柏市学校図書館紹介blog

市内小中学校63校の学校図書館活用の様子を紹介しています

読書の秋の始まりです!



学校図書館も秋仕様に模様替えして、みんなをお迎えします。

全国「読書週間」(10/27~11/9)に合わせて,柏市の小中学校でも
さまざまなイベントが行われています。





図書委員会を中心に企画した「読書deビンゴ」や
「おすすめ本のポップコンテスト」「図書館クイズ」
「図書委員の読み聞かせ」など楽しいイベントが盛りだくさんです。


〈おすすめ本のポップコンテスト 〉




本の魅力を伝えるポップのコンテストです。毎年力のこもった作品が
たくさん集まります。
今年はどの本のポップが選ばれるでしょうか?

〈新刊展示会 〉



読書に最適な季節にたくさんの本を読み,大切な一冊に出合って
ほしいです。

2学期が始まりました  西原中学校図書館

824日,2学期が始まりました。

コロナウィルス感染拡大防止のため,西原中学校では曜日別貸出を行っています。

今までのように毎日図書館に通えなくなってしまいましたが,ルールを守って図書館を利用しています。

 

-オリエンテーションを行いましたー


1年生のオリエンテーションでは,学校図書館の約束や貸出・返却,分類についての説明を行い,「本との出会いカード」の記入をしました。「小学校の頃よりも図書館のしくみや本のことがわかった」「これから本を借りてみようと思った」という感想がありました。コロナ感染が収まってくる日が待ち遠しいです。

 


オリエンテーションの後半は,戦争をテーマにブックトークを行いました。「広島原爆の日」に起こったことを取り上げました。国語科の先生方からも本(「かわいそうなぞう」)を紹介していただきました。今年は終戦から75年です。「ベンチ」を学習した1年生には,戦争について深く考える時間にもなりました。

 

-わかばクラスのみなさんとともに-


西原中学校では、毎週金曜日の3時間目にわかばクラスの授業を行っています。

年中行事や今学習していることについて,本を見て知り,実習につなげていっています。読み聞かせの時間には,季節に合わせた本(「やさいのおしゃべり」)や昔話(「鬼といりまめ」)などを読んでいます。

 

9月になり,新しい本が届きました。コロナ対策を取りながら,新刊本を紹介していく予定です。これからも西原中学校のみなさんにとって本が身近な存在になるように,学校図書館館長,司書教諭,図書館指導員が連携し,学校図書館活用を推進していきます。

1学期の学校図書館活用

 学校再開後の学校図書館は、新しい様式に沿って様々な学習支援を実施しました。子どもたちの新しい発見や学びのために、図書館指導員は教科について担当教諭との情報交換や授業の打ち合わせを繰り返しながら、支援を行っています。

 <授業支援の様子>

  ●中学1年生 国語「ベンチ」の学習 (手賀中学校)
  
 中学校では、1年生国語「ベンチ」の学習で、ユダヤ人迫害に関する図書を読みました。図書館指導員は、準備した本の背ラベルにある分類番号について紹介し、歴史(2類)や文学(ノンフィクションや手記 ・9類)など、いろいろな本があることを伝えました。先生からは、様々な分類の本にふれるよう指導があり、生徒は読んだ本から知り得た情報などをワークシートに書きこんでいました。

 ●小学4年国語「漢字辞典の引き方」の学習 (松葉第二小学校)
   
 4年生は、1学期に図書館の分類を学んだり、漢字辞典や百科事典の引き方について学習しています。

 また、 小学校では、授業支援と並行して小学5年生を対象に「柏市子ども司書養成講座」を実施しています。読書好きな児童が集まり、司書に関する知識と実務を年間を通して全10回の講座で学びます。

 ●ブックトークや、ポップの書き方について学んでいる様子 (松葉第二小学校)
 
 
 昨年度「子ども司書講座」を受講した児童・生徒は、柏市立図書館が主催する「夏のおすすめ本 おびコレ2020」に向けて、作品作りを行いました。
 今年は「元気になれる本」をテーマに、おすすめの1冊に帯をつけました。
 市内27校の生徒・児童による87作品(本の帯)が本とともに展示され、市民のみなさんに貸し出されます。
 
    ●小学6年生の作成した帯 (田中北小学校)
   
 
 「夏のおすすめ本 おびコレ2020」
 期間 令和2年8月12日(水) ~ 9月9日(水) 
 会場 柏市立図書館(本館)1階
 
  2019年度の「おびコレ」の様子

夏休み前のお楽しみ「新着本の展示会」

 柏市の学校図書館では、夏休みの本の貸出が始まりました。
 今年はいつもより短い夏休みとなりますが、1学期は梅雨が長く続いたこともあり、休み時間等の利用者も増え、読書を楽しむ姿が多くみられます。児童や生徒がいつでも安心して図書を利用できるよう、各校で感染防止策のガイドラインを確認しながら、さまざまな活動をすすめています。図書室では通常6人掛けのテーブルを3人や4人掛けとしたり、長机やパーテーションを利用するなど、人との距離を確保する工夫が引き続き行われています。

