柏市学校図書館紹介blog

市内小中学校63校の学校図書館活用の様子を紹介しています

心豊かで,自ら学び,考えられる豊小学校図書館


豊小学校図書館のカウンターです。ビニールカーテンを用務員さんたちが
素早く設置してくださいました。
足元にはソーシャルディスタンスがとれるように,足形のマークを
貼っています。

カーペットスペースの周りに9類の読み物の書架があります。
歴代の壁画装飾のボランティアさんたちのおかげで
季節感のある明るくて楽しい空気に包まれている
スペースです。


課題図書と,授業で利活用するために先生方からリクエストいただいた本が
到着しました。残念ながら,今年度は味見読書を伴う新刊展示会の実施が
困難なので,すでに貸出をスタートしています。

休み中に3年生が,2年生におすすめしたい本の紹介を書いてくれました。
本を読んで自分の思いを言葉や絵で的確に表現できている子がいました。

全てのクラスのオリエンテーションが終わりました。学年によって,
図書館地図,図鑑,分類,情報ノートなど学ぶことはそれぞれです。

これまでとは使い方が大きく異なりますが,豊小のみなさんが,
本や新聞などの資料にたくさん目を通して,事実や多様な考え方があることを
知って,自分の考えを深めていける。そんな場所であり続けられるように
場を整えて,来室を待っています。

学びに役立つ図書館! 田中北小学校

 田中北小学校図書館では、新しいルールをみんなで守りながら読書ができるように心がけています。



 休校中の5月中旬、児童の「本を読みたい!」保護者からの「読ませてあげたい!」という声にこたえるため、感染防止対策を徹底し3日間の期間を設け、本の貸出(おすすめ本のセット貸出「本とのであい便」)を実施したところ、保護者同伴のもと4割強の児童が貸出に来校し、子どもたちの読書への関心がとても高いと感じました。6月の学校再開後もできる限りの対策を考えて、前に進んでいます。

 図書室への入室前後はしっかりと手洗いをして、3密にならない利用を行っています。



 読書センターとして
 田中中学校区での共通の読書活動、思いやりの心を育む「田中スタンダード本」・「知識の宝箱」(読書記録)も今年で5年目を迎え、読み継がれてきたロングセラーを学年に合わせて読み進めます。
 新1年生は分散登校期間に、さっそくオリエンテーションを実施しました。図書室の使い方を覚えて、楽しそうに本を選び、夢中でページを開いたりめくったり…。いつの日か、今の6年生のようにビブリオバトルで盛りあがるほど本を好きになれるよう、「大切な1冊」にであえる場所でありたいと考えています。



 メディアセンターとして
 北小では、8.9類のある教室の隣に0から7類までの書架をそろえたパソコンルームがあり、PCと本を併用した調べ学習ができる環境が整っています。
 どこにどんな本があるのか、調べ学習をしながら身につけ、さまざまな情報を選んで読み取れるよう指導しています。柏市で実施されている「柏市 図書館を使って調べる学習コンクール」へ積極的に参加する児童も増え、毎年 柏市代表として全国コンクールにも出品されています。





 単元に合わせた授業での活用も、次々と始まっています。
 1年生 「おはなしたくさんききたいな」
     読み聞かせで感じたこと、心に残った場面を書きました。
 2年生 「すみれとあり」「生き物クイズを作ろう」
     4類の本を毎日1冊自宅学習に役立て、授業でクイズを考えました。
 3年生 「発見ノートを作ろう」
     図鑑などを用いて、ふしぎに思ったことを調べています。
 4年生 「落語」落語絵本を用いて担任による実演動画を作成しました。
                  漢字辞典を使い、辞書引き練習もしています。
 5年生 新聞のつくりや見出しについて学びました。
     図書室の新聞を活用し、各々がまとめた「情報ノート」を掲示します。
 6年生 「私の枕草子」や随筆を書くことで、自分の考えを表現しました。
     新聞を使った学習も進めています。      

 新しい様式に沿って、今後も各学年のニーズに対応できる「学びに役立つ図書館!」を目指しています。

休校明けの学校図書館の様子

柏市内の学校は6月1日より再開し,分散登校が始まりました。
学校図書館では,柏市教育委員会指導課から出された「学校図書館の活用における基本的な考え方」に基づき,感染症対策(手洗い・咳エチケット・入場制限・時間制限等の実施)を徹底したうえで貸出を実施することとしました。

<学校図書館における対策>
① 入室前後の手洗い,または手指の消毒   
② 入室制限の実施や身体的距離を確保した座席の配置
③ 開館中の換気
④ 入口・出口の明示やカウンター前の並び方,館内一方通行などの工夫
 (床にルートや足形)
⑤ 本はブックトラックや返却ボックスに返却後,本の消毒,または本の隔離
 (本の隔離を行う場合は,1日から2日程度)

以上を指針とし,各学校の状況に合わせて対策を行っています。
子どもたちの学びの場であり,憩いの場でもある学校図書館が安全であるようにさまざまな取り組みがなされています。


<例>図書室入り口(小学校)


<例>返却用ブックトラック(中学校)


<例>身体的距離をとるための表示(足形)


<例>椅子の数を減らした図書室


<例>対面を避けるため机を入れ替えた図書室
   カウンター前は身体的距離を保って並びます。

休業中の取り組み

 新型コロナウイルスの影響で先の見えない年度始まりとなりました。
 臨時休業中は各学校の状況に合わせて,学校図書館としてできることに取り組んでいます。
 
 小学校では,学童ルームを利用する子どもの居場所づくりに貢献しています。学校図書館を開放し,学校図書館指導員が読み聞かせを行うなどしています。
 また,中学校では登校日を利用して本の貸出を行っているところもあります。事前に本をリクエストできるシステムを採用するなど,新たな試みもみられます。
(いずれも,3密対策のための工夫をしたうえで行っています。)
 
 現在,6月からの学校再開に向けて,学校図書館内外の環境整備や購入図書の選定,教科書研究など準備を進めています。
 児童・生徒が笑顔になるような,学びを支える学校図書館を目指して!

WEB会議

○WEB会議(第1回学校図書館指導員研修に替えて)
 4月6日(月)に第1回学校図書館指導員研修となるWEB会議が行われました。
 (指導員はZOOMを使用してそれぞれの勤務校から参加)
 指導課の鈴木先生からは今年度の研修体制や勤務,服務についての説明がありました。また,笹間コーディネーターからは「学校図書館指導員として大切なこと」として,図書館活用のための具体的な方策が示されました。続いて大野アドバイザーからは学校図書館指導員の実務についてお話がありました。
 ※1学期に予定していた第3回~第6回学校図書館指導員研修は中止となりました。