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6月も終わりです!

 今日で6月も終わります。入学式で始まった6月、分散登校や給食開始、そして15日からは一斉登校開始と、やはり「どうなるんだろう?」という不安な中でのスタートでしたが、何とか1か月が大きな事故やケガ等もなく過ぎました。ホッとするのは子供たちの表情です。マスク越しではあるものの、始めの頃に比べて慣れもあるのでしょうが、声も出るようになり、「静かに!」という声かけも聞かれます。休み時間には黄色い帽子をかぶった1年生が楽しそうに校庭で遊び、「先生、今日は遊べる日?」という外遊びを望んでいる声も聞かれます。委員会活動に取り組む子供たちの姿も嬉しい光景です。そして6年生の、1年生をサポートする姿。「6年生への道」が休校により、中途半端になってしまった子供たちです。それが今、給食時間になると意欲的に取り組み、「6年生の皆さん、ありがとうございました!」という1年生のお礼に、嬉しそうにしている6年生を見ると、こちらも嬉しくなり、ホッとします。「先生、うちの子、『今日は1年生のお世話があるんだ』と早く登校したんです」と、嬉しそうに話してくださるお母さんもいました。
 一方では、まだまだ不安の大きい子供たちもいます。それは学級に馴染めない、意欲がわかない、元気がないなどの姿に出ていると思います。低学年児童から「お家に帰りたい」という声を聞くことがあります。休校で3か月も自宅での生活を楽しんでの学校再開です。まだ慣れていない、学校の楽しさを味わえていない、安心できない、…と考えられます。今までは5月末の運動会がきっかけとなり学校の楽しさを感じたかもしれません。また経過する時間で解決してきたかもしれません。それを今年は私たちの工夫と家庭との連携で乗り越えなくてはいけいないと感じています。例年のように7月の個人面談はありませんが、随時、子供たちの気になる点についてはお知らせいただき、場合によっては面談を実施することもできます。ぜひ、連携させてください。
 今月を振り返って、お願いがあります。「昨日は22名、本日は30名」これは検温忘れ、カード忘れの状況です。「月曜日だから仕方がない…」これはわかりますが、この状況を何とかしていきましょう。朝、忘れた子供たちは申し訳なさそうに「検温してください」と、職員に来ます。この子供たちに自身を持たせるためには忘れない状況にしていくことです。「忘れ物がない」ことは嬉しいもの。ぜひ、「できた!やった!」喜びを味わわせるために、「検温&カード忘れ」が今以上に減るようにご協力をお願いします。
 昨日、メールでお伝えしたように「7/1から登下校中はマスクを外してもよい」ということに、富勢地区4校で取り組むことになりました。「今年の夏は気温が高い」という予報もあり、1学期終了時まで熱中症が心配されるため、その取組の1つです。「公共の場でマスクを外すことについては近隣を含め、多くの方々の理解が必要」ということで4校で協議し、一斉の取組として理解を図ろうという意味合いもあります。ただ学校では今まで通りのマスク着用は継続します。今までは自宅からマスクをしてきたので、学校に着いて「あっ、マスク忘れた!」ということにならないように、ランドセル内への予備マスク保管もぜひ、お願いします。感染症による対策として持ち物が増えました。でもとても必要なものばかりです。ピンチをチャンスに!…「大事なものを自覚することで、忘れ物を減らせる子に!」していきましょう
 明日からの7月、「慣れ」をいかして、少しでも充実感を味わえるようにしたいと思います。