 <新着本展示会の様子>
  手賀中学校
 新しい本が入り、新着本展示会を行いました。
国語の授業の中で少しずつ読んでみる「味見読書」を実施しながら、1テーブルずつ、6つのテーブルを回ります。新着本は分類ごとにまとまっているので、普段あまり手にとらないジャンルの本にもふれることができると、児童や生徒に好評です。
  柏第六小学校
 読み物に加えて、調べ学習用の本もたくさん揃えています。
 
 
  酒井根小学校
 
 新着本展示会は、いろいろなジャンルの本を手にとることができるので、みんなワクワクしながら図書室にやってきます。貸出は、全校児童が見た後のお楽しみなので「あぁ、この本早く借りたいなぁ」と、お気に入りを次々と見つけます。
今は、読書感想文や自主学習などの夏休みの課題に向けた本を選ぶ児童や生徒が増えています。

新しい生活様式の中,今できることを。高柳西小学校図書館

通常登校が出来るようになって間もなく1か月。
新しい生活様式の中で模索の続く高西小です。

★図書委員会始動



委員会活動が再開され,今年度の図書委員会メンバーが集まりました。

休み時間の図書館は閉館されていますが,中では書架の整理や環境整備を行っています。もちろん手袋をつけて行い,手洗いもしっかり行います。
高西小では,各学期ごとに図書委員会さんの選書で各クラス20冊ずつ貸出しを行っています。
学年に合わせた選書をするのは難しいことですが,悩みながらもバランスよく選書することが出来ます。みんなが楽しんでくれることを願って,今年も頑張ります!


★調べ学習

調べ学習をどう行っていくか。高西小でも模索が続いています。

対面を避けるためにテーブルを撤去した図書館での調べ学習は難しい状況ですが,
あらかじめ本のニーズを細かく把握し,教室やパソコンルームに持ち込むことで
本を使った調べ学習を続けています。
2年生は本を使って,一人ひとり違う生き物クイズに挑戦しました。
楽しいクイズに大盛り上がりの2年生でした。


★6年生の精読タイム

40分間,先生以下全員が全く喋らない精読タイム。


先生も児童も,とにかく読んで読んで読みまくるのです。
この時間を過ごす児童たちは,3月までに選ぶ本が全く変わり、読書量が確実に増えます。本を選ぶことにも時間をかけなくなります。
友達を見て,先生を見て,だんだんと読書の幅を広げて深めていくようです。
高学年でこうした時間を取る先生は少ないように思いますが,効果は絶大です。
心落ち着く読書の時間を通して,いろいろな本との出会いを楽しんでもらいたいと思います。


★鳥肌が立ちます!お話ボランティア

高西小の文化のひとつに「文庫もみの木」というボランティアさんがいます。
おはなしのろうそくに火を灯し,何も見ずに語られるお話の数々。
抑揚をつけて語られるお話は,時には面白く、時には怖い。
子どもたちは,1年に1度その世界に浸らせてもらってきました。
今年は残念ながらその機会はありません。
一日も早く,また子どもたちにお話の楽しさを味わえる日が来ることを切に願っています。

新しい生活様式の中で模索は続きますが,今できること考え,子どもたちと本を繋ぐお手伝いを続けていきます。

心豊かで,自ら学び,考えられる豊小学校図書館


豊小学校図書館のカウンターです。ビニールカーテンを用務員さんたちが
素早く設置してくださいました。
足元にはソーシャルディスタンスがとれるように,足形のマークを
貼っています。

カーペットスペースの周りに9類の読み物の書架があります。
歴代の壁画装飾のボランティアさんたちのおかげで
季節感のある明るくて楽しい空気に包まれている
スペースです。


課題図書と,授業で利活用するために先生方からリクエストいただいた本が
到着しました。残念ながら,今年度は味見読書を伴う新刊展示会の実施が
困難なので,すでに貸出をスタートしています。

休み中に3年生が,2年生におすすめしたい本の紹介を書いてくれました。
本を読んで自分の思いを言葉や絵で的確に表現できている子がいました。

全てのクラスのオリエンテーションが終わりました。学年によって,
図書館地図,図鑑,分類,情報ノートなど学ぶことはそれぞれです。

これまでとは使い方が大きく異なりますが,豊小のみなさんが,
本や新聞などの資料にたくさん目を通して,事実や多様な考え方があることを
知って,自分の考えを深めていける。そんな場所であり続けられるように
場を整えて,来室を待っています。

学びに役立つ図書館! 田中北小学校

 田中北小学校図書館では、新しいルールをみんなで守りながら読書ができるように心がけています。



 休校中の5月中旬、児童の「本を読みたい!」保護者からの「読ませてあげたい!」という声にこたえるため、感染防止対策を徹底し3日間の期間を設け、本の貸出(おすすめ本のセット貸出「本とのであい便」)を実施したところ、保護者同伴のもと4割強の児童が貸出に来校し、子どもたちの読書への関心がとても高いと感じました。6月の学校再開後もできる限りの対策を考えて、前に進んでいます。

