柏市学校図書館紹介blog

市内小中学校63校の学校図書館活用の様子を紹介しています

知るって楽しい! 中原小学校

 中原小学校は,柏市南部の緑豊かな環境にあります。時々,珍しい虫が来訪!

その度に,図鑑で特性などを調べる子どもの姿もみられます。不思議だな?と思ったこと,

もっと知りたいと思ったことは,学校図書館で解決!たくさんの本が待っています。

 

【2つの図書館で学習します】

 『第一図書館』

  3年生~6年生が使用します。

 

   秋の読書月間に合わせて,新着本展示会を

  行いました。今年は,主にSDGsや理科,

  社会で調べる本,国語や道徳の関連本などが

  入りました。全クラスが来館し,味見読書で

  多くの本と触れ合うことができました。

  

 

 

          

 

  

 『よむよむランド』

  1,2年生が使用します。

 

   低い書架が新しく入り,少しリニューアル!

  入口には,きちんと脱いで揃えた上履きが並び,

  よむよむタイムが始まります。小さいながらも

  0類~9類が配架された図書館で,学年に合わせた

  テーマを持った授業が展開されています。  

    

  【楽しかったね!読書会】

  柏市では,読書会用の本として数種類,各40冊を借りることができます。ひとり

 1冊の本が手元に渡り,ゆっくりページをめくりながら,読み進めていきます。挿絵で

 気が付いたこと,好きな場面,主人公や友だちの気持ちの変化など,感じたことを

 伝え合うことができました。この経験が,学年が上がり『おすすめ本の紹介』や

 『ビブリオバトル』につながっていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【大好評!図書委員の読み聞かせ】

  1~3年生向けに,本の紹介も兼ねた読み聞かせの企画です。読む本は,自分が読んで

 おもしろかった懐かしい本や,今年購入の新しい本など,よく選ばれていました。読み

 聞かせ方を学び,リハーサルを重ね,本番です。少し緊張の様子!聞き手の子どもたちも

 心の中で盛り上がっていたのかな?とても楽しんでいました。

 *翌週からは,校内のクラス配信で行いました。

 

  

 

 

 

 

 

 

 

【蔵書点検】 

  今年は3年ぶりに図書館全冊の蔵書点検を行いました。図書館ボランティアの方々の

 ご協力を頂いて,2つの図書館に分かれて1冊ずつ本のバーコードを読み取っていきます。

 この作業で不明本を把握し,校内に伝えることで,学校のみんなの本が正しい場所にある

 ことの大切さがわかりました。また,ボランティアの方々から「この本を子どもに読ませたい」

 との声も。学校の蔵書を知ってもらう機会にもなり,ご家庭で本の話題になったようです。

 

  

 

      

 

 

 

 

 

 

 

  分散開館など,学校図書館も制限がある中,教室では,並行読書や調べ学習が進んでいます。

 多くの本が学年の廊下のブックトラックに並び,PCとの併用で単元の理解も深まっています。

 調べたことをまとめる力もついてきました。読んで知ることは,とても楽しいですね!

  いつも中原小学校図書館は,興味や好奇心を持って学ぶ子どもたちを応援しています。

               

GIGAスクールの役割を担う学校図書館  手賀中学校

手賀沼の南部に位置する手賀中学校は,開校75年を迎えた歴史と伝統がある中学校です。

学校図書館は2階のほぼ中央にあり,蔵書数は約8,000冊,館内を見渡せる明るい図書館です。

★パソコンと図書の特性を生かした授業★

GIGAスクール構想が始まり,一人一台端末が配られた今年度,手賀中学校はGIGAスクール研究校として,

パソコンを積極的に活用する授業が行われています。

調べ学習では,パソコンだけでなく図書も併用することで,より確かな情報を得ることができます。

「図書館を使った調べる学習コンクール」には40人以上の生徒が作品を応募し,

図書とインターネットを上手に活用して調べました。

 

★NIEの取り組み★

全校生徒が通る2階の共有スペースに,新聞が配架されています。

毎日,日直の生徒が気になる記事を選び,要点や感想を記入して掲示します。

新聞活用学習として昨年度より継続しての取り組みです。

新型コロナウイルスやSDGsに関する記事が多く取り上げられます。

北京冬季オリンピックの期間は嬉しいニュースが並びました。

 

★図書委員会の活動★

図書委員は各学年2人,計6人で活動しています。

日々の貸出当番・学級文庫の管理のほか,「今日は何の日?」(記念日)を調べて廊下に掲示しています。

どの日も様々な記念日があり,何を選ぶか図書委員のセンスが光ります。

 

3年生が卒業する日が近づいてきました。

新しいステージへ進む3年生に,エールを送る本を図書委員と一緒に選びました。

「勇気が出る本」「社会を知る本」「悩んだ時に支えになる本」が並びます。

 

