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5/9の学校では ……。

 午後からは天気予報通りに、雲が広がり、小雨もぱらつく天候になりましたが、朝のまぶしい光には春、真っ盛り!…そんな思いになりました。こんな良い天気の朝を、子供たちと共有できないのは本当に残念です。3日に7日からの休校が決まり、6日の始業式。ポスティング、個人面談、入学式の準備を進めていたところに、7日の臨時校長会があり、5/6までの休校を告げられました。世の中の状況が良くない方向に変化していることは誰もが感じるところ。市内の小中学校の校長も、うなずきながら聞いている姿がほとんどでした。「せめて入学式は」という思いもありましたが、集まることに危機感を抱く保護者も多いはずです。「どうやって入学式延期を知らせ、配付物を渡すか」ということに切り替えて考えました。
 昨日、8日の学校では、職員がポスティングの準備をして9時頃から出かけていきました。自転車だったり、車だったり、歩いてだったり。転入職員は学区内が不慣れなため、複数でポスティングに回ったとのこと。16時頃までかかっても終わらず、今日の持ち越した職員もいました。そのポスティングと同時進行で、1年生担任はそれぞれの学級の、まだ見ぬ子供たちの家庭に電話連絡をしました。入学式が延期したこと、所属学級と出席番号、担任紹介、そして配付物の受け渡しについての内容です。「入学式の延期にはがっかりしているだろうな…」そんな思いで電話をかける職員の気持ちはきっと重かったはず。でも電話の様子からはそんな雰囲気は感じることはなく、「わざわざありがとうございます」「頑張って」と、様々な声かけをしていただいたとのこと。30名以上の家庭に連絡するのは大変なことでしたが、ホッとする担任の様子を嬉しく思いました。このような状況の中、電話を通じて1年生の保護者の皆様とつながれたことはとても貴重であり、「よし!この子供たちのために」という私たちの思いは高まりました。
 そして今日は明日の受け渡しの準備。6日に6年生が並べてくれたイスはそのままの体育館に、間隔をとりながらクラスごとの受付を設置、袋詰めした配付物を並べました。シートを敷いて土足のまま歩けるようにし、交錯しないように3つの動線を分けました。壁に装飾があったり、イスが並べてあったりするので、「ここで入学式をやるんだ」そんな思いにはあるはずです。10時から3つの区分に分け、受け渡しを行います。もしかしたら入学する子供たちも一緒に来るかもしれません。配付物や体育館の雰囲気に、「早く学校に行きたいな~!」そう思ってもらえたら嬉しいですね。
 感染者の数が減らない状況が続いており、不安は高まるばかりです。でも貴重な時間は当たり前のように流れています。私たちは「今やれることをやる」という目標をかかげ、時間を見つけては校舎内の片付けをし、今日は職員室の不要な物を除きました。それだけでも気分は一新します。やること、休むこと、と時間を大切に使っていきます。