 図書室への入室前後はしっかりと手洗いをして、3密にならない利用を行っています。



 読書センターとして
 田中中学校区での共通の読書活動、思いやりの心を育む「田中スタンダード本」・「知識の宝箱」(読書記録)も今年で5年目を迎え、読み継がれてきたロングセラーを学年に合わせて読み進めます。
 新1年生は分散登校期間に、さっそくオリエンテーションを実施しました。図書室の使い方を覚えて、楽しそうに本を選び、夢中でページを開いたりめくったり…。いつの日か、今の6年生のようにビブリオバトルで盛りあがるほど本を好きになれるよう、「大切な1冊」にであえる場所でありたいと考えています。



 メディアセンターとして
 北小では、8.9類のある教室の隣に0から7類までの書架をそろえたパソコンルームがあり、PCと本を併用した調べ学習ができる環境が整っています。
 どこにどんな本があるのか、調べ学習をしながら身につけ、さまざまな情報を選んで読み取れるよう指導しています。柏市で実施されている「柏市 図書館を使って調べる学習コンクール」へ積極的に参加する児童も増え、毎年 柏市代表として全国コンクールにも出品されています。





 単元に合わせた授業での活用も、次々と始まっています。
 1年生 「おはなしたくさんききたいな」
     読み聞かせで感じたこと、心に残った場面を書きました。
 2年生 「すみれとあり」「生き物クイズを作ろう」
     4類の本を毎日1冊自宅学習に役立て、授業でクイズを考えました。
 3年生 「発見ノートを作ろう」
     図鑑などを用いて、ふしぎに思ったことを調べています。
 4年生 「落語」落語絵本を用いて担任による実演動画を作成しました。
                  漢字辞典を使い、辞書引き練習もしています。
 5年生 新聞のつくりや見出しについて学びました。
     図書室の新聞を活用し、各々がまとめた「情報ノート」を掲示します。
 6年生 「私の枕草子」や随筆を書くことで、自分の考えを表現しました。
     新聞を使った学習も進めています。      

 新しい様式に沿って、今後も各学年のニーズに対応できる「学びに役立つ図書館!」を目指しています。

休校明けの学校図書館の様子

柏市内の学校は6月1日より再開し,分散登校が始まりました。
学校図書館では,柏市教育委員会指導課から出された「学校図書館の活用における基本的な考え方」に基づき,感染症対策(手洗い・咳エチケット・入場制限・時間制限等の実施)を徹底したうえで貸出を実施することとしました。

<学校図書館における対策>
① 入室前後の手洗い,または手指の消毒   
② 入室制限の実施や身体的距離を確保した座席の配置
③ 開館中の換気
④ 入口・出口の明示やカウンター前の並び方,館内一方通行などの工夫
 (床にルートや足形)
⑤ 本はブックトラックや返却ボックスに返却後,本の消毒,または本の隔離
 (本の隔離を行う場合は,1日から2日程度)

以上を指針とし,各学校の状況に合わせて対策を行っています。
子どもたちの学びの場であり,憩いの場でもある学校図書館が安全であるようにさまざまな取り組みがなされています。


<例>図書室入り口(小学校)


<例>返却用ブックトラック(中学校)


<例>身体的距離をとるための表示(足形)


<例>椅子の数を減らした図書室


<例>対面を避けるため机を入れ替えた図書室
   カウンター前は身体的距離を保って並びます。

休業中の取り組み

 新型コロナウイルスの影響で先の見えない年度始まりとなりました。
 臨時休業中は各学校の状況に合わせて,学校図書館としてできることに取り組んでいます。
 
 小学校では,学童ルームを利用する子どもの居場所づくりに貢献しています。学校図書館を開放し,学校図書館指導員が読み聞かせを行うなどしています。
 また,中学校では登校日を利用して本の貸出を行っているところもあります。事前に本をリクエストできるシステムを採用するなど,新たな試みもみられます。
(いずれも,3密対策のための工夫をしたうえで行っています。)
 
 現在,6月からの学校再開に向けて,学校図書館内外の環境整備や購入図書の選定,教科書研究など準備を進めています。
 児童・生徒が笑顔になるような,学びを支える学校図書館を目指して!

WEB会議

○WEB会議(第1回学校図書館指導員研修に替えて)
 4月6日(月)に第1回学校図書館指導員研修となるWEB会議が行われました。
 (指導員はZOOMを使用してそれぞれの勤務校から参加)
 指導課の鈴木先生からは今年度の研修体制や勤務,服務についての説明がありました。また,笹間コーディネーターからは「学校図書館指導員として大切なこと」として,図書館活用のための具体的な方策が示されました。続いて大野アドバイザーからは学校図書館指導員の実務についてお話がありました。
 ※1学期に予定していた第3回~第6回学校図書館指導員研修は中止となりました。