと思ってしまいますが、鍛えながら学ぶと言うことで効果があるようです。

自分が小学校時代、姿勢が悪くて1m物差しを背中に突っ込まれていた友達を見たことがありますが、そういうことで改善するわけではないってことですね。体を使う遊びの中で体を鍛える、いつの間にか鍛えられてることがとても大切って話です。体を使って遊ぶことって大事なんですね。