うれしい時もつらい時も,読書は自分を支えてくれます。

人生をより豊かにする本や情報と出会える場となるように,

時代の変化に合わせて手賀中学校図書館も成長していきます。

夢と不思議を見つけよう,広げよう! 藤心小学校

◆ようこそ,藤心小図書館へ!◆

 藤心小は児童数361人,まわりを緑に囲まれた静かな環境にあります。

 図書館は1階の職員室の向かいに位置しています。

◆しげったかな?読書の木◆                      

 読書の記録の枚数によって,「読書の木」の葉の色が変わって

 いきます。

 たくさん読んだ人は,「殿堂入り」に掲示されます。

 自分のおすすめ本を持ってにっこりポーズ!みんなの笑顔が新鮮です。

 

 

  

 ◆給食コラボ◆

  栄養士の先生と相談して行っているおはなし給食のほかに,

  1月の「全国学校給食月間」では,地域の特色あるメニューに

  合わせて,地理関連の本を展示しました。

  立ち止まって読んでいる児童も多かったです。

 

 

 

◆活躍しています,図書委員会◆        

 委員会の開催回数は限られてしまいましたが,図書委員は

 貸し出し返却の他に,各学年のブックトラックへの本の移動,

 学習に使った本の返却,POP作り,本の修理と活躍しています。

 

 

 

 

 

◆調べ学習◆

 4年生国語「『便利』ということ」では,本とクロームブックを並行して

 自分の調べるテーマについてまとめました。

 6年生国語「伊能忠敬」でも,自分の読んだ伝記の人物について,

 年表や生き方,残した言葉などをわかりやすくまとめて発表していました。

 これからも,”夢と不思議”を見つける手助けのできる図書館をめざしていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

第3回司書教諭・学校図書館指導員合同研修

・1/18(火)に,TeamsによるWEB研修が実施されました。

【研修①】

・柏市学校図書館コーディネーターの笹間先生より,「本とインターネットの併用について」の

講義がありました。

 

【研修②】

講義「学校図書館における著作権について」

教育出版株式会社 第二営業部 竹村 尚 氏

・著作権の基礎基本,著作権法第35条についてご講義をいただいた後,

実際の教育現場の事例を基に,演習問題の回答を丁寧に教えてくださいました。

 5つのキーワードの視点を考慮することが大切だと学びました。

貴重なお時間をありがとうございました。

【研修③】

調べる学習コンクール総括

・指導課太田真子先生より,柏市のエントリー情報や審査の様子,来年度に向けてより良い

調べ学習のアドバイスをいただきました。速報として,文部科学大臣賞を受賞した作品の紹介

がありました。

【研修④】

・中学校区ごとに用意されたチャネルを使用し,司書教諭の実践報告会が実施されました。

学校図書館を活用した授業を発表したり,自校の取組を紹介したりしました。報告後は交流の時間

があり,様々な質問や意見を交換できる,貴重な機会となりました。

 

・一人一台端末での学びが始まり,日常的な活用の中で,著作権の取扱いを意識していかな

くてはならないと実感した研修でした。

 

トレジャーハンター土っ子

 土小は2021年大規模工事が終了し,学校図書館もリニューアルしました。

新しい昇降口を入ってすぐ右に進み白木の引き戸を開けるとそこは教室3つ分の

広さがある明るい図書館です。

25年ほど前に,これからは図書館が大事だ,という事から3つの教室を一つにする

ように改装されました。

小上がりになっている畳敷きには絵本が並んでいます。上履きを脱いでのんびりと

読書を楽しむことができます。土っ子デッキ(ウッドデッキ)にもつながっており

日当たりがとてもよく,晴れた日にはデッキでのんびりと本を読む姿もあります。

 

 

真ん中の部屋は主に物語の本,

さらに進むとテーブルと椅子のある調べ学習の部屋があります。

今年度より一人一台の端末を持って図書館に来る姿も当たり前になりました。

パソコンで調べながら本でも調べてみることで情報の裏付けができます。

中には「本のほうが早くてわかりやすい。」という声も聞こえてきます。

 

本を活用した授業の作品も図書館に並んでいます。

 

 

その中で土小の特徴の一つに「こどばの宝箱」があります。

本を読んで「だれかに伝えたい言葉」「つらい気持ちが消える言葉」「心があたたかくなる言葉」

「勇気をもらえる言葉」を見つけたらカードに記入,

せっかく見つけた素敵な言葉を土っ子のみんなで共有しようという取組です。

毎学期末に各学年ごとに優秀賞を選び表彰します。

本には知識の宝,心を豊かにする宝がたくさん詰まっています。

図書館にあるこの宝物を探す,トレジャーハンターたちトレジャーハンターたち,今度はどんな宝物をみつけるかな?