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2学期が終了

 昨日で2学期が終了しました。8月24日から始まり、子供たちは86日間、学校に通いました。「様々な行事があり、1年間で一番長い2学期」から行事がなくなり、「一番長い」だけが残ってしまった2学期でした。それでも毎日の検温、マスク着用、そして手洗い、密にならない行動と、子供たち自身の頑張りと保護者の皆様の理解と協力のお陰で、校外学習、修学旅行、林間学校、そして懇談会、授業参観と、十分ではなかったかもしれませんが、その時の状況に応じた取組を実施することができました。お子様だけではなく、家族間の体調にも関心を寄せ、「どうしたらよいか?」「念のために休ませる」という内容の電話は多く、感染を拡げないための行動は本当に助かりました。保護者の皆様、本当にお世話になりました。ありがとうございました。
 昨日はそれまでに比べて暖かかったこともあり、もちろん「明日から冬休みだ!」という嬉しさもあり、子供たちの出足は早く、表情もニコニコ顔でした。いつもは8時過ぎ登校の2年男児も、早々と通過、私の顔を見て「今日は早いでしょ!」と目で訴えてきました。「先生、サンタさん、来たよ」そんな声かけをしてきた子も数名いて、「プレゼントは何?」と尋ねると、「○×▲□※…」という私には意味不明なゲーム機器の名前を嬉しそうに返してきました。
 昨日の終業式は各教室と校長室を結んだオンラインで実施。話している際、どこに視線を置いて良いのか、まだまだ慣れませんが、話をした私が教室を回り、姿を見せると、「画面に映っていた先生が来た!」そんな風に驚く子供たちも、慣れるまでにはもうちょいのようです。昨日、子供たちには感染症の影響で今までとは違うことができ、自分のプラスになったこと「読書」を取り上げて話しました。
 読んだ本から学んだことは多いのですが、その中で特に印象に残ったのは「長所も伸ばせば短所も伸びる」という言葉です。長所は「自分の良いところ=好きな部分」、短所は「自分の悪いところ=嫌な部分」です。好きな部分は見せたいし、嫌な部分は見せたくないですよね。よく聞くのは「短所は減らして、長所を伸ばす」ですが、両方とも「伸びる」と言うんです。その本では人間を1本の木に例えていて、美しい花が咲く枝の部分は「見せたい部分」とし、土に中の根っこは「見せたくない部分」としていて、その2つが必ずセットでペアになっているんです。「見せたくない」根っこを切ってしまったら、木は生きていけません。人間も同じで、見せたくない、嫌な部分があることは、ペアで必ず見せたい部分、素晴らしいものがあるということです。「見せたくない自分をしっかりと知って、良いところをどんどん伸ばしていく」そんな考えを学びました。皆さんにもぜひ、忘れないでほしいと思います。2学期最終日の今日は、自分の良いところと悪いところを振り返る日にしてくださいね。
 毎日の授業でも、振り返る場面は大切な時間です。通知票はありませんが、ぜひ振り返る時間を作っていただき、良い点、悪い点を踏まえた上で、良い点を更に伸ばす希望を持たせていただければと思います。
 今日から11日間の冬休みに入ります。「自分の命は自分で守る」ことを子供たちにはお願いしました。感染症の影響が大きい年末年始になりますが、子供たちの意識はそれほど高くないかもしれません。「まあいいか」が大きな事故につながります。交通事故や不審者等による事件、そして子供たちが今、手にしているプレゼントやお年玉を巡るトラブルなど、気をつけたいことは結構あります。ぜひ声かけしていただき、楽しい休みを過ごしてほしいと思います。また感染症に関するお願いもあります。何かあればメールを通じてご連絡ください。